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子ども兵?
『NHKスペシャル アフリカ ゼロ年』で「第3回 子ども兵を生んだのは誰か」というタイトルがついているのですが、なぜ呼び方が「子ども兵」なのでしょうか。 若年の兵士は、少年兵と言っていたと思うのです。 子ども兵と少年兵は別ものなのでしょうか。 それともなにか子ども兵という理由があるのでしょうか。
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旧軍では兵力不足を補うため徴兵年齢以下の少年を志願兵として採用していました。 これは訓練に長期間を要する兵種にある程度の学力のある人材を確保するためで、少年飛行兵、少年戦車兵、少年通信兵、幼年学校生などです。 これらは正規の軍人です。 「少年兵」というとこれらを連想するのを避けるため、また現在問題になっているのはもっと低年齢の兵士で正規兵でないものを対象にしているので「こども兵」と呼んでいるのです。 従って両者は全く別のものです。 「こども兵」と呼ぶのは志願したものは少数で、誘拐、拉致などの手段で集めた「こども」に強制的に軍事訓練を行い兵士としているものを指しているものです。 これらは正規兵は少数で多くは不正規兵です。 しかも男女を問いません。 現代は武器の進歩でカラシニコフという自動小銃は取り扱いが容易で故障も少なく軽量で「こども兵」でも使用できるという特徴を備えています。 小銃射撃や狙撃は少しの訓練で可能になるのも「こども兵」の登場に一役かっているのです。 彼らは次第に人を殺すことに何の躊躇いも感じなくなり殺人機械に成長していくのです。
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- toomm
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こども兵は、18才未満の徴兵された兵という定義 のようです。少年といえば日本では20才未満の未成 年を言いますから、「少年兵」では、単に未成年の兵 という印象を受けてしまうからだと思います。
お礼
コメントありがとうございます。 すみません。「18才未満の徴兵された兵という定義」はどこから引用されたのか、可能であれば教えて頂けませんか? やや微妙な定義になってしまうのですよ。 「子ども兵の多くは、武装組織によって誘拐され」とNHKのサイトにもあります。徴兵は正規の手続きを踏んでいるので、意味が違ってしまうのですね。そのあたりを確認したのです。 何卒よろしくお願い致します。
- jamiru
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江戸時代まで未成年は男女ともに「少年」表記です。 明治になって英語が入ってくると、Boy「少年」Girl 「少女」に別れたのです。 少年にしたら男のイメージになってしまうからでしょう。 子ども兵は洗脳というより、理解力が無いのを利用して、そそのかしているだけと思いますね。 この小包を○○に持って行ってね。そしてらごほうびあげよう。等。
お礼
コメントありがとうございます。 誘拐した子供を兵士に仕立て上げる話は、最近ですと松本仁一氏の『カラシニコフ』がとても詳しいですね。村を襲撃した反政府ゲリラが、捕虜の処刑を子供に命じて、拒否すると「じゃお前を殺す」と言うケースもあるのだとか。安価なパーツとしての子供兵、なのかもしれませんね。
- phantom1
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旧軍の少年兵制度と混同されると思ったんじゃないでしょうか。旧軍の場合は義務教育終了程度の少年を軍が受け入れる制度で歴とした正規兵ですが、アフリカ等の紛争国で横行しているのは、大人の言うことに従順な子供をさらって来て洗脳し、捨て駒の囮に使ったりするやつですよね。彼等は本当にろくな教育も受けていない小さな子供です。過去最年少の記録は、4~5歳の幼児だったそうです。 番組制作サイドはその辺りの誤解が無いようにしたかったのではないでしょうか。
お礼
コメントありがとうございます。 一度お礼を書いたのですが、自分のミスか標示されてい何のでもういちど書きますね。 とても興味深いご指摘です。 たしかに両者を混同するような表記をした場合、あとあと面倒なことになりそうですね。 けれどもう少し状況に即した単語を作れそうなものですが……。
- ipa222
- ベストアンサー率20% (903/4455)
ジェンダー系のおばさんのクレームが原因だと思います。
お礼
コメントありがとうございます。 一番ありがちですが、これだと調べられないですね。 英語だと「child soldier」なので、確かに、子ども兵でも間違いではないのですが。
- masa0000
- ベストアンサー率36% (462/1265)
その番組を見ていないので何とも言えませんが、 「少年」には「男の子」の意味が強いですね。 女の子も兵として含まれるのであれば、不適当と判断したのではないでしょうか。
お礼
コメントありがとうございます。 微妙なところですね。 本によっては少女兵と書いているものもありますし、『女子少年院』などでは、少女も少年と言うのだそうです。 わざわざ変えるだけの理由が、もう少しあるような。
お礼
コメントありがとうございます。 ほぼ完璧なお答えを戴けたと思っております。 つまり「子ども兵」はアフリカ問題を考える上で考えられた言葉で、軍隊としての「少年兵」「少女兵」と同じカテゴライズをすること事態が、認識の誤りということなのですね。 軍事知識を多少でも持ち合わせていると、若い兵士としてついすりあわせてしまいがちですが、私が思っているより「子ども兵」という言葉が一般化されたものであると感じました。境遇を全てふくめて「子ども兵」なのですね。 軍隊の組織構造に捕らわれず、アフリカ問題として考える、で氷解です。