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品確法の実際のところ
今度、家を購入することになり、施工された品確法を行おうとしているのですが、実際のところ、することに意味があるのでしょうか。 することにより、申請費用が10万、書類作成に10万、さらに、建築工期が伸びる、等のデメリットがあるのですが、それを上回るメリットがあるのでしょうか。 実際にやったことがある方や、建築会社に勤めている方で詳しい情報を教えてもらえますか。 ハウスメーカは、エス・バイ・エルです。住まいは兵庫県です。 宜しくお願いします。 あと,何か情報が必要であれば、ドンドン書いて下さい。
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住宅性能保障等に関する会社設立に関係しておりました ので、判る範囲で。 □ 品確法を作った目的は、大きく分けて二つありまして ○瑕疵担保責任の義務づけ すべての新築住宅の取得契約(請負・売買)で 施工業者に10年間の瑕疵担保責任を義務付ける ことで、不良住宅・欠陥住宅を追放する。 ○性能表示制度の新設 省エネルギー、耐震性能等、分野27項目で評価 基準と評価手法を定めることで、住宅の性能を 相互比較しやすくし、消費者が購入時の判断 材料として利用できるようにする。 の二本柱が出来ています。 □ で、瑕疵担保については、例えば大阪府堺市で問題に なった「欠陥住宅問題」などが減少することが期待 できます。 ※:堺市の欠陥住宅 10数坪の土地を利用した三階建て住宅 の欠陥問題(耐力壁が十分でなかった事 により、家自体がゆがむ、ゆれる) が多発しました。 そして、堺市は異例 ではありますが、市の担当者が、住宅の 建築現場に出向き、申請図通りの施工が なされているかの確認をすることとしま した。 □ で、性能表示についてはちょっと見えにくいメリット かもしれません。 というのも「瑕疵担保で欠陥住宅が排除されるなら 耐震性なんかの評価は不要じゃないか?」って考えも 成立するからなんですね。 でも、実は「家の諸性能を数値で表示しておく」って事は 非常にメリットがあるんです。 例えば、 ○異なるメーカ・異なる間取りの家を、性能の面 からも評価できる。 例えば、耐震性が凄く高い家、断熱性が恐ろしく 高い家、そういう「間取り以外に自分が希望 する家」を、この数値から見いだす事が可能 になってくるんですね。 ○間取りだけでなく、性能からも「この家を買うか どうか」「値頃かどうか」の判断ができる。 高い家だから良いのか、安い家だから悪いのか。 確かに、内装等の「目で見た」部分によって 家屋本来の価格が左右されるのは、ある種 健全なんですが、見えないところも値段に 反映しないと、やっぱり不安じゃないですか? (見てくれだけ良くて、遮音性が悪い家とか) ○中古住宅売買時にメリット 最初に買った家が子供の成長と共に小さく なったから、子供が独立したのでもう少し 小さい家に買い換えよう....。 こういう中古住宅を売る際に、家に通信簿 があるなら、「キチンとした造りの家」という 信頼感が出てきます。 また、中古住宅を購入する際にも、キチンと した性能表示が有る方が安心ですよね? ※:この中古住宅時のメリット云々は「業界 としても、このような数値を元に評価し て適正かつ活性化した中古住宅市場を 創り出すことに協力しなさい」って意味 があるんですね。 □ ですから、これは是非付けられることをお勧めします。
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- giki
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住宅会社に勤務しています。 私のお客様にも悩まれた方がいらっしゃいました。しかし、10万円近くする申請費やその効果を考えた所、止められました。 性能保証は10年間持つ事を義務付けられた住宅会社に対する保険だと捕らえられた方が良いかと思います。10年間は建築を行った会社が保証する事が義務付けられておりますので、お施主様にとって、登録していなかったからといって保証が受けられない事は法的にできません。 なお、建築後2年間は住宅会社が保証して、3年後以降から保証機構が保証するというシステムになっています。実際、住みだして2年間というのが一番不具合が見つかる時期で、その処理をしっかり行っていれば、その後はあまり不具合は見つからないものです。 但し、その住宅会社そのものがつぶれてしまった場合には、会社からの保証はもちろん受けられなくなります。ですから会社がつぶれそうな不安がある場合には効果的かもしれませんね。