プロピレングリコールをポリプレン、またはポリプロピレングリコールにできないでしょうか?
バイオマスプラスチックに興味を持っています。
先日三井化学がバイオエタノールからでる余りの
グリセリンからプロピレングリコールを合成する
触媒を開発したとの情報を得ました。
http://jp.mitsuichem.com/release/2008/2008_0818_02.htm
確かにすごいニュースですがプロピレングリコールの
だとその利用は限られます。
プロピレンやポリプロピレングリコールにできれば
すごい利用価値があると思います。
プロピレンから製造できる化学物質はこんなにあるのですから。
http://www.jpca.or.jp/64dict/dict.htm
(このサイトにあるたくさんのものがプロピレンが原料です)。
またポリプロピレングリコールはウレタン樹脂の原料を
代表として非常に重要なポリマーです。
しかし通常プロピレングリコールはプロピレンから
合成され、またポリプロピレングリコールは
酸化プロピレン(プロピレンオキシド)から
開環重合によって作られます。
つまり通常はプロピレン→プロピレングリコール、酸化プロピレンであり
プロピレングリコール→プロピレン、酸化プロピレン、ポリプロピレングリコールという合成手順ではないのです。
三井化学に電話をして聞いてみましたが
少なくとも三井化学ではそのようなことは
していないそうです(検討はしているかも知れませんが)。
有機化学の参考書を見たところ、これはアルコールの
脱水アルキン化反応にちかいですが
プロピレングリコールのように隣り合った
炭素原子がひとつずつ水酸基を持っている
構造では応用できるか疑問です。
上手く水分子をひとつだけ抜けば
酸化プロピレンにできるような
気がするのですが。
お知恵を拝借できれば幸いです。
お礼
ありがとうございます。スペクトルが見えているので大丈夫です。 本当に助かりました。