- ベストアンサー
仏教用語の四苦八苦
仏教で四苦八苦というものがあると思いますが、これを正確に意味までわかる方はいらっしゃいますか。 昔、学校の授業で仏教を学んだのですが、忘れてしまったのです。 一つだけ覚えているものは四苦の一つで、確か・・・ 「愛別離苦(愛する人と別れる苦しみ)」だったでしょうか。 特に思い出したいのが「嫌いな人間と会わなければならない苦しみ」の意味の言葉です。 意味の説明は簡単で結構ですので、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
四苦八苦の四苦ですが 「生老病死」の4つです、これは説明の必要はないですね。 八苦ですが上の四苦にあと4つ 愛別離苦(あいべつりく) 怨憎会苦(おんぞうえく) 求不得苦(ぐふとくく) 五陰盛苦(ごおんじょうく) を足して八つになります。 愛別は愛し合いながら別れる苦しみ 怨憎は憎む相手と出会う苦しみ 具不得は欲しいものが手に入らない苦しみ 五陰盛は色(しき)・受(じゅ)・想(そう)・行(ぎょう)・識(しき)の5つ(人間の五感と思ってください)つまり物事に執着する苦しみです。
その他の回答 (5)
- happy-space_2005
- ベストアンサー率0% (0/4)
四苦八苦とは、基本的な四苦である生老病死と、これに愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦の4つを合わせたものを言います。 最初の生老病死は、生まれることも苦しいし、老いることも苦しい、さらに病気になることも苦しいし、死ぬことはもっと苦しいとの意味です。生老病死とは、釈迦が言った言葉ですが、社会背景として、インドへの侵略者であるアーリア人がインドの先住民であるドラヴィダ人を差別していました。それは、”色”を意味するヴァルナという身分制度です。この身分制度は、バラモンを頂点として、クシャトリヤ・ヴァイシャ・シュードラという4つに分かれていました。バラモンは支配する人、それ以外の3つの身分の人は支配される人でした。このヴァルナは、インドで生まれを意味するジャーティと結びついて、カースト制度となっていきます。ヴァルナやジャーティは、移動することが不可能な身分制度です。最下層のシュードラ(隷属民)に生まれたら、一生涯シュードラで過ごさないといけなかったのです。ここまで、インドに関しての社会的背景についてみてきました。 質問者様が聞きたいと言っておられるものは、怨憎会苦です。怨みや憎しみを持つ相手と会わなければならない苦しみです。 生老病死以外の他の3つについても簡単に意味を説明します。 愛別離苦:愛する者と死別したり、生き別れしたりする苦しみ。 求不得苦:求めるものの得られない苦しみ。 五陰盛苦:五陰から生ずる心身の苦しみ。
- kumakoropi
- ベストアンサー率42% (56/133)
ご相談者様へ しく‐はっく【四苦八苦】 〔仏〕生・老・病・死の四苦に、 ・愛別 離苦(あい‐べつ【哀別】 別れを悲しむこと。悲しい別れ。) ・怨憎会苦 ・求不得苦 ・五陰盛苦を合せたもの。 ※〔仏〕人生上の8種の苦難。生・老・病・死の四苦に愛別離アイベツリ・怨憎会オンゾウエ・求不得グフトク・五陰盛ゴオンジヨウを加えたも の。 人生の苦の総称。 転じて、非常な苦しみ。また、さんざん苦労すること。「弁解に―する」広辞苑第5版
- kaitaradou
- ベストアンサー率8% (102/1147)
ご質問を読み、自分の確認のために手元の広辞苑(第3版1036ページを参照すると、生老病死の四苦と愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦の四苦のこととありました。
- sat4
- ベストアンサー率38% (100/262)
生・老・病・死の四つの苦しみと、愛別離苦・怨僧会苦・求不得苦・五陰盛苦の四つを加えて八苦という。 とのことです。
- blackdragon
- ベストアンサー率35% (428/1222)
広辞苑によると 生・老・病・死の四苦に、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦を合わせたもの。人生の苦の総称。 ということです。 怨憎会苦:おんぞうえく:怨み憎む者に会う苦しみ。 求不得苦:ぐふとくく:求めるものの得られない苦しみ。 五陰盛苦:ごおんじょうく:五陰から生ずる心身の苦しみ。五盛陰苦。 五陰:五蘊の旧訳:現象界の存在の五種の原理。色(しき)・受・想・行(行)・識の総称で、物質と精神の諸要素を収める。色は物質及び肉体、受は感受作用、想は表象作用、行は意思・記憶など、識は認識作用・意識。一切存在は五蘊から成り立っており、それ故、無常・無我であると説かれる。
お礼
ご回答下さいました皆様、ありがとうございました。 お一人ずつにお礼を書き入れない失礼をお許し下さい。 皆様の知識の深さに感銘致しました。これほど詳しくご回答下さいましたことに心から感謝します。 本当にありがとうございました。