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氷と塩、ドライアイスとメタノール
氷と塩、ドライアイスとメタノール。 これらの組み合わせは低温を作る方法として有名ですが、なぜこれらを合わせた場合、低温になるのかわかりません。 どなたかご教授ください。
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氷に塩をかけると氷が少し溶けます。 これは、塩が混ざることによって、水が凍る温度が低くなり、0℃では凍らなくなるためです。 氷が溶けるには熱が必要ですので、塩によって氷が溶ける時にも熱が吸収されます。 そして熱が吸収されることによって、温度が下がるわけです。 つまり、 塩を加える→氷が溶けて熱を吸収→温度が低下 となるわけです。 ドライアイスの場合には少し事情が異なります。 ドライアイス+メタノールの温度はドライアイスが昇華する(気体になる)温度とほぼ同じです。 つまり、ドライアイスだけで冷やしても同じ温度なのです。 合わせたからといって、特に低温になるわけではありません。 ドライアイスが昇華する際にも多くの熱が吸収されます。 その熱でまわりのものを冷却しています。 ドライアイス+メタノールで-78℃に冷やすのは、氷水で0℃に冷やすのと同じようなものと言えます。氷水では氷が溶けるときに吸収する熱で冷却しています。
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- Ichitsubo
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低温を作るだけでなく、温度が安定するためによく使われる方法です。 温度を安定させるためには、融点や沸点、昇華点温度を用います。 氷+水も0℃で安定する寒剤ですし、 氷+食塩はその比率によって様々ですが、約23%の食塩にすることで約-21℃まで達成できます。 ドライアイスは昇華点が-78℃ですから、それ自身でも作用はしますが、冷やす対象との間に隙間が多く、効率よく冷えません。この隙間を埋める液体として、-78℃でも凝固しないメタノールが用いられます。 液体窒素も沸点温度である-196℃で安定するために使われます。そういえばそんな名前の飲み物がありましたね……
お礼
ありがとうございました。
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