- ベストアンサー
非接触型の充電器の原理は?
最近、電気シェーバーや電動歯ブラシの充電器で非接触型のものがあるのですが、あれはどういう原理で充電をしているのですか? 指定の場所に電気製品を置くだけで電線とかをつながないのに、まるで電波か何かで充電するようなやつです。 このメカニズムで例えば、発電所で発生したエネルギーを遠方の場所まで「無線」で送れないでしょうか? ・・・出来る訳ないですよね! よろしくお願いします!
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
トランスのように充電器とシェーバーにコイルが内蔵されていて、電磁誘導で電力を伝達するようになっているのだと思います。昔、家にこのタイプのコードレス電話がありましたが、近くに郵貯の通帳を置いておいたら、使えなくなったことがありました。カードや通帳の類は近くに置かないように注意しましょう。 > 発電所で発生したエネルギーを遠方の場所まで「無線」で送れないでしょうか? 静止軌道上に太陽電池をつけた発電衛星を打ち上げてマイクロ波で電力を地上に伝送するようなアイディアはあるようです。
その他の回答 (2)
- xcrOSgS2wY
- ベストアンサー率50% (1006/1985)
トランスをご存知であれば「トランスの一種で、鉄心が連続していないものです」でお分かりいただけるかと思います。 あの非接触充電器に使われている電磁誘導コイルの効率は、確かに通常のトランスと比較すれば高くないのですが、それでも70%程度の効率は確保できています。最近はもっと高くなっているかもしれません。 なお、親戚に電磁調理器があります(笑) 電磁調理器は誘導電流をそのままジュール熱に変えてしまいますが、非接触充電器では誘導電流をなるべく電流のまま取り出そうとします。ちなみに、電磁調理器の効率はカタログスペックで80%程度です。 トランスを使用する小型のACアダプタではもっと効率の低いものもありますので(原因はトランスではなくその後の整流・平滑・安定化にあるのですが)、一概に「非接触充電器だから他の方式と比較して効率が劣る」とは言い切れません。 なお、損失分の一部は、周囲に漏れ磁束/電磁誘導の形でバラまいていることになります。
お礼
分かりやすいご回答をありがとうございました。 トランスは何となく分かりますので、全体のイメージも何となくつかめました。電磁調理器もそうだったのですね。 それにしても,変換効率が70%とか80%とかいう値は、エネルギー効率(?)としてはすごい値のはずですよね! 損失の一部は周囲にバラまいているということですが、充電器の例で言えば,電気製品と充電器の全体の周りを金属で密閉する形にできれば、電磁波が漏れ出ないで効率がもっと上がるのでしょうか? いずれにしろ、ご回答をありがとうございました。
- mokonoko
- ベストアンサー率33% (969/2859)
高校で習う物理で電磁誘導の法則というのがあります。 その応用です。 ただ、エネルギー効率が悪いので万能ではありません。 メカニズムが同じと言うと乱暴ですが、宇宙太陽光発電(参考URL)は今でも議論が続いているそうです。
お礼
早速にご回答をありがとうございました。 やはり「電磁誘導」な訳ですね。 ただ、効率が悪いのですか。周り中にばらまいちゃっている訳ですかね? 「参考URL」もなかなか参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
早速にご回答をいただき、ありがとうございました。 「電磁誘導」ですか。何となく分かりました。 近くにカードや通帳を置かない方がいいようですね。危なかった! (でももしかして、近くに金属があると発熱したりするんでしょうかね? 微弱な電力だから心配いらない、ということでしょうか?) また、実際に太陽エネルギーをマイクロ波で地上に送るというアイデアがあるのですね。 ご回答をありがとうございました。