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大人用のフォニックスの本

以前、児童英語講師をしておりましたが、フォニックスについて、一から勉強しなおそうと思っております。松香フォニックスのサイト等でも探してみたのですが、「フォニックス指導の実際」は具体的に指導以前のフォニックスそのものについても詳しく載っているのでしょうか。ぜひお薦めの本を教えてください。これから指導するときにまた生かしたいと思っています。よろしくおねがいします。

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  • taked4700
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回答No.1

フォニックスは実際問題として英米の小学校で教えるものなので、難しい理論ではありません。いちいち、本を参考にする必要はなく、自分で単語を分類してみれば、十分に分かることです。 次に、以前自分が授業で使ったプリントの内容を挙げて起きます。一部、つぎはぎのため内容に重複があります。 なお、ここで取り上げていないことには、 1.黙字、つまり、night のgh など。 2.th など、もともとアルファベットに読み方がない発音を二つのアルファベットを組み合わせて表すこと。 の二つが主で、その他は、単語ごとに覚えるほうが早いです。 1).つづりと発音の関係: つづりを覚えるのは、次のような法則を知っておくととても楽になります。これは、以前、定時制に勤めていた時に作ったものです。 1.文字は2種類ある。一つは母音を表す母音字でA, I, U, E, Oの5文字しかない。もう一つは子音字でアルファベットから(母音字)を除いた残り全部を言う。 2.母音とは、口を自然に開いて、唇とか舌とかのぞを使わずに、自然に出せる音のことを言う。「ア、イ、ウ、エ、オ」のような短い母音と「エィ、アィ、ユゥ、イー、オゥ」のような長い母音の2種類がある。つまり、基本的に、母音字は、それぞれ、これらの短い音と長い音の二通りの発音を、持っている。ここが、ローマ字と英語の文字の読み方の違う点です。 3.子音とは、口の色々な機関、例えば、舌、唇、歯、喉などを使わないと発音できない音のこと。基本的に、子音字が表す子音は、そのアルファベット読みから母音を取り去った残りの子音になる。例えば、f、l、m、n、s、x のアルファベット読みはどれも、 「エ」という母音が共通していて、それぞれの文字のアルファベット読みから 「エ」を取り去り、残った子音がそれぞれの子音字の表す子音となる。だから、基本的に、子音字は一通りの読み方しかない。 4.母音字が二通り、子音字が一通りの発音の仕方があるので、英単語の読み方で困るのは、母音字を短く読むのか長く読むのかの判断である。 5.dog, cat, pet の様に、子音字+母音字+子音字 の並びの時は、母音字を短く発音する。これは、二つの子音字に挟まれて、母音字が圧縮されているとイメージすればいい。母音字1個に対し子音字2個で、1対2で、母音字が負けて圧縮されていると思えばいい。 6.cake, five, codeのように、子音字+母音字+子音字+eの時は、母音字を長く発音する。これは、eが母音字であるため、子音字2個、母音字2個の同数なので、数の上で勝ち負けなしとなり、母音字は圧縮されない。 7.desk, test, pass の様に、子音字+母音字+子音字+子音字のパターンの時は、母音字を短く発音する。これは、子音字が3個に対し、母音字がたったの1個であるので、母音字が子音字に圧縮されて短くなるとイメージする。 8.boat, read, coat の様な子音字+母音字+母音字+子音字のパターンの時は、母音字の一方だけを長く読む。もう一方のほうは読まない。これは、次のように考える。つまり、母音字と子音字の数が同じなので、互いに勢力が等しい。よって、母音字は圧縮されないということ。 9.village, stamp, desk, kick など、子音字が二つ続いた場合は、その前の母音字を短く読む。これは、子音字が二つ続いて、壁になり、前にある母音字を押しつぶしていると言うイメージになる。日本語でHokkaidoと言う時と、hokaidoと言う時ではhoの部分を強く言えるかどうかの違いがある。日本語は高低アクセントだが、英語は強弱アクセントになるので、Hokkaidoのように、子音字二つでためを作り、その前の母音を強く読ませる形が多い。これについては、スポーツ観戦で「日本」を応援する時の言葉でも説明できます。nihonとはほとんど言わずに、 nipponといいますよね。これは、nipponのほうが強く言えるからです。「イ」の音を強く発音するには、nipponと言うしかないわけです。 10.名前動後。つまり、名詞のアクセントは前、動詞のアクセントは後ろ。これは、動詞の過去形などが語尾変化により作られるので、語尾の方を強くはっきり言う必要が生まれ、それと区別するために名詞は前を強く言うようになったため。一番簡単な例が、同じ語が名詞と動詞でアクセントの位置が変わるrecordの例です。ただし、似た単語でreportは名詞動詞ともに後ろにアクセントです。 11.長い単語は、短い単位に分けて、考える。enforcementは、en-force-mentとなる。

dinodinodino
質問者

お礼

大変丁寧に解答して頂いてありがとうございました。えらくお手間を取らせてしまいすいません。書いてくださったようなことが書かれてある本を探していたのです。大変参考になりました。ありがとうございました。読ませていただいて、自分で単語を分類するより私にはやっぱり資料が必要かと思いました(^_^;)。

その他の回答 (1)

  • hijk
  • ベストアンサー率35% (26/74)
回答No.2

子供向けのものしか知りませんが....。 日本のものではやはり松香フォニックス研究所の教材が一番よいと思います。松香フォニックスは色々な教材を出しているので、大きな書店、大都市の紀伊国屋、旭屋など洋書も沢山置いているような書店の、子供英会話教材のコーナー等で、御自分の希望にあった内容のものを確かめて、買われるとよいと思います。実際に音を聞きながら学習したい場合はCDつき(別売もあり)も沢山あります。フォニックスって何?という大人の疑問にも答えてくれるようなものが沢山あったように思います。 洋書でもOxford社など各社フォニックス教材出しています。松香フォニックスと教える順番など少し違うようですが、行き着く先は同じ英語、基本は当然同じです。

dinodinodino
質問者

お礼

ありがとうございます。依然、大手の英語教室で講師をしていたときに研修を受けたのですが、なんだかすっきりせず、ふと、自分で本でも読んでみようと思ったのです。松香の本はやっぱりいいですよね。ありがとうございました。

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