- ベストアンサー
融解点について
こんにちは。 論文のため、参考として記載する物質の融解点を知りたいと思い、相談させて頂きました。 その物質名は、dianisalacetone(Cが19個、Hが18個、Oが3個), dimethyl 2,6-bis(p-methoxyphenyl)-4-oxocyclohexane-1,1-dicarboxylate(Cが24個、Hが26個、Oが7個),と ethylene ketal(Cが26個、Hが30個、Oが8個)の3つです。 図書館にある有機物の辞書や、ヤフーなどで調べたのですが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。もしかしたら、違う名称で記載されているのかもしれません。 上記の物質の融解点をご存知でなくても、複雑な有機物の融解点を調べるのに良いサイトをご存知の方、教えていただければ幸いです。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
3番目の化合物は2番目の化合物の誘導体だと想像します。 だとすれば、4-oxoの部分が、ethylene ketal(正しくはethylene acetal)になっているものですね。 単純に命名するならば、4-oxoの部分を4,4-ethylenedioxyとすれば良いと思います。 本当は、スピロ環化合物として命名するのが正しいのかもしれませんが・・・
その他の回答 (3)
No.3です。 SciFinderやChemicalAbstracts(CAS)はライセンスのこともあり、調べた結果をここで示して良いものかどうか躊躇しますので、ご容赦下さい。 ただ、一般論として、それらの化合物が新規化合物である可能性は高いと思います。 新規化合物の場合や、文献が見あたらない場合には、論文には実際に測定した融点のデータを記載し、それ以外のスペクトルデータ等(NMR,IR,MS,元素分析etc)を記載しておけば十分だと思います。
お礼
こんにちは。 なるほど~、ライセンスの関係がありましたね。「SciFinderで得た情報を引用しても構いませんが、その際出展を明記してください」とHPにあったので、構わないと思ってしまいました。 でも、正規の論文でなくWeb上では問題が出てくる可能性がありますね。浅慮でした。申し訳ありません。 ご指摘のとおり、これらは新しい化合物です。私が融解点を見つけることができないように、ボスはこの化合物を私に割り当てたようです・・・(ほかのメンバー全員はインターネットで検索できるものですから)。 自分で生成した化合物の純度を測るため(ボスのオーダー)、何とか値を得たかったのですが・・・。 締め切りまであと10日あるので、もう少しがんばって見て、IRなども結果もつけて提出してみます。 本当にありがとうございました。
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
基本的には SciFinder かなんかで構造検索をかけて CAS から探していくのが確実でしょう.構造が複雑になると名前のつけかたも何種類も出てくるので,やはり構造検索が一番. 簡単な分子なら Google でもある程度は見つかりますが... dianisalacetone mp128-129℃ http://www.orgsyn.org/orgsyn/orgsyn/prepContent.asp?prep=CV1P0077 2番目の物質は Google ではだめなようなので,素直に CAS を当たる. 3番目の物質は,物質名が不正確というか,特定の分子をささないので調べようがありません.
お礼
教えてくださって、ありがとうございます。 大変助かりました。 3番目の物質は、名前がまだわからないのです(^^ 反応式からこの有機物が合成されるのは確かなのですが、図を見せて化学に詳しい方に聞いてみないと(汗) 2番目の物質は、早速CASで調べてみたいと思います。
ある程度複雑な化合物の物性を辞書やyahooなどで調べるのは無理なことが多いです。 普通は、Chemical AbstractsやSciFinderを調べることになると思います。いずれもかなり高価です。 Chemical Abstractsに関しては、冊子体が大学や研究所の図書館にあるかも知れませんし、オンライン検索が出来るようになっているかもしれません。冊子体を調べるのは相当の労力を要します。 SciFinderはオンラインのみだと思います。 当然、新規化合物であれば記載されていませんし、古すぎてサポートされていない場合もあります。 ちなみに、dianisalacetoneについてはGoogle検索なら出てきます。Organic Syntheses, Coll. Vol. 1, p.77 (1941)のNoteに書かれています。mp128-129℃だそうです。
お礼
お返事、ありがとうございました。 早速教えてくださったSciFinderで調べてみたいと思います。
補足
名前を教えてくださってありがとうございます! 説明不足な私の文にもかかわらず、すごいです!! 仰る通り3番目の物質は、2番目の化合物とethylene glycolを触媒のプロトンで派生されるものです。突き出ているケトン?(二重結合で繋がっているO)がH2Oを出して、ethylene glycolによって環状に置換された化合物が3番目のものなのです。 ちなみに、1番目のdianisalacetoneとdimethylmalonateをNaOMeで反応させたのもが、2番目の化合物です。 ところで、大変恐縮なのですが、もし以下の化合物の融解点をご存知であれば教えていただけないでしょうか。 No.2の方に教えていただいたSciFinderは会社や大学ごとで、個人では契約できないのですね~。(泣)私の所属は化学ではないため契約しておらず、調べられなかったのです・・・。 どうぞよろしくお願いします。