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君が代はなぜ?
フランス国歌の 「武器を取れ、市民よ! 軍隊を組織せよ! 進め、進め、 汚れた血が田畑をひたすまで」 であるとか、中国国歌の 「立て 奴隷となるな、血と肉もて きずかん」 アメリカ国歌の 「砲弾が赤く閃光を発し、砲弾が空に炸裂する中にあっても 我々の旗はずっと要塞にはためいているのだ!」 といったように、非常に戦争色の強い国歌になっています。 しかし、君が代はご存じの通り歌詞の中に戦争色が伺えるような物はでてきません。ではなぜ「戦争的」なイメージがつきまとうのでしょうか?一部の団体や、象徴が関係しているのでしょうか?それとも他に原因があるのでしょうか? みなさんはどう思われますか?
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「君が代」はもともと古今和歌集に収められている和歌(読み人知らず)で、「君」はそのまま「あなた」という意味でしたが、明治時代に政府が曲をつけて「君」=「君主」で天皇の歌であるとして国歌としたようです。 大日本帝国憲法の下での天皇は「神聖にして侵すべからず」という、まさしく日本の最高権威を持つ存在で、当時の天皇の専制君主制にぴったりの曲でした。 日本は、専制君主制の下、戦争時は「天皇のために戦う・死ぬ」というスタンスだったので、天皇=戦争というイメージがあるので、天皇の曲である「君が代」は戦争のイメージがついて離れません。 それは、日本国内だけでなく、当時日本が侵略した朝鮮・中国・台湾などで、現地の人々に天皇を敬うように強制し、君が代を歌わせたことから、当地でも「君が代」は戦争のイメージがあります。 それも、自分の国を侵略してきて日本を強制されたわけですから、天皇や君が代を戦争の代名詞として、多くの人が憎んでいます。 そんな状況から、君が代=戦争、と言われているのだと思います。
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『君が代』の軍国主義に連想がつながる理由についてはoneyanさんやflorenzさんが書かれているので、思うところのみ述べます。 他国の国歌は、国の起源が戦争によって出来上がった、他国との戦争において独立を保った。革命の血の上に現在の自由がある、などの内容で、歌詞に戦争をイメージするものであっても、その国の成立をたたえる内容であるのには変わりがありません。 しかしながら、日本の『君が代』は、かつての『軍国日本』をたたえ、天皇を賛美するために使われた、軍国時代の国家とも「とらえられうる」ところが違うのです。 この歌詞自身は、1945年の自由主義国家『日本』の成立を讃えていない…君を『国民』とするなどというふざけた解釈を無理強いする阿呆がいますが、無学以外の何物でもありません。 日本全体が先の大戦を誤りと考えていたなら当然捨て去っているはずのものがソコにある…。極端な言い方をすれば、中華民国の国歌を、中華人民共和国の国歌とするようなものです。日本が先の大戦を境に生まれ変わったと考えるのであれば、軍国主義を想像させるようなアイテムは理由の如何にかかわらず葬り去るべきだったと思います。 戦勝によってであろうと敗戦によってであろうと、その結果によって新生国家が正しい道に進むことが出来たのであれば、その国家の成立を讃えればいい…私はそう思います。
- neko2100
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日本は第二次世界大戦の時、ドイツ、イタリアなどのファシズム国家と枢軸を結んでで戦っており、日本自身も国家総動員体制などでファシスト的国家体制を確立していたため、アジアの侵略者としてだけではなく、ファシズムの味方すなわち民主主義の敵という烙印を敗戦によって押されてしまうことになりました。 その当時も国家であった「君が代」が、当時の国家元首だった天皇陛下を賛美していると解釈される内容だったので、君が代=独裁的・戦争的・反民主主義的などのイメージがついてしまったからだと思います。
- oneyan
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君が代の「君」は君主の君で、天皇のことを言います。 代は、世の中といいますか、時代といいますか。 それが、~~コケの生すまで。 コケが生えるほど長い時間。 ということで、永遠に続くことを祈っています。 つまり天皇(制)よ永遠に、という意味があったと思います。 日本の歴史上、戦争とは切り離せませんよね。 で、この歌が、いまだ政教分離をうたっている国の国歌であったりすることや、 戦争遺族の方々、原爆被災者の方々の感情に刺激を与えてしまう場合もあります。 きちんと話し合っていないんですよね。 勝手な解釈なのですが、 君を自分以外の周りの(親しい、または大事な)人達や子供達と捉えると、 結構良い歌になると思ってはいるのですが。
- MidnightHawk
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戦争的なイメージが付きまとうのは、例に挙げられた国が、全て戦争に勝利して築かれた国だからでは? 「市民革命」「国共内戦」「独立戦争」と、それぞれ名前は違いますがね。