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太陽光発電の将来
今現在の太陽光発電の現状を教えて下さい。 考えたところ日本全ての家の屋根にソーラーパネルを付けて自家発電し、残った電気を電力会社に売ったら発電所(原子力や火力)なんていらなくなるのではないでしょうか? 現在ではそういうことは出来ないのか教えて下さい、出来るならば早くしようよぉ!
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私も昔、pupinoさんと同じように考えたことがあります(^^。 実際、講談社ブルーバックスの本でそういう提案をしてた本も読んだことあります←今調べたらどうやらもう絶版みたいですが(汗。 つれづれに書いてみます。 【家の屋根にソーラーパネルで発電→残りを売電はアリか?】 もちろんアリです。実際やってる家もあるのは多分pupinoさんもご存知でしょう。 積水ハイムの光熱費ゼロ住宅のコンセプトはそれですよね。 http://www.sekisuiheim.com/zero/kounetsu.html しょーもない補足ですが、太陽光発電で発電した電気は直流なので、それを交流に変換するインバーターは売電するしないにかかわらず、住宅用のものには必ず付いています。(余談ですけど発電パネルの寿命は長いけど、インバーターの寿命は数年らしいです。住宅メーカーの人談) ただし、屋根のほとんどを太陽光パネルで埋め尽くしても、せいぜい自分の家の消費電力をまかなうのが精一杯!というのが現状のようです。 また現状では経済的にも、浮いた電気・ガス代で、初期投資を回収するのには、相当長くかかる(20年くらい)、下手をすると回収できないというのが一般的な意見です。 【夜、雨の日はどうする?】 ↑の光熱費ゼロ住宅の場合、電力会社から買います。この辺が、ミニ発電が「パラサイト」と呼ばれる所以なんですよね。 こういうミニ発電が増えた場合に問題が無いようにするのが最近流行の「マイクログリッド」技術です。興味あったらネットで検索してみてください。 ちょっと話を大きくして、pupinoさんの期待する通り太陽光発電が普及していって、例えば日本の全電力量の10%が太陽光でまかなえるようになったとしましょう。 でも、昼間しか発電できないとします。そうすると夜電気が足りなくなって困るでしょうか? 実は全然困りません(^^。なぜって、今は昼の電力が足りなくて、夜の電力が余っているため、夜の余った電力でダムに水を汲み上げて、昼、その水力で発電して使ってるからです。(揚水発電といいます) だから、10%くらいのレベルまでは、蓄電なんて考えなくて大丈夫です。 【もっともっと普及すれば、原子力や火力はいらなくなる?】 これは難しそうですね(^^; 電気をためておく事も今の技術ではなかなか。 また、東京都の面積に全部パネルを敷き詰めて、ようやく日本の消費電力量の10%を発電できる、と読んだことがあるので、屋根だけでは面積的にも厳しそうです。。。 【太陽光発電の現状】 ご参照ください↓ http://www.asahi.com/world/germany/news/TKY200507090255.html http://www.solar.nef.or.jp/index1.htm じつは日本は太陽光発電大国です。 以上、雑多な情報ですが、ご参考になれば!
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- anachronism
- ベストアンサー率31% (186/591)
ざっくり計算してみましょう。 <条件> 日本の宅地面積 約15000平方キロメートル ※宅地面積というのは、オフィス等も含むそうです。 平均の日射量 3kWh毎平方メートル 太陽電池の面積 宅地面積の1/4 ※注意:現在、実際にそんなに大きな太陽電池を敷いている家はほとんど無いと思います。建ぺい率60%の家の片屋根にめいっぱい敷いたとして、それぐらいが限界だ、という数値です。 発電効率 10%(蓄電も入れたシステムトータルの効率) ○発電可能な電力量:約41万GWh毎年 対して、電力需要はというと、 ○日本の総発電量 94万GWh毎年 ざっくり、宅地にめいっぱいに太陽電池を敷けば、日本の電力の4割ぐらいはまかなえるかもしれません。逆に言えば、あと10%は水力で賄ったとしても、かなり楽観的に考えても火力と原子力で半分くらいはまかなってもらう必要があります。 他の人もおっしゃるように、現時点では経済的な問題だけでなく、技術的な課題も多く、また、太陽電池の製造に必要なエネルギーが、太陽電池が発電するエネルギーの半分くらいに匹敵するという説(あくまで説ですが)もあり、一筋縄ではいきません ※太陽電池が何年使えるのかが大きな鍵で、いまいちはっきりしていないことなのです。 今、普及を進めている太陽電池については、その効果というより、それにより必要な知見を集めているといってよいと思います。悪く言えば、補助金を出す代わりに実験台になっていただいている勘定ですね。でも、これが将来の改良につながり、将来本当の意味での太陽光発電の実用化につながってゆくでしょう。 結論として、 1.日本の電力の2~3割を太陽電池で賄うことは将来的には可能でしょうが、限界もそのくらい。 2.したがって、火力や原子力が不要になるとは考えにくい。 3.技術的な課題もいまだに少なくなく、今すぐ二というのはちょっと困難。
- K-1
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各家庭の場合、夜はどうします? 夜のほうが照明、冷暖房などで需要が多そうな気がします。 昼に発電し、貯め込んでおくとしても、コンパクトで効率よい貯蔵方法がありません。 宇宙の太陽光発電衛星はどうだというのも、地上に効率よく送電する方法は研究中です。 世界中にある砂漠にソーラ発電装置を敷き詰めれば、世界需要のかなりの量(ほぼ全部?)がまかなえるという試算があります。 これを実現するには効率よい送電方法がなければなりません。 いずれも問題なのは「効率よい」送電、貯電手段がないということです。 超伝導送電やマイクロウェーブ送電は研究中ですし。 太陽電池自体もまだそれほど効率はよくありません。 太陽電池そのものを製造するエネルギーを取り返して黒字にするには10年以上かかるとか。
- tenzen
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分かる範囲で回答します。 1)電気事業法等の問題で、売電は難しいと思われます。 しかしながら、各家庭が発電を行えば、原子力発電所等は増やす必要はなくなると思われます。 2)ソーラ発電だと直流でしょう。 売電で送電するには3相交流の必要があるのではないでしょうか。
- chico-is
- ベストアンサー率9% (35/357)
詳しくは知りませんが、エネルギー変換率50%ぐらいと寿命が50年ぐらい無いと、設備費の回収が難しいと思います。