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なぜ牛に肉骨粉を?
狂牛病が問題になってから不安でいろんなHPを見ているのですが、意外なことにどうもこの疑問の答えがのっているHPが見つからないので質問させて頂きます。 狂牛病が日本で発生したのは英国から輸入された肉骨粉を飼料として牛に与えられたことが原因、とされていますよね。酪農家だって今は情報が得られずただ漠然と牛を育てて卸している訳ではないと思いますから、英国でなぜ狂牛病が蔓延したかくらいは承知してたと思われます。 それなのに、なぜ、一応農水省が禁止していた肉骨粉が飼料として与えられてしまったのでしょうか。 よほど牛が丈夫になるとか、牛乳の質や生産量がよくなるとか? それとも肉骨粉の値段が他の飼料に比べて格安とか? まさか、無料で配られていたとか? どなたかご存知の方、教えて下さい。もしくはこの疑問が解決するHPをご存知でしたら教えてください。 よろしくおねがいします。
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牧畜の場合に.牛1頭から牛乳が取れます。牛乳に含まれているカルシウム量(牛乳は高カルシウム食品です)よりも多い量のカルシウムを牛に与えないと.牛はカルシウム不足の栄養失調になります。 一方.本来牛は子牛を育てる分だけの牛乳しかだせません。これをごまかして.無理矢理牛乳を絞り取っています。したがって.通常の食事だけではカルシウムを補給できません。どうしてもカルシウムを添加した餌を与えないと栄養失調になります。 最後に.近所の牧場が3軒破産しました。牛乳価格の低迷が原因で経営は極端に悪化しています。また.欧米並みの低価格を要求されていて(ガットウルグアイラウントと農産物自由化によるものです).低価格の餌に農家が飛び付くのは当然です。
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>カルシュウム補強用として牛乳や栄養補助食品に配合される、骨分も早期に禁止すべきと思います、 日本国内産食品用の食品添加物のカルシウム配合剤は.たしか.卵の殻が原料と記憶していますが.家畜骨から食品添加物を生産しているのは米国ではありませんか? ただ.20年前の話なので.現在はどうなのかは自信ありません。
お礼
回答ありがとうございます。 もう「骨」「肉」という言葉全てに疑心暗鬼になっています。 早くどうにかしてもらいたいものです。 それにしても消費者が知らない事がいっぱいですよね。 狂牛病を怖がる前に、そういうことも知らなくてはいけないと思います。
補足
補足ではないのですが、この場をお借りして。 皆さん、回答どうもありがとうございます。お礼申し上げます。 どうして肉骨粉が使われていたか、理解できました。 それにしても政府の対応が甘すぎるし、日本の農業・酪農業の行く末をどうするつもりなのか見えてこないのが困りものです。 早く不安を取り除くような対応をとってほしいものですね。
- YUZURU
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血粉という形で、乳牛に与えられていたケースもあるようです、酪農家向けのコンサルタントがしきりにこの血粉の使用を薦めていたようです、それから他の方のご指摘にありますように、酪農家の方の中には、禁止された事を知らなかった方も多いように聞いております、やはり狂牛病は遠いヨーロッパの話、対岸の火という意識がどこかにあったのではないでしょうか。それよりもこれ以上拡大しない努力を怠ってはならないと思います。豚や鶏用にも肉骨粉の使用を禁止すべきでしょう、牛用と混ざる又は、誤用する危険性を排除すべきではないでしょうか。更に、カルシュウム補強用として牛乳や栄養補助食品に配合される、骨分も早期に禁止すべきと思います、たしかに骨からは感染しませんが、脊髄のも骨と一緒に処理されますので、危険性は高いと思います、1000度以上で1時間以上加熱されれば、危険性は無いといいますが、骨粉を作る際にそこまで温度と時間をかけているか?もしくは、一番分厚い骨である背骨に囲まれた、骨髄が同条件でほんとうに異常プリオンを破壊できるか?私は疑問に思います。さらに最初に書きました、血粉も早期に禁止すべきでしょう。それでも疑問が残ります、なぜ肉骨粉の製造工場(全国に2箇所)に生産禁止しないか?、必須アミノ酸の必要性を理由にされてますが、ヨーロッパでは、魚粉を与えています、ではなぜ?、邪推かもしれませんが、肉骨粉の製造会社は、農水省の官僚の天下り先かもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 私たち消費者の知らないところで恐ろしい事が起こっているということが露見したのが今回の狂牛病だと思うんです。 農水省は普段何をしているんでしょうね。現場で何が起きているのか、「対岸」で何が起きているのか、把握できてないんでしょうか。それとも「邪推」とおっしゃるようなことがあって見て見ぬふりを貫いているんでしょうか。 こんな状態で将来日本の農業・酪農業がダメになってしまったらどう落とし前?をつけるつもりでしょう。「天に向かってつばを吐く」状態にいることを早く気づいてほしいものです。
- shoyosi
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豚とかニワトリには飼料として肉骨紛が与えられることに規制がありませんので、これらと同時に飼育している養牛業者は他の割高な代替物に換えて与えていたとしても、刑罰もないのであれば納得がいきます。
お礼
回答ありがとうございます。 何にしてもこういうことへの政府の対応はハンパですよね。 ことが大きくなってからもことの重大性がわかってるんだかわかってないんだか… 使ったら罰するくらいのことを決めて、使わない代わりに代替物を配布するとか金銭で保証するとかして、日本の酪農業を保護する気持ちはないんでしょうかね。
肉骨粉を与えると乳牛の乳の出がよくなるそうです。無論これだけではないと思いますが・・・。 農水省が禁止していたのはイギリスからの肉骨粉輸入であって、EUからの肉骨粉は野放しだったようです。ですから行き場を失ったEU内のイギリス製肉骨粉がEU製として規制の甘かった日本に輸出されていたようです。いっそ全面輸入禁止措置をとっていればよかったのでしょうが。 また農水省の通達や情報が農家に伝達されていたかということですが、千葉県ではただ通達の記載された広報紙(そもそも広報誌程度に重要な通達を周知させる役割を担わせるのがおかしい)を配るだけで他に何かしたわけでもなく、また肉骨粉を利用していても罰則がない(行政指導)ので大して効果なかったようです。
お礼
回答ありがとうございます。 こういうことがあると管理者である国の認識の甘さがやり玉にあがりますね。 でもどうも今回はいろんなところのいろんな人の少しずつの甘さがまとまって大変なことになってしまった感があります。 でもこうなってしまった以上は今度は風評被害を全力で避けるようにしなくては日本で牛肉・牛乳に関わる人たちが悲惨なことになってしまいます。その対策は万全にしてほしいものですね。
- kazu-kun
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肉骨粉はタンパク源として使われたのだと思います。 一日に何十リットルも牛乳をとる乳牛や、肉牛の成長を早くするためなど。 新聞によると、肉骨粉の前に使われていた、魚が原料の飼料より、生臭さがないとか。 さらに、欧州で規制されたため、値段が暴落し、規制していない国に流れ込んだのも一因。 それに、酪農家の知識レベルも様々なんじゃないでしょうか。 狂牛病のことを理解していない酪農家もいるはず。やぶ医者がいるのと同じです。 それに、経営が苦しければ、効率主義に走らない保証もない。 また、農水省の禁止の通達ってどんなもんなんでしょうね。 農家一軒一軒までちゃんと連絡が行くのでしょうか。そうは思えませんが。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 使われた訳、わかりました。 酪農家の意識もそりゃ十人十色ですよね。薄利多売か豪華一点主義(?)かでも違うでしょうし、売るルートによっても方針が違うというのはわかります。 おまけに通達だって一方通行だろうし、(今回の通達とやらが文書で配られたかどうかはわかりませんが、文書と仮定したら)注意してそういうものを見る人、ただ受け取って全く読まない人、いますからね。 でも「それにしても」という気持ちは拭えません。 どうも日本人は(日本人とは限らないかもしれませんけど)危機意識が低いような気がします。もちろん、自分も。ことが起きてから重大さにやっと気がつくんですよね。 いろいろと考える機会を与えられた気がする今回の狂牛病騒ぎです。
お礼
回答ありがとうございます。 この狂牛病問題の根本に流れているのは「人間のエゴ」のような気がするんです。 牛から牛乳を絞り取る、その為にカルシウムを補給する、その為に元来草食動物である牛に肉骨粉を与え共食い状態にさせた… 人間に都合よくしてきたバチが当たったような気がしてならないのです。 それにしても日本の農業・酪農業はどこへ行ってしまうんでしょう。