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形質導入とファージ変換
大学の微生物学で習う内容について質問です。 形質導入とファージ変換の違いがよくわかりません。 教科書ではファージ変換の説明を 「完全なファージ遺伝子に、菌の遺伝子と思われるものが 取り込まれた場合である。」としているのですが 「完全なファージ遺伝子」とは何なのでしょうか? 分かりやすく教えていただけるとありがたいです。
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形質導入とは、細菌の遺伝子の一部がファージ粒子に取り込まれた形で別の細菌に伝達させること ファージ変換とは、ファージ遺伝子そのものの形質発現によって細菌の性質が変化することです 「完全な」は「欠損してない」と言い換えると理解しやすいと思います
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- kaitaradou
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回答No.2
ファージ変換はテンペレートファージによるものではないですか。昔は溶原化変換と言っていたようです。完全なファージ遺伝子と言うのは,宿主菌が溶解してファージ粒子が作られることがあるからだと思います。形質導入の方はウイルス粒子の中に対象となる細菌の染色体に相同の部分がある遺伝子を入れて実験い使うのでしょうが,この場合のウイルス粒子の殻タンパクはビルレントファージのものでもうまく行くのかもしれないと思います。いずれにしても参考書や辞書を調べただけなので自信はありません。