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宇宙の最後はどうなりますか。
宇宙の最後はどうなるのでしょうか。いくつかの説があるようですが、どれが正しいのかわかりません。参考になる本やサイトをご存じでしたら教えてください。
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こんにちは、はじめまして。 現在、宇宙が膨張しているのは観測的事実です。この現在、宇宙が膨張しているという事実と、アインシュタインの方程式を 「一様」(宇宙どこでも同じようなもの) 「等方」(宇宙はどの方角をみても同じようなもの) 「宇宙項なし」(最初の爆発以外に新たに膨張する力はない) の三条件で解いたものにフリードマン宇宙というものがあります。 これによると、宇宙はみっつの宇宙が考えられます。 1 膨張するが膨張の速度は徐々に低下し、一定の大きさになれば次は縮小し最後に特異点になっておわる宇宙(閉じた宇宙) 2 膨張するが膨張の速度は徐々に低下し、一定の大きさに限りなくちかづいていく宇宙 3,膨張するが膨張の速度は徐々に低下するが永遠に広がり続ける宇宙(開いた宇宙) まあ、別に難しいアインシュタインの方程式をもちださなくても、現在の宇宙は膨張する力があります。また一方では万有引力があります。ですからこの力のバランスで今後縮小するのか、一定の大きさに限りなく近づくのか、膨張のしっぱなしなのかが決定します。 しかし、これまでもどう観測しても宇宙を閉じさせる質量はないことがはっきりしています。更に最近の観測技術の向上で、宇宙はむしろ加速膨張しているという事実がはっきりしてきました。アインシュタインが「生涯最大の失敗」と嘆いた宇宙項が実はあったということになりました。 そうすると、宇宙は密度がどんどん薄くなっていきます。星はすべて燃えつくし、白色矮星や中性子星、ブラックホールとなります。ブラックホールも無限の寿命があるわけではなく、やがて蒸発してなくなります。大統一理論が正しいとすれば、陽子もやがて崩壊します。すべていわゆる通常の物質と呼ばれるものはなくなってしまいます。 ということになると、真っ暗な希薄な空間の中で光(といっても既に電波でしょう)やニュートリノ、電子、陽電子などが漂っている寒々しい光景となりますね。考えたくもないですが(^^;;
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- aburakuni
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おっしゃる通り諸説がありますが、(1)このまま膨張を続け全てが希薄化し低レベルの熱・エネルギーの均衡状態になる(2)いずれかの時点で膨張が縮小に転じ、圧縮された高エネルギー状態となる、 といった2方向で終焉を迎えると言われています。10年前は(2)が有力でしたが、縮小に反転するだけの質量がないと言う説が有力になっている様です。 終わりとは何か、時間とは何かと言ったところで、色々なバリエーションがありますが、真実が判る(終わりを見ることの出来る)人間はいない事だけは間違いないでしょう。
お礼
宇宙の最後を見届ける人類はいないわけですね。どうもありがとうございました。
- ishihiro
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2001年にNHKで宇宙未知への大紀行という番組が放送されました。この番組の第8集が宇宙に終わりがあるのかというテーマでした。たしか、これをまとめた本がありました。『宇宙未知への大紀行 未来への暴走』という本です。
お礼
ありがとうございました。機会をみて本を読んでみようと思います。
- kelokero
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残念なことに私たちは、宇宙の寿命より長く生きることはできませんし、また宇宙を外から客観的に観察することもできません。 また、現在わかっている宇宙のいろいろな理論や、観測結果も絶対間違いないとは、いいきれません。 そのために、さまざまな説があふれているのだと思います。そういうわけで、どれが正しいのか誰も断言できない。というのが答えかと。 個人的には、宇宙には始まりも終わりもなく、エネルギーレベルの大小の状態が交互に続くだけだと思っています。
お礼
ありがとうございます。たしかに誰にも断言できないことでしょうね。
お礼
たいへん詳しい解説をいただきありがとうございます。天才アインシュタインにも判断できなかったということでしょうか。観測事実が積み重なっていけば、また新たな理論が出てくる可能性もあるということでしょうか。