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筆記体はいつ習うの?
私の学生時代には、英語の筆記体は中一の時に、活字体とともに習ったように思うのですが、今は何年生で習うのですか? 中三と中二の息子はいまだに習っていません。何故教えないのでしょうか。
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すでに出ている通りですが, ○法的根拠としては,文部省(文部科学省)の学習指導要領において,筆記体が必須ではなくなったこと(指導してもよい,という言い回しになった)。また,公立でも第2・第4土曜日は休みになるなど,授業時間が減ったので,優先順位の低い項目は必ずしも扱われなくなったこと。 ○実用面では,実際の英語圏の言語生活において筆記体のウェイトが(日本で従来考えられていたほど)高くないこと。 があげられると思います。 日本の英語教育では,昔からブロック体と並んで筆記体の指導が重視されてきました。「両方きちんと書けないとダメだ」みたいな言い方をされた覚えのある人も多いと思います。 ところが,みなさんの回答にもあるように,ネイティブの方はプライベートな場以外は使わないことが多いのですね。最近は日本の中学校でもネイティブの先生がアシスタントティーチャーとしてついたりして,英会話の授業が行なわれていますが,おそらく筆記体は使わず,ブロック体か,それを少し崩したような字で,板書をされていると思います。日本で言えば,楷書か行書ということになるでしょうか。 個人的な手紙では筆記体で書いて送ってくる人もいますが,やはり年輩の方が多いようです。 かつては公の場でも広く用いられていた筆記体ですが(アメリカの独立宣言の原文は,芸術的なまでに美しい筆記体で書かれています),現在においては,みなさんの回答に見られるような使われ方になって来ているということが言えると思います。 日本でこれだけ筆記体教育が普及した理由の一つとして,明治初期に欧米の教育システムが日本に入ってきた時,当時向こうで流行っていたからだ,という指摘があります(大修館書店発行「英語教育研究」の連載「クエスチョン・ボックス」に昭和30年代に出ていた話)。それ以降,日本の英語教育は筆記体にウェイトを置きすぎていた気がします。 10年ほど前に見た三省堂の教科書では,ブロック体を「楷書体」,それをすこし崩したのを「行書体」,いわゆる筆記体を「草書体」とよんでいました。草書体はサインなどで使う人がいるので,読めたほうがいいけれど,書ける必要はない,という位置づけでした。それをみたとき,昭和30年代にすでに指摘されていたことがようやく実現して,現実的なバランス感覚になったのかな,という気がしました。 (逆に考えてみましょう。日本語の会話もよくできない,新聞も読めない,でも草書はさらさらと書いて,掛け軸かなんかにしている,という状態は,日本語学習者としてあまり好ましいとは言えないのではないでしょうか。) というような話をすると,一生懸命筆記体を練習された方(特に中・高校生の現役の皆さん)はショックを受けられるかもしれません(自分はそうでした)が,現実はそうなんですね。 ただ,学んだことが無駄になったわけではありません。少ないとはいえ実際に筆記体は使われているわけですし,これまでに書かれた文書もたくさんあります。そして何よりも,現実問題として日本には板書を筆記体で書く先生がおられるわけですから。
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- akikokun
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こんにちは。 私は今高校二年生ですが、中一の時に習いました。 (中高一貫の私立ですが。) でも、高校から来た子達は習ってないみたいで授業で当然のように先生が筆記体を使うのでちょっと困っているようです。 私個人としては筆記体を習うのはいいことだと思います。 使う機会が少ないとはいえ、やっぱり筆記体の方がブロック体より早く書けますよね? ネイティブの方々はブロックを崩して書いていらっしゃるけど、これから学ぶ者としてはブロックを崩すのは難しいですよね? だったら、最初から筆記体を習った方がいいかなぁ、と。 でも、前にニュージーランドでホームステイした時、hostsisterとhostbrotherは読めなかったみたいです。(私が手紙を筆記体で書いちゃったのです。)
お礼
教えてくださってありがとうございます。 公立と私立の差がこういうところで でてくるのですね。
- masakaji
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ものすごく、うるおぼえで恐縮ですが、確か、中学生で、筆記体を教えるのは、必須ではなくなているはずで、いずれ、ならっていない中学生が、高校生になった時、高校の先生が、筆記体で板書してるひとは活字体で書かなければならなくなるのかなー といったような、記事を読んだ記憶があります
お礼
いつも新聞をしっかり読んでいればわかったことなのですね。 これからは3面記事だけではなく、いろいろなページを読まなければと反省しました。ありがとうございました。
- artist0
- ベストアンサー率24% (92/378)
日本では、若い世代は行書体を使い、 草書体を使うのは、高齢者(や中年)ばかりです。 イギリスでも同様に、草書体(筆記体)を使うのは高齢者ばかりです。 そう遠くないうちに、サイン以外では草書体は使われなくなるでしょう。 ですから、非常にニーズが低いのです。
お礼
なるほど! どこの国でも同じことなのですね。 ありがとうございました。
- 148975
- ベストアンサー率0% (0/1)
私は高2ですが、中1のときに習いましたよ。 授業も筆記体です。
お礼
学校によって、違いがあることがわかりました。 ありがとうございました。
- petunia
- ベストアンサー率38% (455/1197)
中学生の娘がいますが、筆記体は習っていません。 確かに大学のレポートなどは、私の学生時代でも、タイプライターで書いて、サインだけ自筆と指定する先生がいらっしゃいました。(タイプライターというところで、年が分かりますね)ネイティブの方の筆記体でも、筆記体とブロック体が混じっているのとかあり、さまざまな書体を見かけましたから、日本でいう行書のように、美しいけど読みづらい時もあるというのが理由だったようです。 そのかわり、娘の学校では週に1度ネイティブの先生による英会話の授業があります(うらやましい)。限られた時間内で、会話力をつけることにも力点をおきたいというのが、筆記体を習うのにかかる時間を削った一つの理由かもしれません。
お礼
回答をありがとうございました。 タイプライター、懐かしいです。私も高校の頃週3回タイプライターを習いに行っていました。 dddd,とか aaaaとか つまらない練習方法でしたが、今のパソコンのタッチタイピングの勉強の仕方の なんと楽しい事! 時代が違うのですね。
- Wendy
- ベストアンサー率21% (25/114)
あくまで個人的な体験に基づいての意見ですので、参考までに。 私は来年40歳になりますが、中学校で筆記体を習ったときに先生が「欧米人が筆記体を使うのは人に見せる必要のない私的なメモを取るときくらいだ」と教えてくれました。他の人に読んでもらうために書くものなら、ブロック体で書きなさいと。 大人になって、アメリカに数年間住みましたが、サイン以外で筆記体を目にしたことはありませんでした。 日本語を母語とする日本人が、自分だけのためのメモに英語を使うことはあまり考えられませんから、筆記体の出番はないと言うことになります。 指導要領ではどのようになっているか知りませんが、時間の制限が厳しい中で取捨選択をしていくと、筆記体の優先順位は低くなって当然だと思います。
お礼
回答をありがとうございました。 私も40代ですが、私の習った先生方は誰もそういうことを教えてくださいませんでした。 教えてほしかった・・・
私は私立に通っていますが、中1で習いましたね。 授業でも先生とか当たり前のように筆記体をつかってますよ。 習ったというよりも、始めからブロック体と筆記体を自然に使っていたように思います。
お礼
ありがとうございました。 私立のほうが、公立よりいいなぁ・・と思ってしまいました。 知らないよりも知っていた方がいいですよね。
- nabayosh
- ベストアンサー率23% (256/1092)
20歳ですが、筆記体は中一で習いました。 ついでに、大学に入って、ヨーロッパの言語を新たに習いはじめましたが、その時も一年目に筆記体を習いました。 今ではワープロ、パソコンなどにより、手書きで文章を書くことがなくなったからではないでしょうか。 文通、なんて言葉も死語になりつつあります。
お礼
ありがとうございました。 ヨーロッパの言語とは、フランス語とかドイツ語とか ですよね。 そういえば私も大学でフランス語の筆記体を習いました。
筆記体は教わってません。 No.1の方の言うとおりで、僕は高校生ですが英語の先生が黒板に筆記体で書いてしまい、 「あ、筆記体はダメだったなー。みんな筆記体は読めない?今教えないんだってな」とつぶやく光景はしばしばあります。
お礼
ありがとうございました。 学校は公立ですか? 先生も苦労なさっているんですね。
- blackleon
- ベストアンサー率57% (269/468)
98年(平成10)12月、当時の文部省によって「ゆとりの教育」ということで、2002年度より完全週休二日制を導入したり、カリキュラムを大幅に削減したりする「新学習指導要領」の実施が決定されました。既に2000年4月より小中学校では「移行措置」のカリキュラムが実施されています。 この結果、2000年度の中学1年生並びに2001年度の1年生、中学2年生の英語では、筆記体の指導を省略することができることになりました。3年間で習得する単語数も1000語程度から900語程度に減らされました。
お礼
早速教えてくださってありがとうございます。
お礼
とても詳しく教えてくださってありがとうございました。 よくわかりました。