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リタリンについて教えて下さい。
9歳の子供がADHD、一部アスペ傾向ありという診断を受けています。具体的な症状としては、主に教室内で問題にされていることですが、授業中集中できない、課題や宿題が提出できない、おしゃべりが過ぎる、忘れ物が多い、友達とのトラブルが多いなどです。 主治医の判断で、現在、朝のみリタ1/4錠服用を始めました。結果は良好で、上記の問題がほぼなくなっているようです。 しかし、薬で感情をコントロールしている状態が不安で仕方ありません。リタリンについてご存知の方に教えていただきたいと思います。 リタリンに関して「耐性」ということがよくいわれているようですが、やはり薬に対する耐性は避けられないのでしょうか?耐性がついてどんどん増えていくのでしょうか? また、薬が効いているからADHDとはいえないという記述を目にしたことがあるのですが、どういうことなのでしょうか?ADHDでなくても(健常児であっても)服用すれば落ち着きがでたり集中力が増したりするものなのでしょうか?そうでないとすれば、どんな状態になることが考えられますか? それからもうひとつ。薬の効き目は3-4時間と言われていますので、学校から帰ってくるころには効いていないはずですが、なんだか以前より大人しくて物わかりがよくなったと感じることがあります。どんな理由が考えられますか? 以上、よろしくお願いします。
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お薬ですから、何でも当然心配な部分はあると思います。ただ、「飲む場合のデメリット」と「飲まない場合のデメリット」を総合的に判断したらどうか、というところがポイントの様です。 本来ならこの様な不安は、主治医に相談するのが一番なのだと思います。 が、私もリタリンを飲んでいます(ました?)ので、自分の感覚で答えさせていただくと、 私の場合は、感情をコントロールしているという感覚はありません。聴覚過敏(例えば人混みの中で、自分の欲しい音声と関係ない音声が同レベルで入ってきてしまう)などには効果があったと思います。 たとえば、こうして文字を打っている時に、テレビの音や音楽などが耳に入ってしまうと、自分の書いている文がわからなくなってしまうんです。 が、リタリンを飲んでいる時は比較的、それが平気で欲しい音だけを拾う事が出来ます。 ここからは憶測でしかありませんが、例えばお子さんが、音や見えるもの、動くものなど、周りの刺激に惑わされやすい状態で一日を過ごした場合と、 薬を飲む事によってそれらの雑音が気にならずに過ごした場合、 やはり帰宅後の精神状態はずいぶん違うのでは、と思います。 帰宅後(薬の効き目が切れているはずの時間)でも落ち着いているのだとしたら、本人は今までそれだけ辛い日々を送っていて、今はとても落ち着いた状態だという事ではないでしょうか? 薬の耐性については、個人差があるとは思いますが、 私は1錠×2回(/日)を2年飲み続けましたが、薬の量は徐々に減ってきました。飲む事によって、落ち着いている状態の感覚が掴めた・・・という感じがします。 依存性については、親がコントロールして与えている以上、子供にそこまでの心配をする事はないんじゃないかな、と思いますが・・・。
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ADHD「注意欠陥多動性障害」とリタリン 子供の行動異常、いわゆる「ハイパーアクティビティ」という問題がある。(精神疾患の世界で「ADHD(Attention Deficit Hyper-activity disorder)=注意欠陥多動性障害」と呼ばれている症状で、落ち着きがなく授業中でも教室を動き回ってしまう、あるいは破壊的な問題行動を持つような子供たちのこと)。 現在、先進国では行動異常の子供たちが増えているといわれるが、ドイツでも同じ状況である。従来の治療方法では「リタリン」という薬を使っている。(「リタリン」は商品名。薬剤名は「メチルフェニデート」。精神刺激性薬剤、中枢神経興奮剤。依存性がある覚醒剤の一種)。このリタリンは爆弾のように危ない薬だ。 ドイツでは麻酔薬取締法で規制されている。製造メーカーでも中毒症になる危険性のある麻薬と表現している。特に問題なのは、リタリンの服用を中止する時に注意しないと自殺の危険性があるということである。 また、この薬を止めてしまうと非常に攻撃的になる。99年にアメリカで2人の高校生徒による銃乱射(コロラド州デンバー郊外のリトルトン高校)が起き、15名が死亡した事件があったが、この2人の生徒はリタリンを服用していた。しかしこのようなニュースは医学雑誌の中でも、ごくわずかしか掲載されない。アメリカの学校では20%の生徒たちがリタリンを飲んでおり、リタリンの製造量は90年から500%も増加している。(一説では、アメリカでは20人に1人の生徒がADHDと診断され、そのうち70%がリタリンの投与を受けている。また、リタリンの生産量はこの10年間で8倍に増えたという)。 では、行動異常の原因は何か。本当に精神の問題から来ているのか。つまり行動異常の子供たちに対してリタリン以外の治療法があるのか、閉鎖病棟に閉鎖してしまわなければいけないのか。それとも環境が何か影響を及ぼしているのだろうか。 ************************** 以上の米国の警告に従い、日本でも、処方注意勧告が出ました。しかし、例示が少ないので、確かに、リタリンの急激な飲用停止=自殺かどうかは、いまだ、不明であるが、気をつけるに、越したことはない。
お礼
回答のソースを示してくださったのですね。 知っておかなければいけないことですね。 主治医には不安材料も含め、いろいろ相談してみたいと思います。どうもありがとうございました。
一応、薬を買うと次の注意書きが、入っています。 **************** 塩酸メチルフェニデート 製品例 : リタリン錠「チバ」、1%リタリン散「チバ」 区分 : 神経系用剤(含む別用途)/精神刺激剤/中枢神経興奮剤 概説 精神活動をよくするお薬です。うつ病や睡眠発作の治療に用います。 作用 脳の神経に興奮的に作用し、精神活動をよくします。ふつう、他の抗うつ薬の効きが悪いときに用います。また、ナルコレプシー(異常な眠気)の治療にも使います。 注意欠陥多動性障害(ADHD)に応用されることがあります。 注意 【診察で】 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。 別に薬を飲んでいる場合は、医師に伝えておきましょう。 安易に用いる薬ではありません。注意事項や副作用について、できたらご家族も含め、十分に説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、納得のうえで治療にあたりましょう。 【注意する人】 強い不安や緊張感、興奮状態、また重いうつ状態にある人には向きません。かえって病状を悪化させるおそれがあります。緑内障のある人も禁止されています。眼圧を上昇させるおそれがあるためです。そのほか、甲状腺機能亢進症、チック、心臓病、てんかん、高血圧症の人も使用できないことがあります。 適さないケース..過度の不安・緊張・興奮状態にある人、重症うつ病、緑内障、甲状腺機能亢進症、心臓病(不整脈、狭心症)、運動性チックのある人など。 注意が必要なケース..てんかん、高血圧症の人。 【飲み合わせ・食べ合わせ】 飲み合わせに注意する薬があります。服用中の薬は医師に報告しておいてください。 飲み合わせに注意..昇圧剤(エピネフリン、ドプスなど)、MAO阻害薬(エフピー錠)、ワルファリン(ワーファリン)、抗てんかん薬(フェノバール、アレビアチン、ヒダントールなど)、三環系抗うつ薬(トリプタノールなど)。 飲酒は控えてください。精神的な副作用がでやすくなります。 【使用にあたり】 医師の慎重な診断のうえで使用しなければなりません。決められた飲み方を必ずお守りください。 夕刻以後の服用は原則として避けてください。夜に飲むと、眠れなくなってしまいます。 長期服用中に、急に飲むのを中止すると反動で重い症状を起こすおそれがあります。中止する際は、医師の判断で徐々に減量しなければなりません。 【食生活】 気分が高まりすぎて、緊張感や慎重さが低下することがあります。車の運転、危険な仕事、高所での作業は控えてください。 口が乾いて不快なときは、冷たい水で口をすすいだり、小さな氷を口に含むとよいでしょう。 唾液の分泌が減り、虫歯になりやすくなります。歯磨きをよくしてください。 この薬は目先の症状によく効きますが、うつ病の原因そのもは治せません。落ち着いてきたら、生活や職場の環境調整、さらに認知療法などを合わせておこなうとよいでしょう。たいてい時間が解決しますから、あせらずに、ゆっくりと治療されてください。 効能 【適応】 ナルコレプシー。 抗うつ薬で効果の不十分な次の疾患に対する抗うつ薬との併用//難治性うつ病、遷延性うつ病。 【応用】 注意欠陥多動性障害(ADHD) 用法 ナルコレプシーには、塩酸メチルフェニデートとして、通常成人1日20~60mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 難治性うつ病、遷延性うつ病には、塩酸メチルフェニデートとして、通常成人1日20~30mgを2~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 ※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。 副作用 副作用でわりと多いのは、口の渇き、食欲不振、吐き気、便秘、不眠、頭痛、動悸などです。これらは、それほど心配いりませんが、ひどいときは早めに受診してください。 重い副作用はほとんどありませんが、むやみに量を増やしますと、薬に頼りがちになり、やめにくくなってしまいます。決められた用量をきちんと守ることが大切です。また、定期服用中に急にやめると反発的な症状がでたり、重い副作用を起こすおそれがあります。自分だけの判断で止めないで、医師の管理のもと徐々に減量すれば大丈夫です。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください 依存..長期に多めの量を飲み続けると、体が薬に慣れた状態になりやめにくくなる。このとき急に中止すると、いらいら、強い不安感、不眠、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚など思わぬ症状があらわれることがある(徐々に減量すれば大丈夫)。 悪性症候群(Syndrome malin)..体の強い硬直、じっとして動かない、ふるえ、意識がはっきりしない、発汗、高熱。 重い皮膚症状..高熱、ひどい発疹・発赤、唇や口内のただれ、のどが痛い、水ぶくれ、皮がむける、強い痛み、目の充血。 脳動脈炎、脳梗塞、狭心症..頭痛、吐く、うまく話せない、手足のまひ、物が二重に見える、胸の痛み。 【その他】 口の渇き、食欲不振、便秘。 不眠、頭痛、神経過敏、眠気。 動悸、不整脈、血圧変動。 興奮、幻覚、妄想。 発汗、ふるえ、尿がでにくい、性欲減退、チック、体重減少。 長期連用で効き目が悪くなる。 ***************** 最近の薬の状況 ************** **〔2004年9月改訂(第5版)〕 *〔2002年11月改訂〕 貯法: 錠 防湿、室温保存 散 室温保存 使用期限: 包装に表示の使用期限を参照のこと 使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること 中枢神経興奮剤 劇薬、向精神薬、指定医薬品、要指示医薬品 注意-医師等の処方せん・指示により使用すること 塩酸メチルフェニデート製剤 日本標準商品分類番号 871179 錠 散 承認番号 (36A)111 (36A)110 薬価収載 1961年11月 販売開始 1958年11月 再評価結果 1998年3月 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 1. 過度の不安、緊張、興奮性のある患者 〔中枢神経刺激作用により症状を悪化させることがある。〕 2. 緑内障のある患者 〔眼圧を上昇させるおそれがある。〕 3. 甲状腺機能亢進のある患者 〔循環器系に影響を及ぼすことがある。〕 4. 不整頻拍、狭心症のある患者 〔症状が悪化するおそれがある。〕 5. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 6. 運動性チック、Tourette症候群の患者又はその既往歴・家族歴のある患者 〔症状を悪化又は誘発させることがある。〕 7. 重症うつ病の患者 〔抑うつ症状が悪化するおそれがある。〕 【原則禁忌(次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること)】 6歳未満の幼児(「7.小児等への投与」の項参照) 【組成・性状】 リタリン錠 「チバ」 成分・含量 1錠中塩酸メチルフェニデート10mg **添 加 物 * 乳糖、第三リン酸カルシウム、トウモロコシデンプン、 ヒドロキシプロピルセルロース、リン酸二水素カルシウム、 ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム 性 状 白色の裸錠 外形 識別コード 識別コード:CG 202 大きさ(約) 直径:7.0mm 厚さ:2.6mm 重量:0.14g 1%リタリン散 「チバ」 成分・含量 1g中塩酸メチルフェニデート10mg *添 加 物 乳糖 性 状 白色の散剤 【効能又は効果】 ナルコレプシー 抗うつ薬で効果の不十分な下記疾患に対する抗うつ薬との併用 難治性うつ病、遷延性うつ病 【用法及び用量】 ナルコレプシーには、塩酸メチルフェニデートとして、通常成人1日20~60mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 難治性うつ病、遷延性うつ病には、塩酸メチルフェニデートとして、通常成人1日20~30mgを2~3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。 【使用上の注意】 1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) *(1) てんかん又はその既往歴のある患者 〔痙攣闘値を低下させ、発作を誘発させるおそれがある。〕 →使用上の注意改訂のお知らせ (2) 高血圧の患者 〔血圧を上昇させるおそれがある。〕 2. 重要な基本的注意 (1) 覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服薬は原則として避けさせること。 (2) 連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し、特に薬物依存、アルコール中毒等の既往歴のある患者には慎重に投与すること。 (3) 本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること。 3. 相互作用 併用注意 (併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 昇圧剤 昇圧作用を増強させることがある。 本剤は交感神経刺激作用を有するため。 MAO阻害剤 MAO阻害剤の作用を増強させることがある。 本剤は交感神経刺激作用を有するため。 クマリン系抗凝血剤 クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがある。 クマリン系抗凝血剤の半減期を延長させる。 抗痙攣剤 フェノバルビタール、 フェニトイン、 プリミドン 抗痙攣剤の作用が増強されることがある。 本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 三環系抗うつ剤 イミプラミン等 三環系抗うつ剤の作用が増強されることがある。 本剤は三環系抗うつ剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させる。 グアネチジン 降圧作用を減弱させる。 本剤の交感神経刺激作用を有するため、グアネチジンの交感神経遮断作用に拮抗する。 アルコール 精神神経系の副作用が増強されることがある。 アルコールは本剤の精神神経系の作用を増強させる。 4. 副作用 承認時まで及び承認後の副作用調査例数の累計325例中201例(61.9%)に副作用が認められ、主な症状としては口渇(32.9%)、頭痛(14.8%)、発汗(24.3%)、食欲減退(16.9%)等がみられている。(本剤はうつ病については副作用頻度が明確となる調査を実施していないため、ナルコレプシーについて行われた調査を集計した。) (1) 重大な副作用(頻度不明) 1) 剥脱性皮膚炎:症状があらわれた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。 2) 脳動脈炎及び梗塞、狭心症:症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 3) 悪性症候群(Syndrome malin):発熱、高度の筋硬直、CK(CPK)上昇等があらわれることがあるので、このような場合には体冷却、水分補給等の適切な処置を行うこと。 *(2) その他の副作用 →使用上の注意改訂のお知らせ 部位別 頻度不明 5%以上 5%未満 過敏症注1) 紅斑等 ― 発疹、関節痛 眼 視調節障害、霧視 ― ― 精神神経系 興奮、チック、舞踏病様症状、Tourette症候群、ジスキネジア等 痙攣、常同運動、運動亢進、中毒性精神障害注2) 作用消失後の眠気、抑制、不機嫌・不快感、けん怠感、易疲労感 頭痛・頭重、注意集中困難、神経過敏、不眠、眠気 不安、焦燥、易怒・攻撃的、行為心迫、うつ状態、幻覚、妄想、眩暈、振戦 消化器 ― 口渇、食欲不振、胃部不快感、便秘 悪心・嘔吐、下痢、口内炎等 循環器 ― 心悸亢進、不整脈 頻脈、血圧上昇、血圧下降等、胸部圧迫感 血液 血小板減少性紫斑、白血球減少、血小板減少、貧血 ― ― 肝臓 黄疸、肝機能検査値の異常(AST(GOT)・ALT(GPT)・Al-P上昇等) ― ― その他 発熱、体重減少、頻尿、脱毛等 排尿障害、性欲減退、発汗、筋緊張 ― 注1)このような場合には投与を中止すること。 注2)観察を十分に行い、このような場合には中枢抑制剤(睡眠薬、抗不安薬、抗精神病薬)の投与等適切な処置を行うこと。 5. 高齢者への投与 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意すること。 6. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。 〔動物実験(ウサギ)において大量投与(200mg/kg/日)により催奇形性(二分脊椎)が報告されている。〕 7. 小児等への投与 (1) 6歳未満の幼児には投与しないこと。〔安全性が確立していない。〕 (2) 小児に長期投与した場合、体重増加の抑制、成長遅延が報告されている。 8. 過量投与1) 徴候、症状:主に中枢神経系の過剰刺激及び過度の交感神経興奮に起因する次の諸症状 嘔吐、激越、振戦、反射亢進、筋攣縮、痙攣(昏睡を続発することがある)、多幸感、錯乱、幻覚、せん妄、発汗、潮紅、頭痛、高熱、頻脈、心悸亢進、不整脈、高血圧、散瞳、粘膜乾燥 処置:症状に応じた支持療法を行う。自己損傷の防止、過刺激症状をさらに悪化させる外部刺激の排除に留意。 徴候、症状がそれほど重篤でなく、患者に意識がある場合には催吐あるいは胃洗浄によって胃内容物を除去する。重篤な場合は胃洗浄の前に短時間作用型バルビツール酸系薬剤を用量に注意し投与する。血液循環と呼吸の維持に集中治療を行う。高熱に対しては物理的な解熱処置をとる。リタリン過量服用に対する腹膜透析、血液透析の有効性は確立していない。 9. その他の注意 *(1) 適応外疾患〔注意欠陥多動性障害(ADHD)〕に対する投与で、全身痙攣が報告されている。 →使用上の注意改訂のお知らせ (2) メチルフェニデートの長期発癌性試験の結果、F344/Nラットを用いた試験では癌原性は認められなかった。B6C3F1マウスを用いた試験では、雌雄両性で肝細胞腺腫の増加、60mg/kg/day投与群の雄で肝芽細胞腫の発現がみられている。 (3) メチルフェニデートはSalmonella typhimuriumを用いたAmes試験では突然変異誘発性は認められなかった。チャイニーズハムスターの培養卵細胞を用いた試験では姉妹染色分体変換と染色体異常の増加がみられ、弱い染色体異常誘発性が認められている。 【薬物動態】 健常人に14C-塩酸メチルフェニデートを経口投与した研究では、血漿中14Cが最高濃度を示すのは投与後約2時間で、この14Cは主に代謝産物によるものである。投与後8、48時間での尿中排泄率はそれぞれ50、90%であり、糞中には極く少量しか排泄されない。 尿中の主要代謝産物は脱エステル化体で、投与量の80%を占めている。14Cの半減期は尿中排泄率より計算して7時間である。2)(外国人のデータ) 【臨床成績】 ナルコレプシー 一般臨床試験において、ナルコレプシーに対する有効率は89.6%(95/106)であった。 また、二重盲検比較試験において本剤の有用性が認められている。 【薬効薬理】 1. 中枢興奮作用 塩酸メチルフェニデートは大脳半球及び脳幹に高く分布することが認められており(ラット・経口投与)上位 運動中枢及び知覚・感覚系に作用することが示唆されている3)が作用機序についてはいまだ明らかにされていない。 マウス、ラット、ウサギ、イヌにおいて塩酸メチルフェニデート0.5~5mg/kgの経口又は非経口的投与により運動の亢進、攻撃的行動、闘争的衝動等の中枢性興奮症状が認められている。4) 2. 自発運動に及ぼす影響 マウスに塩酸メチルフェニデート15mg/kgを経口投与し、振動カゴを用いて観察した実験では投与1時間後に未処置群の4倍の運動量を示し、またラットによる回転カゴ実験において10mg/kgを経口投与した場合には著明な自発運動の亢進が認められている。4) 塩酸メチルフェニデートの運動亢進作用はその強さ及び持続性においてメタンフェタミン、カフェインのほぼ中間であることが認められている。4,5) 睡眠に及ぼす影響6) 3. REM型ナルコレプシーの患者(13例)に塩酸メチルフェニデート(10~40mg)を投与し、同じ日の午前(無投薬)と午後(試験薬投与後)の2回反復して1時間のポリグラフィを行い両記録を比較した結果、覚醒維持機能の指標となる入眠前覚醒持続時間(入眠潜時)が3.5倍に延長し強力な覚醒作用を持つことが認められている。また、REM睡眠抑制効果の指標となる入眠時REM期の持続時間の短縮が認められ、REM睡眠抑制作用の存在が示されている。 【有効成分に関する理化学的知見】 構造式 : 一般名 : 塩酸メチルフェニデート(Methylphenidate Hydrochloride) 化学名 : Methyl α-phenyl-2-piperidineacetate hydrochloride 分子式 : C14H19NO2・HCl 分子量 : 269.77 融 点 : 約205℃(分解) 性 状 : 白色の結晶性の粉末で、においはない。 水又はメタノールに溶けやすく、酢酸(100)、エタノール(95)又はクロロホルムにやや溶けやすく、ジクロロメタンにやや溶けにくく、無水酢酸又はアセトンに溶けにくく、酢酸エチルに極めて溶けにくい。 本品の水溶液(1→20)のpHは3.5~5.0である。 本品の水溶液(1→20)は旋光性がない。 【包装】 リタリン錠「チバ」 100錠 500錠(バラ) 1%リタリン散「チバ」 100g(缶) 【主要文献】 1) 「日本チバガイギー医薬品過量使用時の症状と処置」日本チバガイギー株式会社・ 医薬情報部編集、1987,p107 〔RITS00072〕 2) Faraj,B.A.et al.:J.Pharmacol.Exp.Ther. 191,535,1974 〔RITM00869〕 3) Bernhard,K.et al.:Helv.Chim.Acta 42,802,1959 〔RITI00193〕 4) Meier,R.et al.:Klin.Wochenschr.32,445,1954 〔RITI00084〕 5) 高木敬次郎ほか:薬学雑誌 87(7),837,1967 〔RITJ00057〕 6) 高橋康郎ほか:精神薬療基金研究年報 9,201,1977 〔RITJ00093〕 【文献請求先】 ノバルティス ファーマ株式会社 学術情報部 〒106-8618 東京都港区西麻布4-17-30 本剤は厚生労働省告示第99号(平成14年3月18日付)に基づき、投薬期間は1回30日間分を限度とされています。 製造 日本チバガイギー株式会社 東京都港区西麻布4-17-30 販売 ノバルティス ファーマ株式会社 東京都港区西麻布4-17-30 ****************** 以上のように、小学校未満の投与と、ハイティーンの投与は、充分に、気をつけるよう、訂正が、昨年、厚生労働省から出ております。
米国で、ADHDに、多用されている薬ですが、18歳未満児の脳の発達時には、注意しないと、自殺傾向が出るという報告もあります。 リタリンそのものは、クラスで、他の児童に迷惑をかけないという意味で処方されるので、リタリンで、ADHDは、完治しないです。 ただ、使い方で、飲んでいる間、他人の話を聞くことが出来るので、飲むだけでなく、効いている間に、トレーニングして、ADHD自身を治さないといけないです。 なお、まだ、確定的な脳刺激構造や理論は、固まっていません。 自分は、リタリンより弱い、ベタナミンを使っています。 頭痛が、あとからひどくなるからです。 私は、大人なので、薬についていけないときに、頭痛になるような気がします。 リタリンを飲んでいる間は、仕事できますけど、常用すると、体は、ぼろぼろになってますので、自分でコントロールしにくいので、飲む量を誰かが、監視しないと、ODになっちゃうかもしれません。 お大事に。。。で、小児専門の医師を見つけてくださいね。
お礼
主治医は軽度発達障害専門の医師で、小児専門なのかどうかわかりませんが、患者は見た限り子供が多いようです。 自殺傾向とは恐ろしいですね。でもうちの子供を見ていると、よくもわるくも非常に忘れっぽくて、あっという間に気分が変わるので、失敗したときはもうちょっと悩んで欲しいと思うくらいで、今のところ自殺とは遠い道を歩いているように見えます。ただ、思春期を迎えて、薬を常用した結果どうなるかはわかりませんからね。 よく見ていたいと思います。 薬の量や回数は、主治医に従い、親がコントロールしていく予定です。 aozoraxさまも薬を服用されているのですね。おせっかいなことですが、どうぞお体に気をつけて下さいませ。 ご回答ありがとうございました。
- katuharu2
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私は今大学3年生ですが、1年生の時に一般教養でADHDに関するゼミを取っていて、リタリンについても調べましたが、リタリンというのは、脳細胞の働きを活性化させる作用があります。それによって多動がおさまるということがあったとしても、ADHDが治るということはありません。 ご存じかもしれませんが、ADHDは、まだまだ科学的に解明されていないので治療法も確立されていません。リタリンは依存性があるので、使い方を間違うと覚醒剤と一緒になってしまいます。その点は注意して下さい。 また、おとなしくなったというのは、本人が、やればできると言うのが分かってきたからではないでしょうか?今までは怒られてばっかりだったのが、褒められることによってちょっとずつ変わってきたのではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 たしかに私も、ADHDは治るものではないということは主治医から聞いております。この疾患とうまく付き合っていくために今後もさまざまな情報を見聞きしていきたいと思っています。 katuharu2さんのおっしゃるとおり、おとなしくなったのは本人の意識の変化からかもしれないと思います。まあ、大人しくなったと感じるときもあるというだけで、実際は、家にいるほとんどの時間は、きょうだいゲンカなどトラブルばかり引き起こして大騒ぎなのですよ 大学でお勉強されたのですね。大変参考になりました。ありがとうございました。
お礼
実際に服用されていた方のご意見、大変うれしいです。 薬の量が減ってきたとのこと、全員がそのようになるわけではないのでしょうが、少なくとも全員がリタリン依存になるわけではないとわかっただけで涙がでるほど安堵しました。 主治医とは来週、経過報告を兼ねて話を訊く予定なのですがまだ日にちがあるのでいてもたってもいられなくて書き込みをしてしまいました。 ところで >聴覚過敏(例えば人混みの中で、自分の欲しい音声と関係ない音声が同レベルで入ってきてしまう) のくだりはちょっとびっくり、私も同じような感覚があります。子供の診察前の問診表を書いているときに、私にも当てはまる項目が多々あったので、たぶん私もADHDなのでしょう。こどもの時はわたしも落ち着きがなくいつも叱られていましたしね。遺伝するということなので、子供に謝るしかないですね、「私が原因でした」と・・(笑) >飲む事によって、落ち着いている状態の感覚が掴めた・・・という感じがします このようになって薬がなくて落ち着いてもすごせるようになってほしいです。実際に体験された人がいることで本当に元気付けられました。 ありがとうございました。