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朴大統領在籍当時の日本での評価
現在、朴大統領の本を読んでいます。 いろいろな評価がされている人物だなという印象です。 ここでお聞きします。 朴大統領在籍当時、日本での評価(日本とのつながりやメディアの取り上げ方)はどうだったのでしょうか? ぜひお教えくださいませ。
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知識人の間でも、朴大統領は軍事クーデターで圧政を行う非道な人間という評価でした。 軍事クーデターで成立したという経緯自体が異様ですが、その後のベトナム派兵で更に悪名高い大統領となりました。 マスコミなども、批判的な取り上げ方をする見方が多く、日本からのソウル特派員などもかなりの緊張を強いられていました。 逆に、朴政権のあたりから、日本のいわゆるキーセン観光が盛んになり(朴政権は黙認)、社会問題化したことは良く知られています。 さて、ここから朴大統領のウラの顔ですが、朴大統領をして「最後の日本軍人」と呼ばれたように、戦時中には朝鮮人でありながら、帝国陸軍のエリート将校一歩手前まで行った人間でした。 当然のこと、旧陸軍軍人に知故も多く、朴政権のNo2と呼ばれた当時の中央情報部長、金鐘秘を使って日韓条約交渉や対日工作に励みました。 更には、コリアゲート事件に代表されるように、対米関係の強化のためならどんな手段を使ってでも成し遂げようとした人物でもあります。 実は、韓国内でも未だに評価の定まらない人物のひとりですが、驚異的な経済発展の土台を作った一方で、軍事政権の性格上、徹底した民衆弾圧を行い、民主化をかなり遅らせました。 あわせて読まれるのに、近刊で以下の本をおすすめします。 「韓洪九の韓国現代史」1・2 韓洪九・著 平凡社
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日本では評判悪く、韓国では評判が良かった、というのが正直なところではないでしょうか。 ただ日本でも自民党の一部にはウケがよかった(朴大統領は陸士でしょう?)。 しかし社共とか、マスコミのほとんどは(いや全部は)アンチ朴政権で、その裏返しで当時は韓国と一触即発の関係にあった北朝鮮の金日成礼賛がありました。 朴大統領を悪く言う人は金日成の悪口は決して言わない(笑 昭和40年代のヒトコマ。 で、 朴大統領よりもっと人気がなかったのは李承晩です。 これは日本で支持する人は誰もいなかったという隣国の指導者ながら珍しい話です。右から左まで。 当時の日本国内の韓国観はマスコミの影響が大きかったと思います。 同じ軍事政権でも社会主義の北朝鮮が善玉で、開発独裁の韓国はヒールの扱いでしたし。 当時の論壇も似たりよったり。 いまから言えば左翼偏向となるんでしょうが、朴大統領の頃の日本の論壇やマスコミはそういう考えが主流だった。 朴大統領は最後はアメリカの言うことをきかなくなって、アメリカに切られた、とまことしやかに噂されました。ベトナム戦争の長期化から、朴大統領はアメリカ偏重路線を修正し、それがアメリカの逆鱗に触れたとも言われました。アジアの西側寄りの独裁国家が、時代のうつりかわりでアメリカから切られた例では、フィリピンのマルコス政権の最後に似ていると思いますが、側近に殺されるという最後は大変に衝撃でありました。 朴政権がなかったら日韓国交はもっと遅れていただろうし、韓国の経済成長もいまのような形ではなかったでしょう。あの政権がなかったら対米依存ももっと強かったと思います。
反共を掲げて軍事独裁政権(北に対抗するためには必須であったが)をしいていたために日本での評価は芳しくなかった(というより、左翼系マスコミが幅を利かしてた当時の日本では犯罪者扱いスレスレ)、 学生運動や労働団体も打倒朴大統領を叫んでたりもしてた。 http://www.geocities.jp/showahistory/history6/54a.html