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デザインのおけるコミュニケーションの工夫とは?
いつもお世話になっています。現在某美術大学で グラフィックデザインを学んでいます。大手広告代理店の 就職説明会にて、ADの方が、「コミュニケーションの工夫ができる人を求めている」「自分の表現の特徴、客観的に見て自分の作品群が他の人の作品群と著しく違うところは何か?を人に分かりやすく伝える事が出来るか」がキーポイントになるとアドバイスを受けました。 …ものすごく考えました。とても難しい問いかけです。 まず、自分自身に自分の作品の特徴という特徴がないというのが 今までの作品です。私は学校の課題=クライアントからの依頼と いつも考え、そのたびにカメレオンのようにイラストや色など 作風を相手(課題)によって変えて来ました。その度変化しているため特徴がないです。「自分の作風はこうです!」というのがありません… また、コミュニケーションの工夫というのはぼんやりと見えるのですが、ハッキリつかめないでいます。 できればいずれ広告代理店に就職したいと思っています。 一流会社ということももちろんありますが、話を聞いていてデザインをする上での環境は本当に魅力的でした。 さすが狭き門なだけあるな…という感想です。難しい問いかけに 考えても考えても答えがでません。学内選考はもうすぐに迫っているのですが、考えても考えても分からず煮詰まってしまったので 少しでも背中を押していただけるようなアドバイスをもらえたらと思い質問させていただきました。甘い考えなのですが…よろしければ回答お願いします。 (明日からPCを修理に出すのでしばらくお返事がかけないと思うのですが、戻り次第必ずお返事書きます。)
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私はどちらかというと発注サイドの人間なので技術的な事は判りません。 ただ、ADの方の発言には2つの内容が含まれているように思います。 1、自分のデザインがクライアントの要求をどう満たしているかを説明できる能力。 2、クライアントの要求を満たした上で、さらにクライアントが思ってもいなかったプラスアルファを打ち出せる能力。 プロである以上1は当然と言えば当然ですが、問題は2です。 素人は当然プロに対して素人以上のものを要求するわけですから、素人であるクライアントが予想できていた程度の提示ではダメだよ、ということですね。 また、コミュニケーションは一方通行ではありませんから、相手の要望を具体的な形として引き出す話力も必要でしょう。 他の人との違い、というのがデザイン全体に必要だとは思いません。私はいつもこういう部分にこだわりを持ってます、という程度でもいいのでは?
- kalimantan
- ベストアンサー率32% (140/434)
私は、そのADの意見については、あまり真剣に考え過ぎなくてもいいかと思います。 >「コミュニケーションの工夫」 極めて曖昧な表現だと思います。 問答じゃあるまいし、学生相手にはもう少し噛み砕いた表現で伝えるべきだと思いますけど。 単に広告としての機能を果たすだけのクリエイティブなら、並のクリエイターでも充分ワークします。 得意先の要望に沿った「答え」としてのクリエイティブは、作り方の手順さえ踏めばそれ程難しいことではありません。 しかし、これから天下の大手代理店に入社するクリエイターなら、広告表現の「先」を見る態勢をとるべき…というようなことを、恐らくそのADは伝えたかったに違いありません。 恐らくその代理店は、広告のクリエイティブをただ単に得意先消費者とを結ぶツールで終わらせることなく、広告表現に対し、新たな価値を創出できるクリエイターの出現を臨んでいるのではないかと思われます。 既出の回答にプラス、このような見方もあるということを頭の片隅にでも置いていただければ幸いと思います。
- jakarta
- ベストアンサー率38% (607/1597)
ADの方の意見は掘り下げるとすごく難しく奥深いことにとれますが、シンプルに受け取っていいように思います。 一般的なデザインの目的としては情報をターゲットに「伝える」こと、次に「よりよく伝える」こと、そして「意味や価値を生むこと」。 見せる側と見る側の間にメディア(媒体)があってデザインによって情報が加工・調整されてコミュニケーションがなされていると考えてみて下さい。すなわちコミュニケーションがとれているというのは、情報が同じ価値観で共有されているという状態です。 「コミュニケーションの工夫」とはデザイン案もそうですが、プレゼンの仕方も含めてどのように意図が伝わるように工夫するか、「他の人の作品群と著しく違うところ」というのはその方向性や価値付け、切り口などとしてみてご自分なりに考えてみられてはどうでしょうか。 個人的な意見として「自分の作風」は一つのウリとして持てればよいと思いますが、その前提に存在する「自分なりの発想(意見)で伝える(表現する)」ということの方がはるかに重要で、情報を伝えたいというクライアントの情に報いることがデザイナーの仕事であると思います。
広告代理店のマーケッターです。 件のADの方の真意は計りかねますが > 私は学校の課題=クライアントからの依頼といつも考え > そのたびにカメレオンのようにイラストや色など作風を > 相手(課題)によって変えて来ました。 に関して、少々思うところがあるので以下に述べさせて下さい。 rittgrafさんの制作態度は必ずしも間違ってはいないと思いますし クライアントと密に相談しながら進めるような業務の場合 融通の利かない強情な(作風の)クリエイターとやっていくのは結構シンドイ。 とはいえ、例えばコンペティション(競合案件)のような一発勝負の場合 つまり「今度の●●(商品名や企業名を入れて下さい)のコンペ、クリエイティブは誰で行こうか?」 なんていう時は「得意技」「必殺技」を持っているクリエイターが強かったりすることある、というか 企画がハマった時は「強い」んですよね。 以下は私の担当するクライアントに固有の現象なのか 一般的な傾向なのかは分かりませんが 最近、課題がハッキリしないオリエンテーションが非常に多い。 例えば ●モデルチェンジ・イヤーが来たから新しくしましたというような商品 (現行商品のネガは見事に解消している=欠点はないが新しさのない商品) ●主に海外向けに開発したような商品 (これは日本では売れないよ、というような商品) なんかだと、オリエンテーションも ●売りにくい商品なので、とにかく話題をつくってください。 といった非常に曖昧な課題になりがちです。 そうなると社内では ●話題になる広告をつくれといわれても コミュニケーションターゲットやターゲットの特徴が分からないと 考えようがない といった論調が強くなり、主にまずマーケッターが 厳しい立場に追い込まれます。 とはいえマーケッターとしての立場から言わせてもらいますと ●マーケットのない商品なのでターゲットの設定もしようがない みたいなことになっちゃって・・・ こうなると、マーケッターとかクリエイターとか営業といった職種は関係なくて それぞれが商業コミュニケーションのプロフェッショナルとして どれだけ問題意識や自己テーマみたいなものを持っているか? といったことが大事になってくるんですよね。 要するに ●何でもイイから、面白いと思う案を持ってきて下さい。 一番面白いと思った案を採用します。 なんて課題のときは > 「コミュニケーションの工夫ができる」 > 「自分の表現の特徴、客観的に見て自分の作品群が他の人の作品群と > 著しく違うところは何か?を伝える事が出来る」 といった「自分のやりたいコトの確信がつかめている」人が 確かに強いと思うんです。 > その度変化しているため特徴がないです。 っていうのは、下手すると「器用貧乏」に見えるかも知れません。
- nakata-san
- ベストアンサー率24% (21/85)
「コミュニケーションの工夫ができる人を求めている」「自分の表現の特徴、客観的に見て自分の作品群が他の人の作品群と著しく違うところは何か?を人に分かりやすく伝える事が出来るか」 ずいぶん難しい事聞くんですね… 「コミュニケーションの工夫ができる人を求めている」これに関してはアンビエント・アドや屋外広告が05年はちょっとしたバブルなので、従来のように4媒体中心の広告作りから離れて、広告のコミュニケーション立体的に考えられる人が必用だよって事だと思います。アンビエント・アドは耳慣れない言葉ですけど広告批評の05年の4月号に詳しく載っているので参考にしてください。 「自分の表現の特徴、客観的に見て自分の作品群が他の人の作品群と著しく違うところは何か?を人に分かりやすく伝える事が出来るか」 こっちが難しいよね…#1さんの回答も模範解答だと思います。広告代理店のクリエーターが作風があるなんて、むしろおかしいと、僕も感じます。だから何を聞かれているのかよく分からない。 そこで、その場逃れとして僕だったらこう答えるかな… 「ぼくの作品の独自性は、アイディアの出発点がコトバから発想している所です」なんて答えちゃうかな… 上記の答えをする理由は、簡単に言えば、広告の表現は、広告コンセプト(what to say)をできるだけ印象的にターゲットに届けるための手段だと考えるからです。 だからコトバ=広告コンセプトと言う事で、広告コンセプトを探すこだわりが僕の作品の特徴です。とか言っちゃうね… これだと自分の作品それぞれに、広告コンセプトをつけとけばもっともらしく聞こえるからね! 参考になれば幸いです!がんばってね。
- osaji-h
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現職のコピーライターです。 ご質問の中に回答がもう出ているじゃありませんか。 rittgrafさんのデザインの特徴は「特徴がない」という点です。 ちゃんと言えば一定の手法にとらわれず、与えられた課題に合った方法をその都度考え対応できるということです。 おそらく学生の方だと通常、作品でも自分の作りたいものを優先するはずなので、似通った傾向のデザインをしていると思います。 そうした学生が多い中、様々な作風や手法を持っているということは、それ自体が逆に個性だといえます。 そしてそれは、言い換えれば課題に応じたコミュニケーションの工夫ができていることの証明でもあります。 このような手法の多様さ、クライアントに応じたフレキシブルな対応が個性となったのが、元・博報堂の有名AD、大貫卓也さんですね。 実際の採用担当者がどう考えるかはわかりませんが。 私からすれば、rittgrafさんのような方こそ採用したいと思います。 本当の仕事では、実に多彩なクライアント、多彩な課題に対応しなければなりません。 凝り固まった個性だけではうまくいかなくなるときが必ずやって来ます。 そのような時、rittgrafさんのようにいろいろな考え方ができる人材なら、コミュニケーションの新たな突破口をきっと見つけられるでしょう。 ・・・実は、自分の個性だけで何とかしようとするデザイナーやADって、仕事しにくいんですよね。 こっちの意見を聞かずに自分の考えだけ押しつけようとするし。 広告の企画制作はデザインだけで成り立つものではない、チームワークです。 自分の作風だけにこだわらず他人のアイデアをうまく活用でき、なおかつそれに応じて自分のアイデアを出せる、そういう人こそ広告デザインに向いているはずです。 大事なのは「個性がないのが個性」「特徴がないのが特徴」ということを、自信を持って論理的に言えることだと思います。 この文章の2段落め最初のほうのように伝えればいいでしょう。 (ご質問にある「私は学校の…によって変えて来ました」の言い方もいいですね。特に“カメレオンのように”の箇所が) また作品を見せるときなど、その作品ではどんな点に留意しどのような工夫をしたかきちんと説明できるよう、前もって考えておくとよいでしょう。 ぜひプロのデザイナーになって、いつか一緒に仕事しましょうね。