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デカルトの身心二元論、わかりやすく教えて!
デカルトの身心二元論をわかりやすく説明してください。 特にわからないのは、 「物(身体)は延長を本質とし,心(精神)は非延長的な思考を本質とする」 という考え方です。ここでいう「延長」とはなんのことなんですか? 急ぎの用なので本を読む時間がありませんでした・・・ 至急お願いします!!!!!m(._.;)m
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質問者が選んだベストアンサー
デカルトが流行ってらっしゃるのでしょうか^^; 心身二元論については下の方の質問にも答えているので それを参考にして頂けるとありがたいのですが、 さらに「延長」について説明します。 延長は、物体を語るうえで重要な概念です。(観念論じゃなくてよかった^^) 物体を定義しろ、という時に何を思い浮かべます? 重さはないけれど、物があるってことありますよね。真空とか。 で質料とかもかなり微妙ですし、不可入性とかも言われたりしますが、 まず何よりも先に立つのは延長です。 延長は広がりとか言ったりしますが、要するに、縦、横、高さ(3次元なので) があることです。1つでも2つでもいいんですが。 でもどれもないってことは物体である以上ありえないですよね。 どれもないものは、だから精神なわけです。 延長というのは物体が空間の中に存在する以上、必然のことであり、 空間を一定の量占めて、そこにあるという存在の形式でもあります。 デカルトはこれを実体「物質」の属性(本質)とします。 これはスピノザやロックも受け継いでいきます。 分かってしまうと何でもないことなんです。少なくともデカルトにおいてのみ言うなら^^; ただいかにも専門用語!といった感じなので戸惑われるかもしれません。 「方法序説」なんかは薄いし、肝心のところさえ読めばすぐです。 意外と分かりやすいので、気になるようでしたらご一読を。
お礼
大変解りやすいご回答、ありがとうございました!! すごく役に立ちました(*^^*)。 また、お礼を言うのがとても遅くなってしまい、大変申し訳御座いませんでした (>_<)