>収穫間際の追肥は控えた方がよいという考えになりました。
追肥は.土に対して行うものです(ようめん散布は除く)。
鉛等の不純物は土に吸着されてしまい.植物には入れません。
又.有効成分の場合に.人に影響が出るほどの分量が植物内に入っていた場合.多くの確率で.植物は生育不良になります。
収穫間際の追肥が避けなければならない理由としては.急に窒素分が増えて.その結果葉の生育が起こり.実が生らなくなった場合などの場合です。
ただ.連作障害を避ける意味では.収穫後には与えた肥料成分はすべて吸収されていて植物に残っていないようにする為に.収穫期の追肥を避ける方向にあります。
最後に亜硝酸の毒性が考えられますが.窒素系肥料を収穫期に追肥する場合はようさいだけです。
ようさいの場合に収穫期に使う追肥は.硝安であり即効性です。亜硝酸をほとんど含みません。又.亜硝酸を直接吸収する経路を知りません(硝酸又はアンモニアで植物が吸収する)。したがって.植物内で代謝されて生成する亜硝酸の毒性があるかもしれませんが.これは.植物の代謝によってできるものですから.植物の種による影響が大きいのです。
追肥をした食品用種の生育が確保されている限りは.追肥と毒性の関係はほとんどありません。有害物を植物が吸収できないのですから。
収穫期の追肥で「葉につかないようにする」事は必須でしょう。ようさいに昔普通に使われていた人糞醗酵物で.寄生虫に感染し.日本全体が寄生虫ばかりだったのですから。化学肥料の毒性よりも寄生虫感染のほうが心配です。
補足
亜硝酸とはどういうものかよくわかりませんが、毒性のあるものならどうして野菜に表示されてないのでしょうか。少し不安になってきます。