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ございますでしょうか(再質問)
いつもお世話になります。 ビジネスマンのわかりやすい!基礎敬語講座というページを読んでいますと、 「ございます」は、謙譲の意味が含まれているため、相手の人や行為が主語の 場合には使えないとありました。 ○○様でございますね?----------------× お元気でございますか?----------------× (ただし、goo辞書(大辞林)には「どなた様で―・すか」の例文があるようです。) また、「でございます」は、丁寧語「です」の元のかたちなのですよね。 以前、こちらで伺いましたとき、 「です」の推量「でしょう」は、用言の終止形、連体形につくことができるから 「いかがお過ごしでございましたでしょうか?」という挨拶は、文法的に誤りはないと 教えていただきました。ただ、その意味を考えると、 「(いかがお過ごし)ですでしょうか?」となって、 です+ですの重言になりはしないでしょうか。 相手が主語の場合に「ございます」「でございます」が使えるかどうかとあわせて ご教示をお願いします。
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「ござる」 は 「ある」「いる」「~だ」 の 謙譲語です。 お相手が主語のときには使えないと思います。 >以前、 >「いかがお過ごしでございましたでしょうか?」という >挨拶は、文法的に誤りはないと >教えていただきました。 それは間違いだと思います。 「いかがお過ごしだったでしょうか」 が正しい。 「過ごし」は名詞で、 それに「お」をつけることで充分な敬語です。 「いかが」という丁寧語もついています。 敬意を表そうという気持ちが強いあまりに 二重三重の敬語を使うのはおかしいです。 例えば お持ちいたしまます も二重の敬語で 厳密にはおかしい。 「お~する」で充分な謙譲語ですから 「お持ちします」でいいはずです。 同様に お聞きになられましたか も二重です 「お~になる」 で充分な尊敬語ですから 「お聞きになりましたか」または 「聞かれましたか」 でいいはず。 ご質問の「ござる」謙譲語ですから 例えば 「私にできることがございましたら ご遠慮なくお申し付けください」 とか 「私が田中でございます」 とか 「そのお品は取り扱いがございません」 とか に使えるかと思いますが・・。
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質問がいくつかに分かれているので、回答は大変です。 「ございます」について このサイトを覗いてみましたが、敬語の説明に「尊敬」「謙譲」「丁寧」などの用語は使用しないと宣言していましたが、確かに一般的に使い過ぎであるように思います。しかも間違った用法が罷り通っているので、わざと別の方法を採ったのでしょう。どうやら、一つずつ文例をあげて、これは使える、これは使えないという形式を採るのでしょう。「敬語の用法辞典」のようなものが出来るのを期待しましょう。 「です」は「でございます」からできた 一説では、そうです。だが他の説もあるようです。 >「ございます」は、謙譲の意味が含まれているため、相手の人や行為が主語の 場合には使えないとありました。 使わないと言っていた「謙譲」という語がさっそく出てきましたね。「ございます」は「御座+ある」という尊敬語から転成した「丁寧語」で、「ます」より丁寧の意味が強いと理解していますが、どうして「謙譲」の意味があるのでしょう。 たぶん、「尊敬語」を使うべき所に使っていないから「謙譲語」という錯覚でしょう。 お元気でございますか?----------------× お元気でいらっしゃいますか?----------------○ >「です」の推量「でしょう」は、用言の終止形、連体形につくことができるから 「いかがお過ごしでございましたでしょうか?」という挨拶は、文法的に誤りはないと教えていただきました。ただ、その意味を考えると、「いかがお過ごし)ですでしょうか?」となって、です+ですの重言になりはしないでしょうか。 まず「です」が形容詞に付くかどうかですが、「よい(いい)です」は多少違和感を持ちます。ところが「です」の未然形「でしょ」になると、「いいでしょう」とすんなり受け取れます。さらに「です+ね」を付けると「いいですね」と抵抗感がありません。これは七不思議のひとつです。(ちょっとオーバー)時枝誠記博士は「でしょう」を「です」から切り離して「推量の助動詞」としています。 次に「た」という過去・完了の助動詞に「です」が付くかどうかですが、「た」は活用の仕方からいっても「形容詞」と同様の性質を持ちますから、上記と同様のことが言えます。 よかったです。 よかったでしょう。 よかったですね。 「(いかがお過ごし)ですでしょうか?」は、たしかに変です。 「(いかがお過ごし)でしょうか?」で十分です。
お礼
一度にたくさん質問してしまいました。お答えいただいて恐縮です。 「ございます」は丁寧語なのですね。確かに、 山田でございます。 うれしうございます。 などを、主語が相手のときに使うと、謙譲表現のように聞こえてしまいます。 すなおに尊敬語を使えということですね。 また、おっしゃる通り「いいです」には違和感がありますが、「いいでしょう」になると抵抗を感じなくなるのは、「でしょう」が推量の助動詞として定着しつつあるわけなんですね。それでも「よかった・でしょう(か)」はなんとなく奇異に聞こえます。 とても勉強になりました。ありがとうございました。
- weiemes15
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もともと丁寧語だったものが、相手が目上(敬語の一般的ルールとして相手が目下と確定するまでは目上として遇することに注意)の場合は尊敬語である『いらっしゃる』の方が優先して用いられるため、謙譲語が用いられるべきシチュエーションでしか用いられなくなってきた、というところではないかと思います 辞書の例文は大体古いですから、現代ではあまり使われない表現も載っているのでしょうね
お礼
相手が主語なら尊敬語の『いらっしゃる』ですね? 『でございます』は、使うのも聞くのもなかなか機会がないのでわかりづらいです。 ありがとうございました。参考にいたします。
お礼
#3の方は丁寧語だと言っておいでですが、相手を主語にして「ござる」文を作ると、謙譲語になるという矛盾が生じてしまうのですね。 教えていただいたとおり敬語は不必要に重ねないよう注意します。 例文もとても参考になりました。「取り扱いがございません」とは、一生言えなかったと思います。 ありがとうございました。