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「右」「左」などの教え方
小学校の特殊学級で2,3年の子ども(自閉・ダウン・知的)を教えています。 上下左右などの方向について、いろいろな方法で教えてきたのですが、長くやっているわりにはいまだに理解度が低いです。 毎日の体育の授業の最初と終わりに整列した後に「右手あげて」「左手あげて」とやったり 「鉛筆(おはし)を持つ方」という方がわかりやすい子にはそのように言ったり きっとなんとなーくわかっている程度だと思うのですが、1人1人テストのようにやると、なんとも正答率が低いのです。 とりあえず今の目標は、自分の右手と左手を確実に覚えること、そして前・後・上・下などにも結びつけて発展させていきたいと思っているのですが 何かよい支援方法・これらのことが訓練できる歌や遊びなど、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
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幼稚園の教え方ですが・・・ 黒板の両端の木枠部分上部に「みぎ」「ひだり」と書いた紙が貼ってありました。 例えば、「みぎ」の字の下にお箸の絵、「ひだり」は茶碗の絵を描いておいてはいかがですか? 実際に箸と茶碗を持たせて、その絵を見ながら「赤上げて、白下げないで・・・」を右と左に置き換えてやってみては?難しければ、最初は「箸上げて、茶碗下げて」がわかりやすいかも。 私自身、近くにそのようなお子さんがいませんので、可能かどうかは判らないのですが・・・、このような方法しか思いつかなくてすみません。
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- kirara-ki
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立派な回答の後で、お恥ずかしいのですが。(私もとても勉強になりました。) 友人が、昔、「両手を胸に当てドキドキする方が左手」と教えていました。 お箸を持つ手は、左利きの子供もいるので、必ずしも右手では無いけれど、心臓が右にある人は、殆どいないからだそうです。なるほどなと思いました。 「アブラハム」という踊り遊びは、歌に合わせて踊りながら、リーダーの真似をして、右手、左手、右足、左足と、次々と動かしていく遊びです。 曲に合わせて、楽しく覚えられると思いますよ。 参考になれば、嬉しく思います。お仕事頑張って下さいね。
お礼
ありがとうございます。 「ドキドキ」・・・も一つとしてストックしておきます。 参考HPはいろいろな歌も調べられていいですね。ぜひ活用したいと思います。
- baka_inu
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はじめまして 養護学校の教員をしています。 「右」と「左」を教えることの難しさを実感されているのですね。時期が来れば一人で覚えられる子供って、実はとんでもなく「すごいこと」を平気でやっているのですよね。 右と左って、言語で伝えるには限界があるらしいです。どちらかの手だけを特定の目的で使う文化(お箸をもつ手が決まっている等)がない人に、言葉だけで、右と左をどう説明するかって(例えば電話で右と左について分かるように説明してくださいって言われたら…)、原理的には非常に難しいみたいです。 ※科学者達の議論で、遠くにいる宇宙人と電話で話すと仮定したときに、伝えられないのが左右の概念だったという話をどこかの本で読んだことがあります。それだけ抽象性の高い概念だとご理解下さい。 要するに、左右の概念を伝えるには、お子さんが生活場面で使い分けている機能差(もしくは認知できている左右の区別)を基礎に、生徒の分かっている概念を活用して指導する必要があるのかと思います。それがお箸を持っている方、だったり、先の回答者の方が書かれた黒板の話題だったりするわけです。より生活に密着した場面で指導したほうが良いのではないかと。 さらに障害時教育に関連して言えば、生活場面と切り離して右と左を教えることは、難しいだけでなく害悪になる可能性もありますし、自閉児には生活場面に溶け込まそうとして逆に失敗する事も考えられます。 一人ひとりのお子さんについて、レディネスを考え、指導する時期かどうかを見定めて、それぞれにあったやり方で指導することが重要だと思うのです。 上記の事柄を踏まえて、質問者の方は、 「上下左右などの方向を子供が理解するためには、それ以前に、どういう力が育っている必要があるか」 …ということを、考えたことがありますか? (^_^) 障害を持つ子にとって、抽象概念の習得は、とても高い課題だと思っています。発達の速度や領域ごとの発達の程度は、お子さんによって様々なので一概には言えませんが、障害のないお子さんの発達過程をゆっくりとなぞるように成長するのが、一般的です(自閉児はどうやら発達過程がバラバラになる傾向があるようです)。発達過程を的確に掴むことで、ある程度、子供の発達段階を掴むことができ、現在の指導や今後の見通しがつくようになるのだと思っています。 質問者の方は、障害のないお子さんが、右と左の区別がつくのは何才くらいか、資料に基づいて明確にお答えできますか? その年齢に達する以前にできる項目には、何がありますか? そういったことを知るための資料として、どんなものが手元にありますか? 私の知っている資料は、S-M社会生活能力検査、遠城寺、津守・稲毛などの簡易検査と、太田ステージ、NC-プログラムなどです。 S-M式は簡単ながら指導していく上での課題が明らかになりますし、特に後者の2つは、小学校低学年時期の障害児教育には必須とも言えるものだと思っています。お持ちでなければ、ぜひお手元においておかれることをお勧めします。質問者の方が知りたいことが、きっと実例や指導例なども含めて書かれていることでしょう。 今回の回答では、あえて直接的な解決案については書きませんでした。お子さんについて全く情報がないので具体的な解決策はたてられませんし、たとえ情報をもらったとしても、私と質問者の方の個性があるので、同じ教材で同じように指導したとしても、同じ効果は得られない(むしろ私がアドバイスすることで逆効果になりうる)ことが想定されるからです。 まずは基本に立ち返って、発達検査等を利用し客観的なアセスメントを行うこと(もうすでにやっているとは思いますが…)、より細かな課題を再設定することから取り組まれてはいかがでしょう? 蛇足ですが… 「2,3年の子ども(自閉・ダウン・知的)」と書かれていますが、基本的には、障害が違えば基本的な手だては異なりますよね。特に、知的障害やダウン児と自閉症児は大きく違うことが多いです。それぞれ一人ひとりをみると、さらに個別に認知の程度や好きなことなども異なりますから、アプローチの仕方や指導場面も異なるような気がします。 例えばダウン症の子は歌やダンスを交えて「み~ぎ、み~ぎ…」とリズムに合わせて教師が言いながら右にステップを踏ませたり、アブラハム体操をしながら右手や左手を挙げさせたりするとのってくるかも知れません。でも大半の自閉の子にとって、この方法は適切とは言えないでしょう。机上学習で全く同じ物を2つ提示して、「右は?」「左は?」と聞いた方が理解しやすいかも知れません。これにしても、同じ物が3つになったらできるかどうか分かりませんし、別の場面に汎化させる段階でまた課題が生じることでしょう。 この発達段階で教えることなのか、この場面で指導することなのか、この手だてで有効なのか…、といったことを考える必要があります。下手したら、ダウン児は意固地になるでしょうし、自閉児はこちらの意図しない状況でこだわってしまう可能性があります。左右の概念を、一律に指導することについて、私は少し否定的です。 もちろん、これらの記述は、お子さんも学級の雰囲気も見ていない外野の戯言に過ぎません。実際にお子さんを見ていらっしゃる質問者の方が、判断されてのご質問だと思っています。 長文失礼しました。 何かのお役に立てれば幸いです。
お礼
いろいろ細かいところをご助言ありがとうございます。 教員になって日が浅いので、障害児教育についてはまだわからないことだらけです。回答者さんのお話も参考にさせていただいて、少しずつ勉強していきたいと思います。
- hirona
- ベストアンサー率39% (2148/5381)
私は、質問者さんが担当なさっているようなクラスの子ではなかったのですが、小学生になってすぐまで、右と左が分かりませんでした(汗) 親も、具体的に教えなかったんです……知っているものと思い込んでいたようです。 で、私が、自分自身に無理に覚えこませた方法なんですが。 学校の教室には、右端に、日付や日直の氏名などが書いてありました。 あるキッカケで、「日付や日直が書いてある方が、右」というのを、ハッキリ認識しました。 その後、教室の黒板が無い場所でも、黒板を思い浮かべて、左右を判断しました。 体育の授業で、整列した時にやっているようですが、子供たちからは、どんな風景が見えますか? 「○○がある方が右だよ」って教えてあげて、他の時も「ほら、体育の時、○○があるのはどっちだっけ?」と言ってあげるのは、どうでしょうか。 最初は、風景を思い出せなくて分からないかもしれませんが、これで出来る子もいるかもしれません。 あとは、うちの子が地域のリトミック教室でやったことなんですが、右手に色つきヘアゴムをつけて、歌に合わせて、右って歌詞の時はゴムの方の手を振るのをやってました。 (「右手、どっち、こっち~よ~、○○する手」っていう歌もあるので、右手に持たせている物に歌詞を帰るのも、アリかも……)
お礼
ありがとうございます。参考にさせていただきます。右手・・・の歌も探してみようかと思います。
- overtone
- ベストアンサー率22% (191/833)
素人なので 見当違いかもしれませんが、 「方向」と言う概念が 児童の皆様に入っているでしょうか? ========= バカにしているわけではありません。 「見えないもの(概念など)」に対する言葉の理解は困難なもののひとつと思ったからです。 また、「むかって」「自分から見て」もあり 空間(位置)の把握はことさら 難しいのかもしれません・・。
お礼
回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。 「方向」の概念はおそらくありません・・・。 前へならえなどはできるようになったので、同じようにできるかと思ったのです。
お礼
ありがとうございます。参考にさせていただきます。