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コンポスト(堆肥)について

堆肥には窒素比が重要だと聞きますが、 それは可溶成分についてのみのことなのでしょうか? それとも、全体についてのことなのでしょうか? 法令で決まっているようなら、教えてください。

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回答No.4

>堆肥には窒素比が CN比のことです。炭素率とも言います。 >C/N比の減少が起こるかもしれません。 必ず減少します。CO2としてCの減少が主要因です。 十分な切り返しをしなければCH4として希散することもあり得ますが。  堆肥化は、微生物による原料の分解のことを指します。ですから、微生物の呼吸(分解)によってCが減少します。その結果、CN比が低下します。  分解するには微生物自体の体(菌体)を合成しなければなりません。菌体のCN比が10程度(種類によって異なりますが)で、原料は概してCN比が高いため、菌体合成過程で相対的に原料中のNが不足します。このため、おっしゃるとおりN分が重要になります。原料にN肥料を添加するとすみやかに堆肥化が進行します。ちなみに、同様の理由でCN比の高い堆肥を土壌に施用すると植物の窒素飢餓が生じます。  また、CN比は全炭素/全窒素で計算します。

その他の回答 (3)

回答No.3

再び#1です。 炭水化物を選択的に分解する微生物が優勢となれば、C/N比の減少が起こるかもしれません。 微生物による発酵促進で、C/N比が低下(炭素が減少)したとしたら、 ・ガス化(CO2またはCH4など) ・水に溶けやすい成分に分解されて流亡 の二つが考えられます。 ただし、堆肥製造過程において、蒸発以外の方法で水分を除去する手法は想定しがたいので、ご質問者のおっしゃる「炭素分が液化して流出」というのは考えにくいです。 例えば具体的な商品の効能書きに、そのように記載されているのでしょうか?

回答No.2

#1です。 繰り返しになりますが、表示されているのは全重量に占める含有量です。 また、堆肥中の窒素は有機物の中に保持されているため、全部が水にすぐ溶けるわけではありません。 土壌中の微生物が分解することにより徐々に土壌中に放出されます。 このうち、微生物の栄養として取り込まれてしまう窒素もあるので、その辺も含めて「肥効」の割合が示されているものです。

miniRH
質問者

補足

補足への回答ありがとうございます。 では、一般に微生物によるコンポスト化によって C/N比が40から20に改善されたとかいうのは、 炭素分が液化して流出したということなのでしょうか。

回答No.1

ご質問の内容は、C/N比(炭素/窒素比)の事だと思います。 C/N比が高い(堆肥中の炭素の割合が高い)ほど、分解に時間がかかるため、肥料としての効果(肥効)を期待しにくく、土壌の物理性向上、微生物フロラ(微生物相)の改善の目的で使われることが多いです。 逆に、C/N比の低い(窒素率の高い)堆肥は土壌中で分解しやすく、成分中の窒素を肥料として期待して使用します。 これらは、いずれも全重量に対する成分量です。 ちなみに法令で決まっているのは、肥料取締法において、「堆肥を特殊肥料として流通させようとする場合に、その主成分を表示しなければならない」という規定であり、個々の成分について何%含んでいなければならない、というものではありません。 なお、この場合の表示も、全重量に対する成分量です。 C/N比と肥効は、堆肥の原料によってだいたい決まっていますから、生産の現場においては、「窒素含量×肥効」を考慮して堆肥の施用量を決めているものと思われます。

miniRH
質問者

補足

丁寧にお答え頂きありがとうございました。 各成分の含有量についての規制はないのですか! では、C/N=13が良いというのは 特に規定されているわけではないのですね。 また、C,Nの含有量は 堆肥全体に含まれる総量であって 水に溶ける可溶成分とは違うのでしょうか?

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