Q1、市中銀行はどうやって儲けるのか、について
これは、あまり公にはしたくないらしいのですが、次の方法でもうけています。
1. 海外融資では、自己資本率 8% がひつようです。
ということは、100% / 8% =12.5 自己資金の 12.5 倍貸し出しすることが出来るということです。勿論、現金はありませんから、各会社に小切手を(融資限度額を決めて)渡して、融資するのです。決済は、銀行間の決済所で行います。
現金は無くても、小切手(銀行札)で融資するのです。
国内融資は、自己資本率 4% がひつようです。
ということは、100% / 4% =25.0 自己資金の 25 倍貸し出しすることが出来るということです。これも小切手で行います。
2. 預金について
日銀の預金準備率で、定められた以外の預金を融資にまわす。
預金金利は定期で0.02% 、貸付金利は、4~3% 程度で儲かる。
3. 投 資
そのほか、海外のヘッジファンド等に投資して年20% 位の金利を得ている。
Q2. 公定歩合操作によって、どの様な経済コントロールが出来るのか
公定歩合は、日銀が、営業を許可した市中銀行にお金を貸す時の金利です。金利が高いと、市中銀行は、お金を借りません、安いと多く借ります。
これにより、市中に出回るマネサプライの量をコントロールします。
マネサプライが多いと、景気回復になり、少ないと景気後退となります。