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脳と意識について
心理学的には脳と意識の関係はどうなんでしょうか? とりあえずそのことが書いてある本を探しているのですが、 テレビでは富田隆さん、和田秀樹さん、香山リカさんといった人たちを見ますが、 やはり一番は河合隼雄先生なんでしょうか?
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残念ながら挙げてらっしゃる名前の中に 脳と意識の関係について心理学の立場からものを言うにふさわしい人はいません。 和田,香山の両氏はそもそも心理学者ではありません。 精神医学の中でも精神分析寄りの立場に立つ両氏は 精神医学のメインストリームからも距離があります。 若き日には将来を嘱望された認知心理学の研究者だった富田氏は 通俗心理学解説者に成り下がっていますし, 大衆的な知名度と影響力の点では抜群の河合氏は ユング派の分析心理学という独自の視点に立つ臨床家であって 現代の心理学を代表するような研究者とは言えません。 さて,お薦めできる本をいくつか挙げるなら, ●下條信輔(著) 『<意識>とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤』 講談社現代新書 ●苧阪直行,下條信輔,佐々木正人,信原幸弘, 山中康裕(著) 『意識の科学は可能か』 新曜社 前者は気鋭の知覚研究者によるサントリー学芸賞を受賞した論考, 後者は数年前の日本心理学会大会におけるシンポジウムの活字化です。 より専門的な論集としては次のようなものもあります。 ●苧阪直行(編著),日本認知科学会(編) 『意識の認知科学―心の神経基盤』 共立出版 なお,心理学における意識研究は脳機能との関連を探る方向ばかりではありません。 たとえば意識経験を成り立たせている環境内の刺激布置や文脈に注目する ゲシュタルト心理学-アフォーダンス理論の視点や 意識を言語共同体の下での言語行動の一環として扱う 行動分析の視点といったものがあることも御承知おきください。
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- kigurumi
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河合さんは日本の心理学では第一人者ですが、彼は医学関係の人ではないので、その部分からアプローチするべき事例の場合、解決力はぐんと低くなると思います。 ただし、問題行動を起す人に振り回されて困っている人にとってみれば、『理解しようとする』という取り組みの一端を紹介していると思います。 あくまで当の本人ではなく、周りの迷惑をしている人にとっての自己満足の域ですが、それでも迷惑している人が「そういう人か」と理解して悩まなくなれば、それはそれで一つの有益な学問だと思います。 繰り返しますが、迷惑している人にとっての 学問。 でー、 今日本屋をふらついていたら、こんなもん買ってしまいました。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4255002738/qid%3D1117518401/250-3527640-2922650 高校生向けの解説本らしく、なんか最後まで読めそう。 (もう一冊遺伝子のことが書いてある分厚い本買いましたけど、これは。。。最後まで読めないかも 笑) この『進化しすぎた脳』ですが、『心と脳はどういう関係』 とか 『心と』 とか 『記憶のあいまいさ』 とか 『自由意志と脳の指令』 とか 書いてあるらしいです。 まだ読んでいませんが、なんかこの本が宝に思えてきて買っちゃいました。 香山リカさんも確かプロファイル形式でパーソナリティーを決定して、そのパーソナリティーならどういう行動を取るって分析していますが、後意味づけでしかないって思えるのです。 まだまだ~ って感じ。 この分析方法も河合さんの分野と一緒のような気がします。 このアプローチではその本体に全然迫れないと思うし。 やはり脳の仕組みを知らないと、ソフトだけではパソコンがなんたるかがわからないように、ハードの部分も知った上で総合判断する必要があると思います。 それだけでもまだ全然不足で、遺伝子なども解明していかないと、人間とは何だ って事がちっともわからないと思うし、どうしてこんな行動するのか どうしてこんな集団なのか どうして人間は存在するのか もピンとこないような気がします。
お礼
ありがとうございます。 お二人のご回答を見て調べてみたのですが、 河合先生は心理学者でないといっている方がいるようですね。 本当なのでしょうか。よくわからなくなりました。 本は面白そうなので読んでみます。
お礼
ありがとうございました。 探して読んでみます。 河合隼雄先生は日本で一番の心理学者じゃないんですね。 勉強が足りませんでした。