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堆肥化過程の初期段階における無機成分の動態
堆肥化過程初期の無機成分の動態について教えて下さい。通常のバーク堆肥などを作成する際、微生物活動を活発にするために尿素等の無機栄養成分を添加しますが、堆肥化過程の初期段階では、それら無機成分は菌体合成のために有機化されると考えてよろしいのでしょうか。また、それに伴い一時的に無機成分含有量は低下すると考えてよろしいのでしょうか。
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noname#14189
回答No.1
有機肥料について、博士論文をまとめた専門家です。 C/N比の高いバークなどを堆肥化すると、すぐに微生物の繁殖によって無機態窒素が有機化され、一時的ですが無機態窒素ほとんど無くなります(実験室レベルでは、一時的に完全に消失しました)。 微生物の増殖によって、一時的な無機態窒素不足になることを、窒素飢餓と言います。 微生物が増殖しなければ、堆肥化は進行しませんので、あえて無機態窒素肥料もしくは尿素などを添加して堆肥化を行います。
お礼
ありがとうございます。なかなかいい文献が見つからず、確証を持てませんでしたが安心しました。