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バブルについて
バブルの時に土地や株価が上がりそれを購入するための資金を銀行は個人や企業に融資してたはずですが、何故銀行はお金を多額の不良債権を抱えるまで貸したのでしょうか?詳しく教えてください。
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土地の神話があったからです。 戦後日本の土地は値上がりはするが値下がりはしないものだ・・という神話に支配されて来ました。 ですから、土地を担保にすれば幾らでも融資をしてくれたのです。 戦後に成立した日本を代表する多くのベンチャー企業が倒産しなかった理由の一つとして、多少の乱脈経営程度では社用地の売買で簡単に穴埋め出来た事があげられます。 バブル期のピークをよく知っていますが、会社の土地が15億と評価されていた物が、次の月には18億と評価され、毎日銀行から「土地を担保に金を貸します」と言う融資話が転がり込んで来ました。 流石にバブル末期にはかなりの人たちが「ちょっと異常だ」と思いはじめ。土地売却を始める企業も一部見られはじめました。 そして、劇的な土地相場の下落が起こったのです。 ですから銀行は15億の土地を担保に15億貸したところで、土地は一ヶ月後には18億に成るのですからどう転んでも損は無いぞと判断してお金を貸し捲ったのです。 南海泡まつ事件等の過去の世界中のバブルも同様に、「値下がりしない投機対象」が発見され、フィーバーが起こりそれに対して金融業界が融資し、そしてある日一斉に崩壊すると言うパターンで不良債券と破産者が発生するのは、歴史の必然で決して不自然な事ではありません。
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私が、この回答文を書いているあいだに、ANo.1さんが答えられているので、内容が被ってしまうのですが・・ せっかくここまで書いたので、お答えさせて頂きますね (笑) 。 ANo.1さんがおっしゃるように、その当時常識となっていた「土地の値段はどこまでも上がり続ける」という、いわゆる『土地神話』を企業も銀行も信じきっていた、ということが大きな要因のひとつであると考えられると思います。 (ある意味、金銭感覚がマヒしていたのだと思います。) 本来ですと、銀行が、ある企業に1,000万円を貸し付けようとする場合には、まず、その企業の業績を調べて、その貸し付けたお金を、ちゃんと返済できる財務状況であるかなどを、しっかりと精査したうえで、1,000万円相当の価値のある不動産や土地を『担保』として提供してもらう・・というように、面倒な手続きを経ることが普通だと思います。 でもその当時は、『土地の値段が下がることはない!』と信じられていた時代ですから、銀行としては、担保できる土地さえ提供されれば、面倒な手続き (財務状況を調べたり、返済能力を調べたり) を経ずに、どんどん貸し付けていたのだと思います。 銀行側から見れば、お金を貸し付けてさえいれば、企業側から『利息』を受け取ることができますので、必要以上に貸し付けるようになる・・。 企業側から見れば、銀行がどんどんお金を貸してくれる訳ですから、そのお金を使って、必要以上の設備投資をするようになる・・。 バブルの時代は、このような状況だったのではないかと考えられます。 少しでも質問者さんの参考になったのであれば幸いです。
お礼
なるほど土地を担保にしてお金を銀行は貸しそしてバブルが崩壊して土地の値段が急激に下がり銀行は不良債権を抱えたということですか。