図で簡単に示すとこんな感じです:
(「○-●」で分子1個を表す。また、「○」は正電荷を帯びた原子団(基)を、「●」は負電荷を帯びた原子団(基)を、「-」はその分子の骨格を、「・」は分子間結合を、それぞれ表す)
・H会合体:
● ・ ○ ・ ● ・ ○ ・ ●
| | | | |
○ ・ ● ・ ○ ・ ● ・ ○
*安定な会合
*会合による吸収帯シフトは短波長方向。
・J会合体:
● ● ● ● ●
/ ・ / ・ / ・ / ・ /
○ ○ ○ ○ ○
*特殊な条件下で形成される会合
*会合による吸収帯シフトは長波長方向。
このように、通常見られるH会合体では正電荷と負電荷が交互に重なることで分子間結合が形成されるのに対し、
J会合体では正電荷と負電荷の方向が同じでありながら、斜めにずれて重なることで分子間結合が形成される点が、
大きな違いになります。
なお、金属上にJ会合体が形成されると、
////// ←会合体(ここでは「/」で1分子)
┬┬┬┬┬┬┬ ←金属
といった感じに並びます。
(以上、URLの情報と昔勤めてた会社で受けた教育内容のおぼろげな記憶を元に・・・)
※下記参考URLの「9. 分子間水素結合が誘因となる会合体形成」を参照。
(特に、「H会合体」(→Ctrl+Fで検索)が出てくる段)
お礼
非常に分かりやすい図解、説明ありがとうございました。イメージができなかったため今までわかりませんでしたが、すっきりしました。ありがとうございました。