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400万台クラブとは?
今卒業論文を書いているところなんですが、特にダイムラー・クライスラーの合併について研究しています。そこでいろいろな論文を読んでいると「400万台クラブ」入りが、これからグローバル企業として生き残るために絶対不可欠である、とありました。なぜ、どのようなところが「絶対不可欠」と言われるのでしょうか?そして絶対不可欠と何人かの学者は言っていますが、本田技研工業(年間生産台数約250万台)は今後も業務提携をしない、と言っています。 知っている方がいらっしゃれば、是非教えて下さい。よろしくお願いします。
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400万台クラブが絶対不可欠であるとされる理由の一つに、地球温暖化や石油資源枯渇の問題に伴い、自動車の動力源がガソリンエンジンから燃料電池への転換を迫られていることがあげられます. 今までの内燃機関自動車の技術からかけ離れた燃料電池システムの開発には膨大なコストがかかり、年間生産台数400万台を超える企業にしか開発する余裕が無いので、「400万台クラブ」入り出来ない企業は自動車の生産から締め出されてしまうというのが絶対不可欠であるとされる根拠のひとつです. 逆に本田技研工業(年間生産台数約250万台)は、今までにも低公害車として有名なCVCCエンジンを開発したり、世界で2番目の市販ハイブリッド車「インサイト」を出した実績があり、現状の企業規模でも十分燃料電池車を開発できる余裕があるので、他の自動車メーカーと業務提携をしなくても独自路線でやって行けると考えているのでしょう. それに、造り手側の都合でしか物を見ない「400万台クラブ」という思想は、ホンダの企業理念にとって相容れないものだと思います.
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- gajyu
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数日前の新聞に、「ホンダやプジョーシトロエングループのような非400万台クラブメーカーが業績好調、400万台クラブメーカーは苦戦」みたいな記事がありました。 400万台クラブはダイムラークライスラー誕生を機に出てきたものですね。国内では確か日産がルノー傘下に入ったころ盛んに聞かれたように記憶してます。また当時から400万台クラブの根拠について疑問を呈する意見も多かったはずです。 400万台クラブの根拠は、 肥大化する新技術開発費が負担できない、 他社と同等以上の量産効果を出すためには規模も同等以上必要である、 というような点に集約してくるみたいですね。 で、年間400万台生産するためには、大衆車から高級車までフルライン生産しないと困難なので、M&Aによるシナジーとスケール追求が必須であるといわれたのでしょう。 クルマって種類も価格も千差万別ですよね。家電品とは異なり、クルマってデザインもメカニズムもその造り手たちの主義主張が結構反映されている工業製品だなあと思います。また、クルマを買う側も個々人で主義主張があります(モータリゼーションが進展した市場の消費者という限定付ですが)。 つまり、いろんなクルマがあることがカスタマーニーズに合致すると、ワタシは信じています。それゆえ、部品共有化などによる量産効果で、ただひたすら経営上の効率化のみを求めるアメリカ的利益主義は如何なものか、と思います。 個人的には、400万台クラブはGMやフォードがM&Aを推進するために行ったキャンペーンじゃないのか?というヒネた見方をしとりますが・・・。 質問から大きく脱線してすいませんです。
お礼
ありがとうございます。新技術の開発をしながら、自社のシェアの低い地域、また新興市場に力を入れることは困難であると言うことですね。「大衆車や高級車までフルラインで」というところは、まさにダイムラークライスラー社の合併そのものだと思います。「GMやフォードが・・・」と言うところも大変興味がありました。本当にありがとうございました!
お礼
ありがとうございました!今回初めて「教えて!goo」を利用させてもらいましたが、こんなに早く回答がいただけて感激しました。参考URLも大変うれしいです。どうもありがとうございました!