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無機化学の仏語→英語→日本語の翻訳

今、仏語から英語にした技術文献(無機化学)の翻訳をしていますが、以下の文章のところで困っています。 英語 It is also stated that the fluorosulphides ... are products fluorinated in the mass, that is to say, the fluorine is present in the entirety or all the mass of the products and not solely or essentially on the surface thereof. 仏語(原語) On precise aussi que les fluorosulfures ... sont des produits fluores massiques, c'est a dire que le fluor est present dans l'integralite ou toute la masse des produits et non pas uniquement ou essentiellement a la surface de ceux-ci. (アクサン・テギュなどは表記できませんので省かせて頂きました。) なお、fluorosulphideとはこの文章より前に出てきたrare earth fluorosulphideを省略したもので、希土類フッ化硫化物、例えばLaSFなどです。類似物質として硫化塩化ビスマス(?)(BiSCl)などがあったようです。(欧州ではsulfideはsulphideと書くことが多いようです。)希土類フッ化物と希土類硫化物との組合せ物のようです(化学反応したのか単純な混合物なのかはよくわかりません)。 "the entirety" と "all the mass" は(英語的には変だと思うのですが)前後関係からたぶん「全体」と「大部分」を言いたいのではないかと思います(仏語のtoute la masseがよくわかりませんので推測です)。でも、最後の"and not solely or essentially on the surface thereof"が何を意味するのかよくわかりません。 推測としては、「フッ素が物質の表面のみに存在していなくてもよく、また必ずしも表面に存在していなくてもよい。」ということではないかと思うのですが、自信がありません。なぜ表面云々の話になるのか?というのが疑問です。(これは純粋に無機化学の話です。)

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noname#4746
noname#4746
回答No.2

 フランス語は全く知らないので、完全に憶測です。  LaSFといえば、光学ガラスとかの原材料ですから、おそらく、光学素子用の物質か、光学素子そのものを製造することに関しての文献ではないかと思います。  こういうものでは、光を導波させるため、均質さが結構重要になったりします。このことから察するに、ご質問の文は、できたLaSFがどの程度うまくフッ化されているかを言いたいが為のものではないか、と。  つまり、「フッ化は、表面のみならず、内部まで進行している」=「表面のみがLaSFであるということではなく、内部までフッ化されており、生成物はほぼ全体にわたって均質にLaSFである」ということではないでしょうか?  前後の文脈が分かりませんので、あくまでLaSFの用途からの推測です。もしかしたら私の勘違いかもしれませんので、そのときはご容赦下さい。一応、参考URLを載せておきます。

参考URL:
http://www.kogakugiken.co.jp/seihin/shisaku/hikari/doharo.html
Yoshi-P
質問者

お礼

kawarivさん、昨夜はご回答ありがとうございました。 化学の場合、表面だけフッ素化して内部はフッ素化されないとかその反対とかいうのは変だと思ったのですが、無機化学ではどうもそういうこともあるようですね。 kawarivさんがおっしゃっているように、 「生成物はほぼ全体にわたって“均質に”LaSFである」 というのが当たっているような気がします。 しかし、既知物質なのにこのケースのクレームは用途発明ではなくて物質発明がメインです。無機ではこんなのも「あり」なのだろうかと、ちょっと疑問です。(PCTだからそのまま出しますが。(^^;)) どうもありがとうございました。

Yoshi-P
質問者

補足

kawarivさん、ご回答ありがとうございます。また、いつもお世話になっています。 このケースの用途は顔料です。 ただ、全体的な意味としたら、kawarivさんのおっしゃる通りだと思います。 また改めてお礼をさせて頂きたいと思いますが、明日(もう「今日」ですね)が期限で、今見直し中なので、取り急ぎということで、失礼します。

その他の回答 (1)

  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.1

    フランス語について、さほど詳しくなく、正確に理解しているとも言えないので、アドヴァイスです。      英文は、原文のフランス語を誤訳しているか、または、不適切な表現になっているのかも知れません。les fluorosulfures ... sont des produits fluores massiques は、日本語に訳するとすると、「fluorosulfures は、……塊としてフッ素化された生成物である」というような意味のはずで、英語の mass は、質量ではなく、「塊」の意味です。     le fluor est present dans l'integralite ou toute la masse des produits は、「フッ素は、一体としての生成物のなかに、または、塊としての生成物のなかに存在する」という意味のように思えます。le fluor est present dans l'integralite ou toute la masse des produits et non pas uniquement ou essentiellement a la surface de ceux-ci. は、途中の部分を飛ばすと、le fluor est (present) …… et non pas uniquement ou essentiellement a la surface de ceux-ci. となります。present も含むのかどうか、含まないと思うのですが、含むとした方が意味が明瞭です。この場合、et non pas ……というのは、「しかし……でない」という、単なる否定を表すのだと思います。pas uniquement と読むと、not soley となり、「必ずしも単独では」となるのですが、et non pas という構造が優先すると、そういう意味にはなりません。これは副詞で、先の、est という動詞か、present という形容詞を修飾するのだと思います。「しかし、単独で存在するのではない」という意味に繋がるのだと思います。      le fluor est (present) …… et non pas uniquement ou essentiellement a la surface de ceux-ci. は、試みに解釈して訳すと、「フッ素は、……で存在するが、しかし、生成物の表面だけに、または生成物の表面に必ず(付随するものとして)存在するのではない」という意味だと思います。つまり、「フッ素は、生成物全体において、塊のなかにあるもので、(塊の)表面だけにあったり、表面に常に付随してあるのではない」という大意だと思います。      ceux-ci は、selui-ci の複数で、複数に当たるのは、生成物か、fluorosulfures しかありませんが、これは同じものです。また、「塊」としてフッ素化するので、塊に表面ができるのでしょう。なお、「表面上」の場合、普通、フランス語だと、sur la surface というはずで、これが a la surface なのは、想像ですが、「essentiel a ……」(英語だと、essential to ……)が、副詞になっても維持されているのかも知れません。「……に本質的・に肝要な」ですが、「表面に本質的に帰属」という意味「ではない」という表現ではないでしょうか。      フランス語にもっと詳しい人だと、違う意味が正しいのかも知れません。  

Yoshi-P
質問者

お礼

starfloraさん、ご回答ありがとうございます。いつもお世話になっています。 質問文の中の私の訳については、後で間違っていることに気がつきました。starfloraさんのご指摘通りだと思います。 つまり、もう少しくだいて言うと、 「フッ素は・・・に存在するが、しかしその物質の表面のみに存在するのではなく、また、表面に必ず存在するというわけでもない。」 というような感じかなぁと思えてきました。 でもまだ化学的には自信なしです。化学物質なのだから表面云々は関係ないと思うのです。 (自分の専門分野のことなのにわからないなんて、情けないし、英語のカテゴリーで質問しておきながら語学的観点からご回答頂いたstarfloraさんには本当に申し訳ないと思っています。m(_ _)m) どうもありがとうございました。

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