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不完全優性と部分優性の違い。

題名の通りです。 不完全優性とは、 たとえばマルバアサガオでF1で全てピンク色の花になってF2で赤:ピンク:白=1:2:1 というものと高校の時に習いました。 でも、大学では不完全優性と同じ項目に 「部分優性」の説明がしてあったのですが 不完全優性と同じことが書いてあるとしか思えませんでした。。 区別を教えてもらえてもらえないでしょうか。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

どちらも同じ概念という理解でよいと思います。 しかし、、、、 不完全優性、部分優性とも一般的な遺伝学の現場ではまず使われない言葉です。質問者さんの挙げた例のような現象は、半優性(semidominant(名), semidominance(形))の語の方が頻繁に使われます。 不完全優性は英語のincomplete dominance(名)の訳でしょうが、「不完全優性」という一つの術語というより、「不完全な」「優性」というふうに「dominance」に「incomplete」という形容詞がついただけのものだと理解した方がよいと思います。文脈の中で、complete dominanceが出てきたのと対比してimcomplete dominanceと言う言葉が出てくるかもしれませんが、単独で出てくるとしたらsemidominanceのほうが一般的だと思います。 部分優性のpartial dominance(名)のほうも似たようなものです 。 ただし、集団遺伝学、理論遺伝学などでは、これらの言葉がちょっと特別な概念をあらわす術語として使われます。たとえば量的形質遺伝子座(QTL)という概念があります。ある形質が多数の遺伝子の影響下にあって、それぞれの遺伝子がどのタイプをとるかによって表現度が異なるような場合です。この場合、ある遺伝子が優性のアリルを持ったとしても、表現形の変化は限定的なものです。このような時、そのアリルはpartial dominance(またはincomplete dominance)を示すといったように表現します。 実際、これらの言葉をライフサイエンス辞書プロジェクトの共起表現やPubMedで引いてみると、ほぼ集団遺伝を扱った論文でしか使われていないことがわかるでしょう。 http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/ http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=PubMed

t3h1j1ta_1017
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり同じと考えて良いのですね。 安心しました。 私の学部は遺伝の専門的な事を扱うのではないので あいまいな説明であったり一般には使われない言葉が並んでいたのだと思います。 専門的な説明がもらえて参考になります!! ありがとうございました。

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回答No.3

#2です。訂正です。 半優性(semidominance(名), semidominant(形))

  • suiran2
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回答No.1

完全優性,部分優性,完全劣性といった用語は,集団遺伝学の優性の尺度(ドミナンス)を表す用語です。確かに「不完全優性」は,ドミナンスで言ったら「部分優性」に含まれると思います。 詳しくは,下記参考URLの第14回,第18回,第19回をご覧下さい。当方は数式を見ると頭痛がするほうで,集団遺伝学の単位は取らなかった落第生ですが,参考になりましたなら…

参考URL:
http://www.primate.or.jp/PF/yasuda/index.html
t3h1j1ta_1017
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはり不完全優性が部分優性に含まれるのですね。 自分で判断していいのか迷ってたのですが、そう言ってもらえると安心しました。 サイトもありがとうございます。 参考にさせていただきます。