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「荒唐無稽」の語源
「荒唐無稽」の語源を御教示ください。
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とりとめのないでたらめを非難 荒唐は韻を踏んだ二字、いわゆる畳韻(じょういん)の熟語で、一字一字の意味は問題でなく、「こうとう」という音の響き、音色が特定の状態を表します。 昔から習字の手本に用いられた『千字文(せんじもん)』のはじめに「天地玄黄(てんちげんこう)、宇宙洪荒(うちゅうこうこう)」とありますが、荒唐はこの洪荒と同じく、はてしなく広大なさまをいいます。 『荘子』に「荒唐の言、端崖(たんがい)(はし、限界)無きの辞」とあるのも、こせこせした俗世間を見下すような言辞、むしろほめることばでした。 しかしやがてとりとめがない、つかみ所がないというようなことからさらにでたらめを意味するようになり、根拠がないことをいう無稽と結びついて「荒唐無稽(こうとうむけい)」となると、根拠のないでたらめをそしることばになります。 http://2.suk2.tok2.com/user/yamakou/?y=2005&m=02&all=0
お礼
有難うございました。