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A級戦犯について教えてください
A級戦犯には、日本の見方と、外国の見方があるようですが、それぞれを教えてください。
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A級戦犯について詳しくないのですが、最近知ったサイトが参考になればと思い回答致します。 http://www.sasaki-law.com/memberof/concern6.htm 東条英機以下28人(いわゆるA級戦犯)うち判決前の死亡などを除く25人全員に有罪、東条英機など7人に絞首刑が言い渡されました。彼らは主に<平和に対する罪>、すなわち侵略戦争を共謀・遂行した罪とされています。この東京裁判は戦勝国が戦敗国を裁くものでした。国際法の専門家はインドのパール判事ひとりで、そのパール判事がこの裁判は国際法違反であり、全員無罪との意見を述べました。 なぜ国際法違反なのでしょうか。<平和に対する罪>は、事後法だからです。事後法の禁止は近代法の鉄則です。(その他に証拠が乏しいことも挙げられています)行為時に犯罪とされていなかったのに後で新たに法律を作って処罰されるとしたら誰も安心して行動できないからです。当時戦争は、国際紛争を処理するための政治的・外交的手段として認められていました。日本がその結果を受諾した以上主張はできないと言う人もいますが、当時の日本が違法を堂々と主張し、否定した上で講和を結び、主権を回復するなどできたはずはないのです。日本人はすべて、戦争を起こしたのは自分たちが悪かったのだと思い込まされてきたのです。 http://www6.plala.or.jp/mwmw/kotoba.html 【パール判事の言葉】 「わたしは1928年から45年までの18年間の歴史を2年8カ月かかって調べた。各方面の貴重な資料を集めて研究た。この中にはおそらく日本人の知らなかった問題もある。それをわたくしは判決文の中に綴った。(…略…)日本の多くの知識人は、ほとんどそれを読んでいない。そして自分らの子弟に『日本は国際犯罪を犯したのだ』『日本は侵略の暴挙を敢えてしたのだ』と教えている。満州事変から大東亜戦争勃発にいたる事実の歴史を、どうかわたくしの判決文を通して充分研究していただきたい。日本の子弟が歪められた罪悪感を背負って卑屈・頽廃に流されてゆくのを、わたくしは見過ごして平然たるわけにはゆかない。誤れた歴史は書きかえられねばならない。」 「戦犯といわれるが、決して犯罪者ではありません。全員無罪です。何も罪とがを犯したのではないのです。恥ずべきことはひとつもありません。世界の人たちも、戦争裁判が間違っていたことを少しづづ分かり始めたようです。しかし、わたくしは、今さらながら自分の無力を悲しみます。ただご同情申しあげるだけで、わたくしには何もできません。・・・けれど戦犯釈放にはできるだけ努めます。 これ以上、罪のない愛する者同士を引き離しておくわけにはいきません。・・・わたくしは倒れそうです。・・・許してください。」 パール博士は東京裁判で処刑された7人の遺族に対しも、心からいたわりの情を示された。まず東條勝子夫人から面会の申し込みがあったのを、夫人にわざわざ来てもらうのは忍びないといって、博士はわざわざ遠隔の世田谷・用賀の東條宅を訪れた。荒れはてた庭にはコスモスが咲き乱れ、七面鳥が鳴きわめいていた。勝子夫人と二人の娘さん、三人のお孫さんに囲まれた博士は、一人一人孫を抱きあげ、頬ずりしながら、長時間勝子夫人を慰めた。 【マッカ-サの言葉】 東京裁判が終わって2年後の昭和25年10月15日マッカーサーはウェーキ島においてトルーマン大統領に「東京裁判は誤りであった」旨を告白して、すでにこの裁判の失敗を認めている。その翌年の5月3日、アメリカ上院の軍事外交合同委員会の聴聞会で「日本が第二次大戦に赴いた目的は、そのほとんどが安全保障のためであった」と、東京裁判で裁いた日本の侵略戦争論を全面的に否定しているのである。 http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/cat28/index.html 戦争犯罪裁判で命を失ったすべての殉難者は、GHQの占領終了から1年を経て1953(昭和28)年8月の法改正で戦没者とされ、刑死、獄死を遂げた人びとの遺族にも、扶助料、恩給が支給されるようになった、と指摘する。つまり、戦争犯罪裁判で有罪とされた人びとも、日本の国内法ではもはや犯罪人ではないのだ。
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- masa_july
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そもそも日本の法律では戦犯はいません。1953年8月3日の衆議院本会議で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が全会一致で採択されました。なのでA級戦犯を始めとする戦争裁判で刑死、獄死した人は公務による死亡となっています。それをしらず戦犯、戦犯というのはあまりよろしくないと思いますよ。
- 植田 謙一(@kennyan)
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東京裁判のA級戦犯処罰の法理について説明します。BC級戦犯についは、戦時にすでに国際人道法が確立していましたので、あまり問題がありません。 実定法上の根拠は1928年締結の不戦条約で、国際紛争の解決の手段としての戦争を放棄する、という内容です。しかし、不戦条約には,戦争責任者の処罰どころか、違反国への制裁措置さえも規定されていません。そこで、戦争責任者を裁く法的確信が国際的に成立している,ということが裁判の直接の法的根拠とされました。「法的確信」とは、法の決缺(該当することについて実定法の規定がないこと)の際の法源とされるもので、こうするべきだという世論が強いことで、そういう法があるとする,というものです。 罪刑法定主義の観点から言えば,肝心のところを「法的確信」というあいまいなものに頼る、というのは法理論としては大きな弱点があります。しかし、戦争を仕掛けれてひどい目にあった人が,「あんなにひどいことをしたのに、指導者が処罰されないのはおかしい」と思うのは当たり前といえば当たり前で、そういう思いを「法的確信」と呼んで裁判の根拠とする,というのをまったくの誤りとすることもできないのではないでしょうか。 戦争の違法化が国際法上の趨勢として定着するためには,A級戦犯を裁くことは,政治的には(つまり、法の外での論理では)必要なことだったと僕は思います。 「ひどい目にあった人なんていない」という前提を主張するのなら話は別ですが。それは、「ホリエモンなんてマスコミがよってたかって作り上げただけで,実際には実在しない人物なんだ」というのとさして変わらない主張に,外国からは見えるでしょうね。
- sudacyu
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政府としてA級戦犯を問題にするのは、現在は中国・韓国だけで、靖国神社の合祀に関連しています。(下のURLを参考にしてください。) 国民感情として他にはオランダ(日本のインドネシア占領にからんで苦労した人が多くいます。)でしょう。 A級戦犯といっても、東条英機(本人そのものは、日米開戦に否定的でした。)を始めとする戦争そのものの責任を問われた人と本間中将のように捕虜や民間人の大量死の責任を問われたケースがあります。 日本軍の場合、「捕虜の辱めは受けない」と全滅・自殺する場合がほとんどなのに対して、アメリカ・中国他の軍隊は、戦闘力がなくなれば降伏し捕虜となるのが通例でした。 兵站能力が弱い日本軍は、輸送能力が不足し、自分たちの食料が不足することも多い上、自分たちが捕虜にならないため、大量の捕虜の発生を予想しておらず、捕虜の取り扱い教育も十分なされませんでした。その為、戦時国際法違反の捕虜の取り扱いが頻発し(捕虜に食事を与えられず餓死、今ある少量を食べさせてもすぐに食料がなくなり餓死させるのは明らかなので銃殺‥‥日本兵も十分に食べていない状況ですから不可抗力なのですが、日本側が義務を果たしていないのは事実です。)指揮官が、戦犯としてその責任を取らされることになりました。 URL:http://mltr.e-city.tv/faq08d02.html
- millennium-man
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NO3です。日本の外交に支障を来たしているのは、日本人の中にある贖罪意識だとされています。この回答者の中にもちらほらといらっしゃいます。これらを煽ってきたメディアにも責任があります。NO6さん指摘のマッカーサー言明ですが、これは当時の日本の動向に影響を与える重大な発言にもかかわらず報道はなされませんでした。隠蔽工作があったのですね。その他にも一般に知らされていないことは 多数あることです。それらのことを割り引いても日本人の贖罪感というのはすごいものですね。東京裁判を認めてしまったから仕方がないというのをはじめ、色々な理屈をつけて日本を罪に陥れようとします。あげくの果ては個人的な怨念まで穿り出して、いかにも一般的な公理が如く述べ立てる同輩もいらっしゃいます。笑止。 中国や韓国は日本を少しゆすぶれば、やれ謝罪だ援助だと 騒ぎ立てる日本人がたくさんいるということを良く知っています。それ故、首相の靖国神社の参拝に異議を唱えることは内政干渉であるにもかかわらず外交カードに使っているのです。 NO6さん指摘のパール弁護士をはじめ東京裁判の当事者もキーナン主席検事もウェブ裁判長も不公正な裁判だと認めています。このことを公表したということは「アメリカの良心」として高く評価します。知らないのは贖罪日本人だけかも知れませんが、もう少し日本人は歴史の明るい面を見ていくべきですね。
お礼
マスコミがもうちょっと、というよりもっと利口な人がいればなーといつも思いますが、本当は、利口な人の集まりなんですが、政治家も、官僚も、でもこういうことを教えない日本て、、、、日本も日本人も好きなんですがね。
- code1134
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(内外の見方自体には触れませんが、所謂「戦犯」にはA級とB・C級とに大別されるのが常ですが、厳密には「A型」と「B・C型」と表記の方が実態に即している気がします。 又私は「A級(更にはB・C級)戦犯は弔われれば良いのであって、合祀ではなく、分祀で充分過ぎる位、充分との視座を持っています。と言うより一体化しているのを立証出来ぬでしょう。靖国神社は多分・・・) さて、A級戦犯被疑(非指定)者とされ、後に獄中から、総理になった人物に、岸信介(のぶすけ)が実在していました。 そして中選挙区制の当時、岸と(その実弟の)佐藤栄作との選挙戦は「限りなく、誹謗中傷に近い、泥仕合」だったと関係者から聴き、文献で読んだ事がある私なのです。 (選挙ではライバル関係にあったにせよ)実弟の佐藤栄作ですら、A級戦犯を罪悪視していたのであり、「A級戦犯の岸ではなく、佐藤に一票を!」と言い、選挙で当選していた時期もあった訳です。 選挙戦と言う特殊状況にせよ!「A級戦犯被疑者=悪人」と実弟ですら解していた節があるのですから、(実際に起訴された)A級戦犯なら、尚更・・・が一般人の常識的な見方であろうと、私は捉えます。 もしかしたら、法制史的側面からみたら、N03さんの指摘通りなのかもしれません。 しかし、完了形的事象の故、「覆水盆に返らず」且つ「敗戦国の故、敗軍の将、兵を語れず」も又現実と言うものではないでしょうか?
- mmky
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参考に 戦争は国家間の問題の武力的解決法ですから、良いとか悪いとかというものではありませんね。 負けたほうが裁かれるのが古来からの習慣ですね。勝てば官軍ですからね。また、侵略された方はいつまでも歴史にとどめますね。元寇の役だって800年も前の話ですがちゃんと社会の教科書にありますね。たしかフビライでしょう。中国のかたフビライを知ってますかね。東条さんは知っているかも知れませんが、フビライは知らないでしょうね。つまり、中国からすれば1級戦犯は、元寇の役のフビライみたいなものでしょうね。日本から見れば1級戦犯とはいっても普通のおじさんなんですよね。普通のおじさんをどこに祭ろうが気にしませんよね。そのような感じですね。しかし、付け加えるとすれば、日本人からも戦争の終結が遅れたことによる長崎・広島などの無駄な被害は当時の為政者に責任は取ってもらわないとという思いはありますね。戦争は始まれば終わりもあるのですね。勝ち負けは致し方ないことですが、終結も為政者の責任ですからね。それはちょっと責任あるね。
- millennium-man
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大変失礼しました、NO3です。操作を間違えて、別のURLを 示しました。訂正します。 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1372240
- millennium-man
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「日本の見方と、外国の見方」というよりイデオロギーの違い、または認識の違いといったほうがいいでしょう。首相の靖国参拝問題で決まって中国が出してくるのは「A級戦犯が祀っているから止めろ」というものです。 しかしこのA級というといかにも一番罪の重い戦犯のように思われますがそうではありません。罪の軽重ではなく罪の内容によるものです。それが証拠にA級でも死刑にならなっかたった者もいるし。B、C級でも死刑になった者もいます。重光葵は、A級戦犯として「禁固7年」の「有罪」判決を受けました。その後外務大臣にもなりました。その時に国内はもちろん外国でも問題にはなりませんでした。靖国神社を問題にしたのは中曽根首相の時、朝日新聞です。火をつけられた中国と韓国はこれ幸いとばかりに外交カードに利用してきました。 そもそも東京裁判ほど無茶苦茶で理不尽なものはありません。BCどちらか忘れましたが、ある身体障害者が死刑になりました。彼は義眼をいれており戦場から捕虜収容所にまわされた方ですが目立つ存在であったのでしょう。人定判定もいい加減なもので冤罪の可能性が強いと言われています。 「A級戦犯を分祀した方がよい」と言う意見がありますが、とんでもないことです。日本国の自主性を失うばかりでなく、中国はそれみたことかと次のカードを切ってきます。今度はB級も悪いと言ってきます。まちがいありません。胡錦濤は首相の靖国参拝はアジアの信頼を失うと言っているが、この問題で異議を唱えるのは中国と韓国だけです。悲しいことに日本の一部のメディアと少数の洗脳された人たちがいます。他の国で異議を唱える国はありません。ブッシュ大統領が靖国の参拝を申し出たのはご存知でしょうか。
- you201
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日本と外国の見方といっても色々ですよ。 日本国民内でも賛否両論で国会決議などでいろいろやりましたが、日本はサンフランシスコ講和条約第11条で「日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の他の連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾し」と裁判そのものを認めています(認めざるをえなかった?)し、現在に至るまでこれを破棄していませんので、政府の公式見解としては戦犯の名誉回復をしたわけではないということです。 外国の方でも国家レベルで極東軍事裁判を否定したというのは聞きません。個人や団体からの見直し、極東裁判の正当性を問う声は当時から出ていたとは思いますが・・・ 裁判自体、結果に対する正当性は別にして、犯罪者やその時の政府に弓を引いた犯罪者であっても祀るという日本人の生死観というか宗教観は外国の人には分かりづらいものがあると思います。お隣の中国・韓国などは反逆者や犯罪者は死後も許されることはなく、墓をあばき遺体をはづかしめることまでします。これはもう伝統と言っても良いかもしれませんが、そのような考えに沿ったなら、A級の次はB・C級の戦犯をその次は大陸での戦死者を・・・と要求がエスカレートしないとも限りません。 しかしその考えは死んだら、みな仏と考える日本人には理解しがたい考えではないでしょうか?
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確か裁判自体を否定したんじゃなかったけ
お礼
初めて知ったことばかりでした。どうしてこういうことを教えてくれないんですかね