- ベストアンサー
蛇口型中空糸膜浄水器の取付け結果について
現在飲料炊事用に水道水を、それ以外には浅井戸水を使用中です。蛇口型中空糸膜浄水器が普及してきたので浅井戸水に適用し飲料炊事用にも使用することを考慮中です。蛇口型中空糸膜浄水器を取付けされた方に質問です(特に井戸水・湧き水に利用された方)。(Q1) 0.1ミクロンの中空糸膜で、原虫、大腸菌などの一般細菌を除去できるとされているのですが、特に問題はないですか? (Q2) また、逆浸透膜ほどではないと思いますが、水圧低下は相当ありますか?
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
通常の水道水圧は、200kPa程度です。浅井戸のポンプも同じくらいではないでしょうか。 0.1ミクロンの中空糸膜による圧力低下は、膜の種類や流す水の量にもよるので一概には言えませんが、10~50kPa程度だと思います。(目詰まりするともっと大きくなります。) 浅井戸なので、大雨が降ったときなどは、濁質が結構出てくると思います。目詰まりは水道水よりずっと早いと思ってください。家庭用浄水器は、全量ろ過方式(つまり易い)ですし、逆洗機能がついているものも気休め程度と思われるので、あまりコストパフォーマンスは良くないと思います。 Q1について。 確かに原虫や大腸菌などはあらかた取れます。一方、ウイルスはほとんど除去できません。もちろん重金属類は全く取れません。農薬なども除去できません。 蛇口型の浄水器には、活性炭が付いているものもありますが、全幅の信頼は置けません。特に、長く使いつづけると、吸着能が低下しますから。 また数十万円もするような浄水器もありますが、鉱石フィルター等、水の安全性とは関係のない機能が多いので、これもどうかと。 飲料用に使おうとするなら、本来行うべき水質検査項目は最大50項目に及び、検査費用も数十万円します。 その点を考えると、水道水の方がずっと安いし安心です。
その他の回答 (3)
- h2o2
- ベストアンサー率55% (35/63)
NO.1です。 0.1ミクロンとは理科実験に使うろ紙やコーヒーのフィルタ-と同じ位の抵抗となります。浄水器だと3分の1位になると思います。(蛇口取り付けタイプだと実用性を考えてノーリークでは無いはずです。)工業用の様に細菌類を完全に除去する場合は10分の1以下になると単純に考えて下さい。(処理水量を確保するにはメンブレンの本数を並列に増やします。)浄水器選定には必要処理能力(L/分)に応じた機種(サイズ)を選ぶ事になります。後、中空糸膜は本来、引き込みタイプのポンプで吸引します。(掃除機のハボキみたいな状態。)加圧式ポンプでは逆の使用になります。予想ではポンプの圧力スイッチが直に入るので二股コネクターで半分井戸に戻す様にして圧力を逃がさないとだめです。実質ポンプ出力の10%以下が妥当な処理量だと思います。
- h2o2
- ベストアンサー率55% (35/63)
NO.1です。 Q2を省略してしまいすみません。 膜について知識がある様な方なので、中空糸系の構造上の利点からです。水圧低下とは移送ポンプの送圧の低下の事ですが、水処理設備の場合は処理水槽を設けて常時タンクに膜を通した処理水を貯めておき、自重圧(タンクの下にバルブを付ける)か別のポンプで汲み上げて水圧を確保します。今回の場合、井戸の汲み上げポンプの蛇口に直接浄水器を取り付ける様ですが、負荷によりポンプが壊れる(焼ける)可能性が大です。水圧低下は浸透速度が遅いと流量が低下する事により起こります。中空糸系は糸状の外部が膜表面となるので表面積を多くとれ、メンブレン内に本数を多く取る事により浸透できる面積を調整できます。故に従来の膜(スポンジみたいなもの)より小さくて能力が良いとされます。後、逆洗浄効果も良いなどです。但し水道水の様に浮遊物質などの大きな不純物を除去しておかないと直に目詰まりを起こします。取り付け初期に浸透量が多くても時間と共に目詰まりにより半分位になります。最初に大きめのサイズを選定しなければだめです。中空糸膜は従来膜よりも能力は上昇しておりますが、価格が高価なのと、大きさをコンパクトにまとめると、従来商品と大差が無いです。工業用の基準では必要量(m3/日)によりメンブレン(カートリッジ)の本数を決めます。結果、安い浄水器の台数を増やして並列に接続すれば水圧低下はカバーできます。
補足
Q2での「水圧低下」はあまり適切ではありませんでした。大変失礼しました。たとえば蛇口全開で出る水の勢いが浄水器有無でどの程度変化するのでしょうか(およその感じでも結構です。また中空糸膜の詰まりも関係するでしょうから取替え直後の状態だけでも結構ですが)。 なお、使用予定の井戸ポンプは吐出圧が高くなると圧力スイッチで切れるタイプなのでポンプ自体は壊れる心配はないと考えています。
- h2o2
- ベストアンサー率55% (35/63)
井戸水の飲用利用について! MF膜(中空糸)レベルでは大きな細菌類の除去は可能ですが、重金属類の除去はできません。特に砒素はRO膜(逆浸透膜)でも90%以上の除去率ですが、実質は使用期間を考慮するので60%の除去率となります。先ずは水質検査を行ない飲用利用可能かの判断をお勧めします。
お礼
早速の回答感謝します。大きな細菌類は除去できるのは魅力ですね。水溶性の重金属類は除去できないので水質検査は不可欠のようですね。MF膜(中空糸)の圧力低下の方はいかがでしょうか。
お礼
専門的アドバイス有難うございます。大変参考になりました。