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プロバイダーのブラックリスト事業者間交換
来年3月1日以降、携帯電話会社では別の事業者を渡り歩いて迷惑メール等送信行為を繰り返すことを未然に防ぐため「迷惑メールブラックリスト事業者間交換」というものを行うそうです。増え続ける迷惑メール阻止のためにはかなり有効な方法だと思います。 ところで、インターネットのプロバイダー間では上記のような交換をなぜ行わないのでしょうか? インターネットでは迷惑メールの他にも不正アクセス、ポートスキャン等多数行われています。時間をかけて発信元を確認し、発信元のプロバイダーへ苦情を言って発信を確認してもらっても、発信者の利用プロバイダーが謝罪するだけでそれ以上の相手の情報(氏名、住所等)は個人情報とかで教えてもらえません。 プロバイダー側は発信元に注意なり警告はしてくれますが、利用停止等の厳しい処置をしているのでしょうか? 過去に「発信元のユーザーは今回は故意ではないといっているので警告にとどめます」と言われたことがありますが、そのユーザーが「故意でない」また「それ以後は絶対には行わない」とプロバイダーが保証してくれるわけでもなく、最悪利用停止に追い込まれても、故意で行っていた場合、他のプロバイダーを利用するのは目に見えています。 利用停止になった者、あるいは他人から苦情が寄せられた者の個人情報のデーターは各プロバイダーでしかわからないのが現状です。インターネットの場合は海外のプロバイダー利用のケースもあり国内だけでは100%は不可能かもしれませんが、ブラックリストを交換し悪質な者は少なくとも国内ではどのプロバイダーとも契約出来ないようにすれば現状よりは迷惑メール、不正アクセス、ポートスキャンはかなり現象すると思います。 携帯電話会社では行われようとしていることがなぜインターネットのプロバイダー業者間では出来ないのでしょうか? あるいは、すでに行われているのでしょうか?
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既にNo.1、2の方が殆どのところを押さえておられますで私が経験したことを書きますと、10を越す独立したMLを利用して一斉連絡網を構築しておりますが、各MLの責任者のレベルが違い平時のウイルス、SPAMに対する啓蒙度が異なり度々ウイルスが発生しておりました。現在は安定して来ており散発する程度です。 お尋ねの各プロバイダーは何かしているのでしょうか?と言うことに関してですが、初期の頃はヘッダー解析を行い該当するプロバイダーへ連絡して対応してもらってました。 大体次の様なパターンがあるようです。(あくまでも私の経験した範囲ですが・・・) 1.連絡して直ぐ返事が来る場合。 2.数日から1週間以内に返事が来る場合。 現在プロバイダーにはこの手の報告を受けた場合は、対応する様に監督官庁から指示が出ているようです。何かしらの返事は来ます。 しかしその返事の殆どが、今回は故意では無いので・・・・・と言う返事です。 逆に関係者しかいないMLですので、実際にプロバイダーより連絡を受けた場合の相談も受けた事があります。 この場合もプロバイダーで対応が異なりますが、一番動いてくれた所は 電話で「お宅のPCからウイルスが出ています!ウイルス対策はして在りますか?作業できますか?」出来ないと答えると「今直ぐPCから電話線を抜いてください。近日中出来るだけ早く担当者を行かせるのでそれまでは絶対に電話線を繋がないで下さい!」と言ってくれた所。 その次に対応してくれたところは メールで「お宅のPCはウイルスが侵入しています。次の方法で作業して下さい」と言ってくれる所。 しかし悲しいかなメールで受け取った方は初心者で、何を書いてあり、どの様に作業したらよいかわからないという状況が現実です。 各プロバイダーは程度の差は在るにしろ動いてくれています。 動いた結果を実際に見ていますのでそれは確かです。 しかし他の方も言われいるようにそれを上回るウイルス対策に無関心な初心者と読んで良いのか判りませんが(このサイトで今まで何年間間か対策を何もしていなかったけど感染しなかった。でもこのサイトを見てやっぱり必要ですかと言う質問を出してくる人達がいます。数年もネットを利用していて初心者は無いと思いますが)、多くの無関心ユーザーがいる事も現実です。 長く成りましたが、プロバイダーは対応してくれています。駆除対策願いメールを送りましょう!!
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- system_down
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法律などの観点からは1の方が述べていますので、技術的な切り口から。 一言で言えば、もはや現在、PCに対して迷惑メールや不正アクセスを行っているのは、ほとんどがウイルスだからです。 ここ2,3年で顕著ですが、携帯電話と違ってPCでは、spamの大部分はウイルス感染によって送信されている物と言われています。 特に最近規模を増しているのがボットネットとかゾンビPCと呼ばれるもので、まさにspamやDoS攻撃・不正アクセスを行うためだけに作られたウイルスに感染したPCが、広大なネットワークを築いています。 (現在のspamの60%近くは、このゾンビPCを利用したボットネットで送られているという統計もあります。 http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2005/10/sa_dirtydozoct05.html) このような状態で、おっしゃるような利用規制をしても意味がありません。実際、最近は迷惑メールを振りまいているスパマーを追っていっても、ウイルスに感染した無知なユーザだった、ということばかりです。 この「教えて! goo」の「ウイルス対策」のカテゴリを見れば分かりますが、ろくにウイルス対策もせずにネットにPCを繋いで、案の定ウイルスに感染する人は毎日のように山ほどいます。彼らが現在、主な迷惑メール送信者であり、主な不正アクセス者なわけです。 彼らを全員利用停止にするのは無理ですし、そもそも彼らはただの(無知な)一般人ですので問題もあるでしょう。 そのため、各ISPやベンダーは地味ながらも、ウイルス対策知識の啓蒙やOP25Bなどの根本解決を目指しているのです (参考URLは、ボットネットについです)
お礼
技術的な面からの専門的ご意見大変ありがとうございます。 確かに大部分の迷惑メール、不正アクセスは対策をしていない無知なユーザーからだとは思いますが、1度ならずも2度、3度と苦情を言われるユーザーはもはや「無知」ではなく明らかに過失があると思います。 そのようなユーザーはもはや故意で行っているも同然で、当然ブラックリストにのせて一定回数以上で即刻利用停止にすべきではないでしょうか? いくら無知であっても通常であれば初回の警告で何らかの対策を講ずると思いますし、また無知が原因で引き起こした事でも結果は故意でおこなったと同じだからです。 大勢のユーザーがそれによって利用停止になってもやむをえないのではないでしょうか?この問題はインターネットユーザーが爆発的に増えた事に起因すると思います。最低限の知識、ウィルス対策をしていない者は接続すべきでないと思いますがどうでしょう?
- anmochi
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残念ながらこのような状況における法律はまだ制定されていないのだね。不正アクセス禁止法だけでは全くの不足だ。 なので、現行では情報を交換しあいたいプロバイダ同士がそれぞれポリシーを制定して全会員に通達しなければならない。これはプロバイダの立場から見ると、正しい使い方をしている人たち、特に初心者の人たちに余計な不安を煽る行為とも言えるよね。 さらに、ブラックリストの基準、リストから抹消するまでの期限がてんでばらばらだとあまり役に立たない。星の数ほどある日本のプロバイダ同士で、しかも誰からもお金が出るわけでもなく、こんな協調動作をするなんて事はなかなか難しい。プロバイダはそのほとんどが一般第二種情報通信事業者であり、一般企業(営利組織)なので、契約してもらってナンボなんだからという面もある。 法律ができればそれで急に良くなるという訳ではないけど、プロバイダ責任制限法の範囲が広がって、不正アクセス禁止法との連携がうまく取れるようになったらもう少しマシな状況になるかも知れない。 つまり、 > 携帯電話会社では行われようとしていることが > なぜインターネットのプロバイダー業者間では出来ないのでしょうか? 結局これは各プロバイダ(企業)にとって全くうまみのない話なんだよ。少なくとも現時点では。残念ながらこれが現実です。
お礼
ご意見ありがとうございます。 法律はまだ制定されていませんが、プロバイダーの利用者規程で出来る事もありますよね。大部分のプロバイダーの利用者規程には「不正アクセス等を行って第三者から苦情が出た者は利用停止措置にする」と書いてあります。 でも、実際どれくらいの人が利用停止になっているのでしょうね。 おっしゃる通りプロバイダーも民間企業ですから契約してもらってナンボ。 しかしそれならば携帯電話会社事業社でも同様ですよね。それに金融業界には「全国信用保証協会」(だったと思います)があってここでもいわゆるブラックリストの交換のようなことは行われていると思います。いくらうまみのない事でもその業界でないとできないことには積極的に取り組んで欲しいですね。
お礼
実経験に基づくご意見ありがとうございました。 私がプロバイダーへ苦情を言った時に返ってきた回答も「今回は故意ではないから」というものでした。 でも明らかに2度、3度と繰り返していた者がいたことも確かです。 NO.1の方がおっしゃっているようにプロバイダーも民間企業であるが故利益追求は当然の事ですが、反面厳しい事を言って契約者が減っていくよりはと厳しく注意警告する事に及び腰になっているような感じもします。 現在は注意、警告だけでしかも「故意でない」と言えば利用停止に追い込まれる事もなく迷惑メール、不正アクセスを行っているものには何の痛みも伴わないのが現状です。 プロバイダーが利用者規程に一言「苦情があって、その事実を確認出来た者は罰金5千円」等、痛みを伴う規定を設けて下さるだけでもずいぶん違うと思います。法律の制定がなければ出来ない事もありますが携帯事業者を参考にして積極的に取り組んで欲しいと思いました。