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体の『同型』と『○上同型』のちがい
お世話になっております。体の同型についての質問です。 体L_1、L_2が共に体Kの拡大体であるとします。 このとき、 (i)L_1とL_2は同型である (ii)L_1とL_2はK上同型である の違いがわかりません。"K上"が付くことで何が変わるのか説明していただけませんでしょうか。 ちなみに体L_1とL_2が同型であることの定義は、 ∃f:L_1→L_2 s.t. fは環準同型かつ全単射 で与えられています。 体の同型に関しての知識が疎く、初歩的な質問で申し訳ありません。 よろしくお願いします。
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>>(i)L_1とL_2は同型である 体L_1から体L_2への同型写像σが存在するということですから、これについては問題ないでしょう。 >>(ii)L_1とL_2はK上同型である L_1とL_2はKの拡大体ですよね。このとき、Kの要素を不変にする、体L_1から体L_2への同型写像σが存在するということです。 もっと詳しく言えば、L_1からL_2への同型写像σが、Kの任意の要素を不変にするとき、つまり、K⊂(L_1)の任意の要素aについて、 σ(a)=a となるような同型写像σが存在するということです。
お礼
つまり『(ii)L_1とL_2はK上同型である』ということは、 (ii)'∃σ:L_1→L_2 s.t. 『σは環準同型かつ全単射(同型写像である)』 かつ 『∀a∈Kに対してσ(a)=a』 ということですね。すっきりしました、ありがとうございます。