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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:いなば・いんばは別物?)
インバとイナバの違いは?地名表記についての疑問
このQ&Aのポイント
- イナバとインバという地名の表記について、複数のバリエーションが存在します。印旛・印幡・印場などの表記がありますが、一般的には「因幡」と表記されることが多いです。ただし、印幡と書いて「いなば」と読ませる例もあります。インバとイナバは同じものなのか、または逆の変遷をしたものなのかは不明です。
- さらに、これらの表記でよく使われる「番」という字についても疑問があります。旧因幡国(鳥取)と播磨国(兵庫)は隣同士でありながら、バンの字の手偏と巾偏で違いがあります。なぜこのような違いが生じるのか、その意味についても知りたいです。
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noname#126060
回答No.1
結論から申し上げますと、 【当て字をされた時代から考えると、因幡が先】のようです。 因幡はかなり古い地名なので、語源は“やまとことば”であったと考えられるからです。 漢字が入ってきてやまとことばの音に当てられ文字で記録がなされるようになってからは、『和名抄』で「以奈八」「以奈波」、『古事記』で「稲羽」の当て字が使われています。 「因幡」の字は、和銅六年(713)、諸国に風土記をつくるよう朝廷の命が出たとき「群郷の名に好字(漢字二字の嘉(よ)き字」の意)を著ける」よう指示があってからのようです。 ●因幡(=稲羽・いなは)語源 (1)「稲葉(稲の葉)」「稲場(刈り稲の置き場)」「稲庭(稲田)」に由来するとする説。 (「大日本地名辞書」吉田東伍博士は、「稲場」説) (2)山が稲積の形をしていることによるとする説。 (3)稲妻の転化とする説 (4)「砂(イナ)場」で「砂丘のある場所」とする説。 ●印旛(=いんば) 印波(いには)・印幡・稲葉・稲庭と書かれる事もあり、やはり語源としては「稲の育つ庭=稲田」となります。 ただし印旛を使う地域は比較的東日本に多く、言語文化の伝播経路を考えれば、因幡(稲羽)の国出身者・または由来のものが語源となっている可能性が大でしょう。 なお、マオリ語やアイヌ語で別物と読み解こうとする説もありますが、確証はありません。 ●播磨(=はりま) 墾間(はりま)=「開墾された地」で語源が違います。 播(つがい)と幡(はた)という見た目の似た字が使われるようになったのは、先に述べた好字が関連しているかも知れません。
お礼
回答が遅くなりました。詳しい説明をありがとうございます。調べてみるといなば・いんば系地名はかなり広範囲に広がっているようですね。「いなわ・しろ(猪苗代)」も関係があるかと思いましたがこれは見つかりませんでした。 あと「番」が付く字は「番・藩・蕃・播(まく)・幡・繙(ひもとく)・旛」と確かに悪いイメージの字がないですね。 関係ありませんが「旛」という字を見ると水戸黄門を思い浮べるのは私だけでしょうか!?