文法用語は理解するのも難しいのですが,説明するのも決してやさしくはありません。人によって使い方が違ってたりするし。ここでは一番広い説明をしておきます。
同格というのは,まず名詞があって,その名詞を説明したり限定するものですが,これだけだと,関係節やなんかも入ってしまいます。そこで,次のようなものを同格と呼ぶのが一般的です。
1.名詞を修飾するものも名詞
A.修飾する方の名詞が前に来る。(コンマなし)
my best friend John (is clever).
「私の親友のジョン(は頭がいい)」
B.修飾する名詞が後ろにある。(コンマあり)
John, my best friend, (is clever.)
「ジョンは,私の親友なんですけど,(頭がいい)」
C.前置詞 of を間にはさむもの。of の後ろの名詞が同格 (詳しくは,辞書で of をひき,同格と書いてある箇所をよく読んでください)
the City of Osaka (= Osaka City)大阪市
2.名詞を修飾するのが名詞節
A.that 節(これも詳しくは,辞書で接続詞の that をひき,同格と書いてある箇所をよく読んでください)
the fact that Tom is a student
「トムが学生であるという事実」
B.間接疑問文
The question whether it's possible is interesting.
「それが可能かどうかという疑問は,おもしろい」
そのほかにも,「つまり」を意味する that is, that is to say, namely,などのあるものや,「言い換えれば」という意味の or, in other words, などを介するものまで同格とする人もいますが,これは好きずきでしょうね。
お礼
ありがとうございました。とてもわかりやすくて、疑問が解け、勉強になりました。これからも何かあったら教えてくださいませ。