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光学活性とTLC

TLC(固定相はシリカゲル)である物質の光学異性体のもの二つを(L型とD型)スポットしたとして、展開溶媒に光学活性があるものだけを用いるとRf値に差が生じることは分かったのですが、展開溶媒に先ほどの溶媒のラセミ体を用いるとRf値には差は生じないのですか?

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noname#62864
noname#62864
回答No.2

誤解のないように確認しておきますと、シリカゲルのTLCで、光学活性な溶媒を用いた場合に、Rf値に差が生じるというのは、厳密に言えば正しくありません。「差が生じる可能性がある」というのが正しいのです。つまり、分析する物質にもよるでしょうが、現実問題として、そこまで簡単にRf値に差が出るとは考えにくいです。 理論的には差が出る可能性があるが、現実には差が検出できない可能性が高いとご理解下さい。 なお、ご質問のようにラセミ体の溶媒を用いた場合には、D型とL型のRf値は同じになります。この場合には、差が検出できないと言う意味ではなく、理論的にも同じになるはずであるという意味です。

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

ご苦労様です。 この辺になると現実を非常に良く分かった上で物理化学的知見も充分にある人でないと「推定」さえ出来ません。 まず、ただのシリカゲルを用い光学活性な溶媒で分割できる光学対掌体が「本当にある」のかどうか調べた方が良いと思います。 そしてそれを実際に行った研究者に直接質問しないと「堂々巡り」しかまねません。 サイエンスって事実の上にあるもので、理論的には可能でも実際には起こらないものもあります。 ご質問の内容は多くの平衡定数を仮定した「動的運動」の式を解いた結果で示されますが、それって「個人的興味」の範囲内みたい。「個人的興味」は他人に質問することではなく「自分で汗を流して」調べることで「研究」へと昇華させるものだと思います。 <(_ _)>