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DNAと遺伝子の違い
タイトルどおりなのですがDNAと遺伝子の違いって なんですか?
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いくつかの説明が考えられます。 (1)DNAは物質名、遺伝子は機能からみた名称である DNAは、DeoxyriboNucleic Acid (デオキシリボ核酸)の略で、化学物質としての名称です。 遺伝子は、生物細胞内において形質を発現し、形質を子孫に伝える機能をもつもの名称です。 つまり、遺伝子というものは、DNAという材質でできているということになります。 「遺伝子の本体はDNAである」という言い方をよくします。 (2)DNAは現実の化学物質であり、遺伝子は遺伝学における抽象概念である 遺伝子はDNA発見の前から知られていました。遺伝学のパイオニアであるメンデルの研究では、親から子孫に伝わる「要素」があることがわかっていました。こうした要素を遺伝子と呼んだわけです。 (3)1本のDNAの中には、複数の遺伝子がある 1本(2重らせんを1本と数えます)のDNAには1つの遺伝子があるわけではなく、たくさんの遺伝子が乗っています。つまり、DNAの塩基配列で、ここからここまでは遺伝子A、ここからここまでは遺伝子Bと分かれています。DNAを1冊の書物としたら、遺伝子はその中の一つ一つの文、という感じです。 (4)DNAのすべてが遺伝子であるわけではない 真核生物のDNAは、遺伝子としての働きをもたない塩基配列を大量に含んでいます。下のサイトによると、ヒトのDNA塩基配列の中で、遺伝子領域は30%だそうです。 http://133.100.212.50/~bc1/Biochem/Genome.htm
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- nayu-nayu
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同じようなモノですが、DNAの他にもRNAという遺伝物質があったりします。