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そばの茎はなぜ赤くなるのか。
そばの葉が枯れ始めました。白い花の横にはいくつもの焦げ茶色の実がつき始めました。ふと気づくと、今まで緑色をしていた根元から真ん中の辺りまでが赤くなっています。どうしてこんな色に変化するのでしょうか。今まで、そうなるのが当たり前程度で考えていたんですが、よく考えてみると分かりません。 また、これは紅葉と読んでもいいのでしょうか。(言うはずがないですね。場所が茎だから、紅茎・こうけい、って言うのかな) ご教授お願いいたします。
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まずは呼び名の提案から…, 尾瀬等の湿原の草が紅葉する様を「草紅葉(くさもみじ)」といいます。ですから,「茎紅葉(くきもみじ)」はいかがでしょう。 ソバはタデ科の植物です。タデ科の植物は,ブルーベリーで有名になりましたアントシアニンを多量に含んでおります。ですから昔からソバも含めましてタデ科の植物は薬草として利用されてきました。また,枯れる前から茎等が赤くなるものさえあります。 ソバが秋になり茎が赤くなるのは,ご指摘のように紅葉の原理と同じです。葉が枯れてきますと,葉からの蒸散が十分に行われないため,根からの吸水が不十分になります。そのためにクロロフィルの分解が進み,タンパクが分解されてアントシアニンの合成が盛んになり赤系の色が現れるわけです。
お礼
教えていただきありがとうございました。 併せて、すぐにご回答いただいたのに、ずいぶんとお礼が遅れたことお詫びいたします。 さて、勝手に茎が赤くなることを「紅茎」なんて書きましたが、「茎紅葉」という表現はずいぶんと詩的でいいなと思いました。 アントシアニンは目によいと聞きますが、もしかすると、そばの茎を料理すると効果的ということも考えられるんでしょうかね。疑問が広がっていきます。 今回、私が質問を投稿したのは、私の住む集落が棚田を通した米つくりとそば作りの事業を請け負っていて、家の前にそのそば畑があるんですが、ふと気づいたからでした。 最後になりましたが、ありがとうございました。