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アメリカ人と失読症
アメリカ人俳優のプロフィールを見ていて思ったのですが、向こうの俳優さんは失読症でも頑張っている人が結構目立ちました。 そういえば、アメリカ人で失読症、というのはよく聞きます。 日本ではあまり聞きませんが、表立っていないだけでしょうか。それとも、欧米人の失読症になるの人の割合は多いのでしょうか。 失読症は後天的な原因による、とありましたが、日本では少ないのでしょうか? 差別的な質問ではありません。英語や日本語などの言語的な違いなども関係してくるのか、興味を持ちました。 何かご存知の方がいたら、教えてください。 (適切なカテゴリーがわからず、カテ違いでしたらすみません)
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日本人にも失読症の方はたくさんいらっしゃいます。 ほとんどは脳梗塞などで、言語関連、特に文字を読む部分がやられてしまった方が、失読症になります。 おもしろい、といっては何ですが、漢字だけ読めない、とか、ひらがな・カタカナが読めない、とか、全く字が理解できない、とか、読めるけど書けないあるいはその逆、など症状はいろいろです。 こう言うところから、音声に対応する文字と、語を単位とする漢字とで脳内の処理が異なることが分かるわけですが。 英語でも、綴りが規則的なら理解できる人もいれば、あくまで単語を固まりとしてしか認識できず、初めて見た単語は、たとえ規則的な綴りであっても全く読めない人もいる、など、やはり症状は様々です。 それから、先天的な失読症というのもあります。これは言語を問いません。子供の発達に関わることなので、発見自体が非常に難しい(失読症なのか、他の発達障害なのか、見極めが困難)のですが、それ以上に日本には言語療法士自体があまりにも少ないので、対応が追いつかないのが現状です。 日本ではあまり聞かない、というのはそういうこともあるかもしれません。でも、実際にはたくさんいらっしゃいます。
お礼
とても分りやすい御説明をありがとうございます。 よくわかりました。 日本では失読症という認識自体がまだあまり浸透していなくて、単に発達障害として片付けられていたらそれでご苦労なさっている方は悲しいですね。 アメリカでは、専門の訓練プログラムが組まれているとききました。アメリカでは失読症の認識が高いぶん、よく聞くのですね。納得です。 ありがとうございました。