PI3Kに関する論文について
現在、PI3Kについて勉強しており、
「The p110β isoform of phosphoinositide 3-kinase signals downstream of G protein-coupled receptors and is functionally redundant with p110γ」
という論文を読んでいます。
この論文では、p110βの機能について調べるために、p110βの活性を左右するキナーゼドメインであるエキソン21,22をloxpで挟むことによって除去し、それを用いてp110βΔ21,22/Δ21,22マウスが作られていると思うのですが、その過程がいまいち理解できません。私はノックアウトマウスを作るように作られているのかなと思うのですが・・・。
p110βΔ21,22/floxマウスがどのようにできたのかよくわからなくて。
これはloxp配列が導入されたp110β alleleを持つクローンから作られたキメラマウスと正常マウスを交雑受精させて、そこからp110βΔ21,22/floxマウスができ、それをさらに交雑受精させることでp110βΔ21,22/Δ21,22マウスとp110βflox/floxマウスを得たということなのでしょうか?
loxpが導入されたエキソン21,22の欠損がCreリコンビナーゼを発現できるトランスジェニックマウスとp110βflox/floxマウスの受精によってできるという文章の意味もよく分かりません・・・。この文章と上のマウスを作る方法とは別物ですか?
もし教えていただければ嬉しいです。
ちなみにこれらはsupporting informationのfig.s1の説明に書かれていることです。
よろしくお願いします。
本文
http://www.pubmedcentral.nih.gov/picrender.fcgi?artid=2448830&blobtype=pdf
supporting infomation
http://www.pnas.org/content/suppl/2008/06/10/0707761105.DCSupplemental/0707761105SI.pdf
補足
回答いただきありがとうございます。 PubMedでの検索はしたのですが、知りたいのは、 むしろ、純粋に免疫機能におけるマウスとヒトとの違い だったのです。質問のしかたが悪かったかも知れません。 申し訳ありません