宇宙の年齢の不思議
宇宙の年齢は約150億年といわれ、地球の年齢は約46億年といわれていますが、どうも腑に落ちません。
宇宙の年齢と地球の年齢があまりに近すぎると思うのです。人間でいえば150歳と46歳、地球からみて宇宙は曾祖父ていどです。地球が誕生した時点(太陽系が誕生した時点でもありますが)で、宇宙が100億年程度しか経っていないというのが信じられません。せめて1000億年くらいは経っていてもよいと思います。
例えば、太陽は現在46億才、さらに今後、白色矮星になるまでに50億年以上かかるといわれています。つまり、太陽ほどの質量の星であれば、星の寿命は約100億年と予想されています。この仮説に基づけば、宇宙はまだ2世代目の半ばということになります。
宇宙には、数千億の銀河があり、一つ一つの銀河にはこれまた数千億の星が存在するといわれています。まだ2世代目に過ぎない宇宙にこれほど膨大な数の星が輝いていることが不思議でしかたありません。
宇宙はビックバンによって始まったようですが、最初は水素とヘリウムしか存在しなかったといわれています。超新星爆発などによって莫大なエネルギーが生み出され、その中で核融合が進んでヘリウムより重い元素が生み出されました。特に、金などの重い元素は、中性子星どうしの衝突によって生み出されるとの仮説があります。
地球一つを見ても金をはじめ、実に多様な元素からなっています。我々生命も炭素を中心に形成されています。このような多様な元素にあふれた惑星を誕生させるためには、それこそ膨大な回数の超新星爆発や中性子星どうしの衝突が必要であると思います。そのためには、星の誕生と死が少なくとも数十世代にわたって行われている必要があるのではないでしょうか。
もちろん赤色巨星の寿命は10億年程度と予想されていますので、赤色巨星に限って言えば、太陽が生まれる前に10世代近い星の誕生と死が繰り返されたと言うことはできますが・・、そもそも赤色巨星は星の中ではごく少数派であり、超新星爆発後に再び赤色巨星が誕生することは稀であると思います。従って、現在輝く星の多くは2~3世代目の星であると推定されます。
宇宙の年齢は、宇宙の膨張速度や宇宙背景放射などから計算されていると思いますが、この150億年という「答え」はかなりグレーな仮説なのではないでしょうか。
私は素人なのでよくわかりませんが、太陽系の誕生が46億年前なら、直感的にいって、宇宙の誕生は少なくとも1000億年前くらいにはなる気がしてなりません。
不思議なことに、このごく素朴な疑問(地球の年齢と宇宙の年齢が近すぎる?)について、明確に指摘している書物は皆無です。
私と同じような疑問を感じている方、あるいはこの疑問に明確に答えられる方、ご返答いただければ幸いです。
お礼
お礼がおくれまして、すみません。 そうなんですか!そんなに経ってからとは思いませんでした。太陽はかなり初期の星ということでしょうか。最後の星まで、いま150億年ですから、10の10乗ほどですから、今まで宇宙が1億回繰り返されるころまで星があるということですか。そう考えると、いま結構初期なんですね。文明も人類が初期なのかもと思いました。