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夏のエアコン 冬のエアコン
夏のエアコンの使用が気温を上昇させると言います。(冷たい空気を室内に入れて、熱い空気を室外に排出する) そしたら、逆の関係で冬のエアコン使用は外気温を下げることになるのでしょうか??
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機器単体で見ると質問者様,No1様のおっしゃるとおりです。 しかしながらトータルで見ると冬のエアコンにおいても外気温度を上げることになります。 エアコンの原理は熱の移動による冷暖房です。 例えば10の暖房能力が必要な場合,(COP:成績係数を5とすると) 外気8+電力2→室内10となります。 しかしながら室内の温度が一定でバランスしているとすると,10の熱は建物の壁や換気などから逃げ続けていますから。 外気の熱収支は -8(室内へ持込)+10(室内からの漏れ)=+2 となって2だけ増加します。これは投入された電力のエネルギーと同じです。 投入された電力のエネルギー分だけ外気温度を上げます。 ちなみに室内の熱収支は一定温度で暖房されている場合 10(暖房)-10(熱の漏れ)=±0 となって,室温は一定に保たれます。 これは冷房時も全く同じで, 室内10+電力2→外気12 これも室内から冷気が漏れ(熱が室内へ進入) 収支は-10+12=+2 つまり外気の温度上昇は投入された電力のエネルギー分だけです。
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- dahho
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熱の移動と発生は皆さんのおっしゃる通りと思いますが、冬のエアコン使用が問題視されないのは量の違いではないでしょうか。 室内にはエアコン以外にも人間、テレビ、パソコンなど熱の発生源がたくさんあります。 夏のエアコンはそれらの熱が、すべてエアコンの室外機から出されます。 逆に、冬のエアコンの場合には発生した熱の分だけエアコンが働く量が少なくなります。 室内で発生した熱の全部がエアコンのせいにされているのだと思います。
- japonicus
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エアコン内部のガスを圧縮すると発熱します。この熱を暖房用に利用するので、圧縮ガス自体の温度は下がります。ぬるくなった圧縮ガスの圧力を開放してガスを膨張させると、ガスはもとの温度よりも冷たくなります。 本当はもっと緻密な仕組みで動いていますが、原理的にはそういう仕組みです。暖房運転時には、圧縮が解けて冷えたガスにより室外機からは冷風が出ています。 蛇足ですが、もし室外機と室内機を同じ室内に設置すれば、冷房していても暖房していても部屋の温度は上がります。室外機と室内機の温度は、プラスマイナスゼロにならないのです。これは、モーターなどの機械部分から発生する熱などがあるためです。 エアコンを買う金の無い貧乏学生が、夏に部屋を冷やそうと思って冷蔵庫の扉を開けっ放しにした。 という笑い話があります。 その結果、部屋の温度は上がります。冷蔵庫が内部を冷やすマイナス分よりも、機械部分から発生するプラス分の方が大きいからです。
- shinkun0114
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その通りです。 暖房と冷房では、室内機と室外機の機能が逆になります。 冷房時は、室内の熱を圧縮して室外に放出し、 暖房時は、室外の熱を圧縮して室内に取り入れます。 このような働きをヒートポンプといい、片方では 熱を発し、もう片方では熱が吸収されます。 エアコンの暖房運転時に、霜取り機能が働いて 暖房運転が停止することがありますが、これは室外機 の温度が下がりすぎて、室外機に霜が付いてしまうため です。