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ライオンの繁殖について
ライオンはネコ科で珍しい集団生活をしますが、母系家族です。そこに血縁のないオスが一頭存在し繁殖活動を繰り返します。他の(若い)オスは機を見て戦いを挑み体力的に勝った場合ハーレムを独占できます。この仕組みは強い遺伝子を子孫に残せる良い方法のようですが、これでは、年老いたオスの精子も若かりし時と同じ優秀なはずが若いオスに負けてしまうことになります。 ライオンの繁殖システムには矛盾があるのでしょうか。
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こんにちは。 私は動物学者ではありませんが、一点思いついたことを挙げさせて頂きます。 「種として優秀な遺伝子を残す」ことが、種全体にプログラムされているのであれば、おっしゃるとおりだと思うのです。しかし、各個体は種を自分に優先して慮ることはせず、自らの遺伝子を優先して普及させるべくプログラムされているだけのように思われます。「自分の遺伝子そのもの、あるいは自分に近い遺伝子を優先して」いるということが、家族や血縁共同体を作らせるわけですね。 ですから、ライオンの繁殖システムに矛盾はないだろうと考えます。 なお、私の考えはリチャード・ドーキンスに拠る所が大です、割り引いてくだされば幸いです。
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- 24blackbirds
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#3です。 うっかりしておりまして、メスからの視点が抜けておりました。メスにとってはプライドを維持していける強いオスの子供を産むのが適応的です。折角産んでもすぐに次のオスに「子殺し」されてしまうのでは、自己の遺伝子を残す確率が下がるからです。
お礼
ありがとうございました。
- 24blackbirds
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生物の進化は個体が一生の間に自己の遺伝子を次代に伝える確率を最大にする様に進むと考えられています。ですから、老いたオスが若いオスに負けることは何ら矛盾を含みません。 ちなみにライオンの群はハーレムとはいわず、プライドと呼ばれます。血縁のない(なかった)オスは1頭とは限らず、兄弟の若いオスがプライドを奪うことも見られます。
お礼
ありがとうございました。
素人の意見ですが、動物の世界を人間の世界に重ねてみると判断を誤る気がします。 動物は自分の遺伝子を数多く残すために多くのメスとの交尾の機会を求め、メスは丈夫なオスが一頭おれば目的を達成すると思われます。優秀なオスが仲間との競争に勝ってメスを専有するわけですが、優秀とは体力のことであり、ハンサムとか頭の良さは関係ないでしょう。そうであれば、メス自身が体力の衰えたオスにいつまでも従っていくか疑問が湧きます。現実には そのときを待たず、年老いたオスは若いオスに追いやられるので、メスに力の衰えたオスを見放す力があるのかどうかは見極めが難しいでしょう。 動物は人間のように種全体のことを考えた行動をするのではなく、自分の遺伝子を残したいだけなのかも知れません。個々がそのように行動すれば結果として種の保存に貢献するので、人間から見れば種の保存を考えた行動をしていることになり、ライオンの例はシステムとして矛盾するものではないと言えると思います。
お礼
ありがとうございました。
お礼
なるほど!「利己的な遺伝子」ですね。10年程前に読んだR.ドーキンズを読み直してみます。