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問題集の選び方と勉強方法
- 美大受験生のための問題集の選び方や勉強方法についての疑問や悩みを相談しています。
- 美大受験生に適した問題集の選び方や勉強方法についてアドバイスを求めています。
- 美大受験に向けて、自分に合った問題集の選び方や勉強方法を知りたいという質問です。
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質問者が選んだベストアンサー
大学受験生に小論文と現代文を教えた経験はあります。その中で美大に進学した人もいますが、それ専用の問題集を知りませんので、回答に対する自信はありません。あくまでもアドバイスです。 質問者様もお書きにになっているとおり、高2の冬に赤本を解くのは早すぎます。高3の夏でいいでしょう。志望校の過去問に客観選択問題が主題されているのなら、センター用問題集は役には立ちます。でもやるとしても、高3の春でいいでしょう。 小論文を書くためには知識が必要です。漢字が書けなければ小論文が書けないように、知識がなければ小論文は書けません。もし実技の試験があるのなら、そちらにウエイトを置くようでしょう。 ですから余り時間が割けません。コンパクトにまとまって、この冬休みに一通り読めるものを紹介します。 『小論文キーワードファイル』(第一学習社) 新書版で257ページですので、半日あればざっと読めてしまいます。書店に置いてないようでしたら、学校の先生に聞いてみましょう。 さらに余裕があれば、 『読むだけ小論文』(学研・大学受験ポケットシリーズ)は必読書なので、読んでおいて損はありません。これでけで基礎知識は十分と言っていいでしょう。 この後、少なくとも、自分の受験する学校の傾向に似ている新書や文庫を二冊読みましょう。 芸術系の小論文のテーマを挙げているものは色々ありますが、 樋口裕一『推薦・AO入試小論文』(栄光)には、 次のようなテーマが取り上げられています。 1.「競技スポーツと趣味のスポーツ」 これを「プロの美術と趣味の美術」とすれば、美大受験対策になります。 2.「ひとり」 自由作文で、600字以内ですが、考えさせるテーマです。 3.「演劇の社会的意義」 これも1と同じに「美術の社会的意義」とすれば、美大受験対策になります。 各テーマに解説・模範解答・知識を増やそうがついているので、<それを見ながら>美術に置き換えて試しに書いてみてはどうでしょうか。もちろん美大の入試問題を解説解答した問題集があれば、<それを見ながら>書いてみても構いません。 極端に言えば、模範解答を、少なくとも2つは全文書きとりしてみると、小論文を書くコツが分かってきます。その後は、同じ文章を何も見ないで書いてみるのです。少しぐらい違っていても構いません。 後は、田村秀行『やさしく語る小論文』や『やさしく語る現代文』(代々木ライブラリー)が、基礎中の基礎から話し言葉を使ったりして、分かりやすく書かれているので、おすすめです。 英語も教えた経験がありますが、単語は、『速読英単語(1)必修編』(Z-KAI)を覚えておけば十分です。入試必須の1500語ありますから、一日10単語覚えればカンペキです。(2)上級編は不必要です。 蛇足になりますが、私の友人も芸術学部を受けましたが、学科で落とされ、第一志望校には行けませんでした。実技とのバランスを考えながら、学科も勉強されてることがポイントになります。 以上お役に立てれば、幸いです。
お礼
樋口裕一氏の小論文の本は私が求めてる小論文本に近い様な気がします。 問題提議の置き換えのアイディア、良い方法ですね。 小論問題集を購入したら、その方法を試したいと思います。 すごい丁寧にアドバイスしてくださってありがとうございました!