• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ワッセルマン反応について)

ワッセルマン反応とは?

このQ&Aのポイント
  • ワッセルマン反応は梅毒検査に使用される方法です。
  • カルジオリピンを用いた抗原と抗体の結合反応が起こります。
  • 補体はカルジオリピンの免疫複合体に結合し、赤血球の免疫複合体には結合しません。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

No。1の回答の追加です。 抗原・抗体複合物と補体が結合するということは正しいのですが、補体結合反応では、2つの抗原抗体反応を利用します。したがって、反応系に加える順番が大事だということです。すなわち、緒方法では、 (1)カルジオリピンと抗体(血清) (2)補体 (3)赤血球と抗赤血球(溶血素:抗体) の順番に加えます。 しかし、これを(3)、(2)、(1)の順に加えると(3)の複合物に(2)の補体が結合するので溶血が起こります。 重複しますが、緒方法(補体結合反応)では、(1)、(2)、(3)の順番で加えるので、(1)の複合物に(2)の補体が結合するため、(3)の複合物に結合する補体がなくなります。 その結果、抗体陽性であれば(1)の反応が起こるので、溶血は見られません。しかし抗体陰性では、(1)の反応が起こらないので、補体は残り、(3)の反応物に結合するため、溶血が見られます。

lovefrog26
質問者

補足

回答ありがとうございます。 もう少しお聞きしたいことがあります。 (1)緒方法と、ワッセルマン法は同じと考えてよいのでしょうか? (2)1相に使用する抗体は、患者の血清ですよね。では、2相で使用する赤血球は、患者のではなくて、羊の赤血球なのでしょうか? (3)カルジオリピンの代わりにトレポネーマを使うことはありますか? 以上です。 いろいろ質問してしまい、すみません。

その他の回答 (2)

回答No.3

前回の回答で理解して戴いたものと理解して、この欄を少しの間、開かなかったので回答が遅れました。追加質問について回答します。 (1)ワッセルマン反応は梅毒検査の一つの方法で緒方法と同義語として使用さています。すなわち同じと理解してください。 (2)第二相では、抗原として羊赤血球、抗体として抗羊赤血球抗体を使用します。実際には両者を結合させた感作血球として使用します。第二相では、ヒト赤血球は使用しません。 (3)緒方法では、リン脂質抗原(カルジオリピン)を使用します。したがって、正確な意味では、抗トレポネーマ抗体を測定しているというより抗カルジオリピン抗体の有無を調べることになります。一方、確定診断には、すなわちトレポネーマ抗体を調べるためには、他の検査法(凝集反応TPHAや蛍光抗体法FTA-ABS)があります。TPHAやFTA-ABS法では、抗原としてトレポネーマを使用します。 質問から感じることですが、抗原抗体反応の基礎を一度、読み直されたら如何でしょうか。その際、緒方法では、何が抗原で何が抗体として使用されるのかも、再度、確認されたら如何でしょうか。

lovefrog26
質問者

お礼

御礼が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。 免疫のことは、もう一度基礎から勉強しますね。 お答えくださって、本当にありがとうございます。

回答No.1

簡単な回答は、加える補体の量に限りがあるからということです。緒方法(補体結合反応)には、2種類の抗原・抗体反応が関係しています。すなわちカルジヲリピン(抗原)とその抗体(血清)が関与する第一相の抗原・抗体反応、羊赤血球(抗原)と抗羊赤血球(溶血素:抗体)が関与する第二相の抗原・抗体反応です。第一相の抗原抗体反応が起これば、その後加える補体と結合し、理論上は余剰の補体は反応系からなくなります。その後、第二相の抗原・抗体複合物(溶血系統)を加えても、余剰の補体がないので、第二相の抗原・抗体複合物には補体は結合しません。その結果、不溶血になります。しかし、過剰の補体を加えていれば、この限りではありません。緒方法(補体結合反応)に使用する補体量は、あらかじめ量を決めていて過剰な補体量を加えません。第一相に使用する抗原量を変化させれば、結合しない補体が残りますので、溶血系統を加えれば、抗原量が少ないほど、溶血がよくみられます。このような説明で理解していただけるでしょうか。

関連するQ&A