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夫婦別姓の法律って?

現在、結婚を前提にお付き合いしている人がいます。 ただ、私(27歳女)は夫婦別姓を希望していて相手にもその旨伝えてあります。 とても理解のある人なので、私の意見を尊重して結婚を待ってもらっているのが現状です。 そこで質問なのですが、夫婦別姓の法律って現在どこまで進んでいるんですか? 今後、実現する見込みはあるのでしょうか? できれはあと3年くらい(私が30才になる頃まで)で結婚したいのですが(というより、相手をそれ以上待たせるのが悪いな、と思っています)。 ご存知の方がいたら、教えてください。

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  • o24hi
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回答No.1

 こんにちは。  ご存知のことも多いかもしれませんが、おさらいを…  夫婦別姓の問題は、平成8年に法務省が民法改正案をまとめた際、「選択的夫婦別姓」制度の導入を提言したことから、にわかに国会で論議を呼ぶようになりました。  この案が発表された平成8年以降、民主党、社民党、共産党などを中心に夫婦別姓を求める法案が何回か国会に提出されましたが、いずれも審議未了のため廃案となっています。  選択的夫婦別姓に反対する主な理由には、次のようなものがあります。 (1)夫婦別姓は、親子別姓であり、子供に悪影響を与えるおそれがある。 (2)実際に夫婦別姓を選択しようと望む人は僅かである。 (3)仕事上の不便は、旧姓を「通称」として使用できるよう法整備することで解決される。 (4)同姓制度と別姓制度を同等のものとして、二つの家族形態が共存することはふさわしくない。 (5)別姓制度は、結婚・離婚のハードルを低くし、安易な結婚・離婚が増加するおそれがある。  という事で、見通しが立っていないというのが現状です。  ちなみに、夫婦別姓制度の導入に反対、又は慎重な対応を求める地方議会決議が、全国の428議会でされていますから、道のりは長そうです。

postman1978
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 やっぱり道のりは長そうなのですね。 反対理由をみると、納得できないようなできるような…。 夫婦別姓を望んでいても、民主主義の多数決には所詮少数派ってことで切られちゃうみたいですね。 参考になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#12922
noname#12922
回答No.4

法律カテで書いていいかわかりませんが、歴史で参考になりそうなところのURLを張っておきます(夫婦別姓反対派のところです)。 中国や韓国が別姓なのも、儒教の男尊女卑からきているのはすでにご存知かと思われますが。 夫婦別姓を反対している神社では夫婦別姓の選択のカップルは式ができない、なんてこともあるそうです(URLをご覧になればわかると思います)。 前国会議員で夫婦別姓の女性の方を一人記憶してますが、産婦人科学会が別姓(事実婚)夫婦には法的責任が取れないため、やらないと案が出ている部分の不妊治療してましたから、推進している人に良いイメージはあまりないですね。

参考URL:
http://jinja.jp/jikyoku/bessei/bessei7.html
postman1978
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。(教えていただいたページを熟読したかったため、お礼が遅れてしまってごめんなさい) 夫婦同姓・別姓の背景にはいろいろな考え方があるのですね(あ、ちなみに私は事実婚はあまり望んでいません)。 とても勉強になりました。ありがとうございました。

noname#113260
noname#113260
回答No.3

わが国に限らず、アジア諸国は伝統的に夫婦別姓を採用しており、わが国でも明治の初めは >「家族」というものを、「戸主の戸籍に所属する血統を同じくする血族」として、あとから家に入ってきた妻は、戸主と異なった血統の血族の者ゆえ、生家の「所生の氏」を称するよう指導して、当初は「夫婦別氏主義」を採用する方針でのぞみました と説明されるように、結婚は家と家の結びつきと考え、血統の違う人間は別姓を称すべきという考えが政府には強かったのですが、「夫婦は一心同体」と考える一般庶民の抵抗感が強かったのと、「夫婦の人格的一体性」を論拠とする欧米諸国の制度に併せる目的から、同姓になりました。 歴史的には鎌倉幕府初代、源頼朝の妻、北条政子は北条氏の人間として別姓を称し、息子の2代頼家が妻の実家の比企氏を重用し、北条氏の権益が侵されるとこれを謀殺、常に婚家の源家より実家の北条家の発展を図ります。 室町将軍の8代義政の妻、日野富子も同様に夫の足利家より実家の日野家の利益を重視します。 江戸期にも家と家の結びつきは変わらず、離縁状の「三行半」も制度としては夫が一方的に書きますが、書くためには妻の身柄と共に嫁入り道具、持参金など、妻の財産を返さなくてはならず、離婚できるような甲斐性のある男性は少なく、名目は夫が書いたにせよ、妻(の実家の人間)に無理やり書かされた離縁状も少なくありません。 意外なことに離婚率は明治中期以前は高く、実態を考えると妻から言い出した離婚も少なくないと考えられる。 さて庶民が姓をもったのは明治以降ですが、別姓と言う伝統を墨守してきた武士階級と夫婦は一心同体と考える町人とは感覚にかなりずれがあり、それが夫婦同姓に繋がったと思われる。 今でも封建的な伝統として、着物を作るとき実家の紋を入れる伝統が残っている地方は少なくありません。 うちの妻は私の家の紋を入れましたが、実は私の紋と妻の実家とは同紋なのでこれは偶然です。 それで同姓により夫婦は一つの家族として一体感が生まれ、相対的に妻の座の権利が強くなったと考えられます。 現在でも中国、朝鮮・韓国などは別姓を取る反面、赤の他人でも「同姓のものは一族」と考えるのか、同姓の男女の結婚には偏見があります。 私の考えでは同姓のほうが一体感が有りよいのではないかと思います。 こういった経緯があるので、女性にも昔のように別姓に戻ると妻の座が軽くなるとか個人主義になるとか議論が多く、反対する人も少なくありません。

postman1978
質問者

お礼

大変詳しいご説明、ありがとうございます。 「同姓により夫婦は一つの家族として一体感が生まれ、相対的に妻の座の権利が強くなったと考えられる」とあるのに、近代史の一般家庭の婦女子が「跡取りを生むための道具」や「その家に嫁いだのだから、夫はもちろん舅姑に素直に従うのが嫁の務め」みたいな、男尊女卑のような扱われ方をしていたとイメージされているのはどうしてなんでしょうね。 私個人は夫婦同姓の場合のほうが別姓の場合と比べて改姓した方の座か軽くなると思っていたので、このような背景があったことを知ることができたのはとても勉強になりました。

noname#113260
noname#113260
回答No.2

3月11日の法務部会で「参院選挙後に仕切り直しすべきだ」(保坂三蔵参議員・東京新聞 2004年3月12日)との発言があり、また「法案提出が(自民党)支持団体の反発を招き、参院選で悪影響を与えるとの意見がある」(朝日新聞 2004年4月3日)など、2004年の夫婦別姓法制化は参議院選挙のために見送られました。 --------------------------- という状況後、議論も出てませんし、郵政民営化など政局の焦点が移ったので、無理ではないかな。 また女性の間でも、長い間かけてやっと勝ち取った夫婦同姓の制度を、軽々に元に戻して別姓にしてよいのかと言う疑問もあり、難しいと思います。 夫婦別姓にすると言うことはある意味封建的なことで、日本も明治時代に欧米諸国に習い、古代以来の夫婦別姓の伝統を改めて、近代国家として同姓を認めた訳ですから、もう少し議論は必要でしょう。

postman1978
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 夫婦別姓は封建的なことなんですか?知りませんでした。 >長い間かけてやっと勝ち取った夫婦同姓の制度を、軽々に元に戻して別姓にしてよいのかと言う疑問もあり >日本も明治時代に欧米諸国に習い、古代以来の夫婦別姓の伝統を改めて、近代国家として同姓を認めた訳ですから というご回答についてもう少し詳しい経緯(歴史)をご存知でしたら教えていただけませんか?

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