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生分解プラスチック、FTIR
生分解性のプラスチック(脂肪族ポリエステル)の劣化(酸化など?)の状態をFTIRで測る事は可能でしょうか?生分解性のプラスチックを何日か放置しておくとすごーーくやわらかくなってしまい(餅のようです)ます。正常品と劣化品をFTIRで測った場合に違いがでるのはどこでしょうか。実は脂肪族ポリエステルの分解のしくみ?を良く知りません。分解の式がわかれば分解してできたカルボン酸の吸収が増えてるとか(適当に書いてます・・・)そういうのを見てわかるのでしょうか?そもそもこの餅のようにやわらかくなってしまうのは劣化なのでしょうか。アドバイスお願いいたします。
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ポリエステルが分解すると、1700cm-1ピーク(C=O結合)の形状や高さが変わったり、1100cm-1(OH結合)あたりのピーク高さが変わります。 このあたりはうまく測定しないと、差がわからないこともあります。 ただ数日で柔らかくなったというのは、単に吸水しているのでは、という感じもいたしますが。。。
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- p_nonoko
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劣化の程度にもよるので、FT-IRで変化を捉えられるかどうかはやってみなければわからない、というのが正解ですが、やってみられてわからないんですよね。 ということは、FT-IRよりもDSCのほうがよいのではないでしょうか?恐らくTgが変化していると思いますので。 おっしゃる変化から推定するに、ポリマー中にラジカルが残ってしまっているか、ラジカルが急速にできる要因があるように思えますが、きっと前者の気がします。(何か有機溶媒や水を吸いこむような保管でなければ、ですが)
- lespaul
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放置場所にも寄りますが、通常は土の中に埋没させて分解挙動を測定します。 土の中であれば微生物分解と土壌水による加水分解などが考えられます。 普通に屋外での放置であると、紫外線による分解が考えられます。 分解部位ですがエステル結合が優先的に開裂すると思います。 ですので、IRチャートのエステル由来のピークが無くなっていくかなって思いますが。。。
- 4500rpm
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FTIRでまず測ってみたらどうでしょうか。 スペクトルが違えば、そこから何か考察できるはずです。
お礼
ありがとうございます。いちおう劣化したものと正常なものを測って比べてみたのですが、違いがいまいちわかりません・・・。これではダメなのかもしれません・・.
お礼
ありがとうございます。放置場所は部屋の中です。ビニール袋にいれて部屋の中に置いております。夜間は電気がついております。 この場合何による劣化が考えられますでしょうか・・・。エステル結合が壊れて、エステル由来のピークが減少しているが確認してみます。エステルが壊れてカルボン酸とアルコールになる?と思ったのですが、そうすると、カルボン酸の吸収が増えますよね?