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夢の記憶のこと
先日夜中に地震があったとき、ちょうど夢を見ていました。それで起きたときかなりはっきり覚えていました。もう一度寝入りまして朝になっても忘れていませんでした。仮に地震がなく朝まで寝ていたとして、起きたときこの時間帯に見ていた夢を覚えているかというと、どうも忘れているのではないかと思います。最近とんと夢の記憶がないのです。でも多分夜中には見ているのだと思います。 なぜ朝でも覚えていたかというと、一度覚醒して内容を反芻したから意識に刻まれてたのだと思います。夢を覚えているというのはこういうことなのでしょうか。朝まで寝ていて午前一時半の夢は覚えていないのではないでしょうか。
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眠りについた場合、人間の脳はコンピュータのようにいきなりパワーオフして活動がストップするわけではないですよね。ちょうど焚火の熾火のような状態になっているわけです。熾火は消えかかっているように見えますが、風や薪の具合でときどき部分的に燃え上がったりします。このプスプスだったりちょろちょろだったりする熾火のようなのが人間の脳でいえば「夢」だというわけです。 しかし、この夢で得られる情報は能動的なものではありません。むしろとても受動的なものです。 一般に人間の記憶は受動的なものより能動的なものが優先的に記憶されます。ゆえに「夢」のような普通に受動的な情報はあまり記憶されません。(普通じゃない受動とは、普通の記憶手続きをすっ飛ばす衝撃的な情報です。つまり衝撃的な夢は記憶される場合があります。但し、言語化する上でどんどん嘘っぽくなっていくでしょう) おそらく質問者さんが一度覚醒されたときに、受動から能動へ変換する手続きが行われたものと思います。 また能動的な情報は寝ているときに海馬(短期記憶装置)から大脳へ届けられ長期化するといわれています。そしてその記憶情報は寝る直前のものがよく記憶されるようです。つまり、午前一時半に能動化された夢の情報を朝よく覚えているというのは不思議なことではないわけです。 一日の勉強スケジュールで、暗記物を最後(寝る前)にした方が良い、と言われるのは上記のような理由からなのです。 <余談> 人間は視覚動物なので夢を「見る」ですが、犬や白熊であれば夢を「嗅ぐ」、イルカであれば夢を「聴く」になります。^^;
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- woodfish
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こんばんは。 人間は寝ている間に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を交互に繰り返していると言われています。 「レム睡眠」・・・脳は半分起きている状態(浅い眠り) 「ノンレム睡眠」・・・脳が寝ている状態(深い眠り) 夢は主に「レム睡眠」時に見ているとされています。 何秒かのうたたね時に鮮明な夢を見ることはないですか? 朝起きて、全く関連性のない何種類かの夢を個々に覚えている時があると思うのですが、睡眠時に何度か訪れる「レム睡眠」時に見たそれぞれ夢を記憶していると判断しています。 脳の中に「第1回目の夢」「第2回目の夢」・・・というように刻まれているのでは。 地震で起きた時、「レム睡眠」の途中だった可能性が大きいと思います。 おっしゃる通り”一度覚醒して内容を反芻したから意識に刻まれていた”のでしょう。 朝まで目覚めなかったらこの夢を覚えていたかどうかはわかりませんが、ただ、別の夢も見ていてそれが強烈だったとすれば覚えているかもしれません。 目覚める直前が「レム」か「ノンレム」かで目覚めの良し悪しにかかわるので、 「レム」時に目覚めるようにうまく時間調整すれば快眠を得られるそうです。 話がそれてしまいましたが「夢」は不思議ですね。
お礼
確かに覚醒しないでも、朝まで覚えているときもある気がします。レム睡眠中だったら半覚醒だからできるのかもしれませんが、まれなのではと思います。別の夢を見ることでもう一方も覚えているというのは、新しい考えですね。 レムで目覚めるとすんなりなんでしょうね。
お礼
ありがとうございます。とてもよくメカニズムがわかります。衝撃的な受動体験ってちょっと凄いですね。でもそのときも目覚めて記憶されますので、ちょっと比較はできないです。